【2024】東京近郊のどんど焼き4選<br/>年始は親子でお焚き上げを体験!
更新日2024年01月19日/公開日2022年12月27日

【2024】東京近郊のどんど焼き4選
年始は親子でお焚き上げを体験!

体験する
歴史・文化を感じる
東京都狛江市、東京都台東区、ほか

「どんど焼き」とは、しめ縄、お正月飾り、破魔矢(はまや)などをお焚き上げする伝統行事。毎年、松の内(地域によって異なりますが多くは1月7日のこと)が終わった頃~1月中旬に行われます。

広い場所を要するため、都内では滅多に体験することができない神事です。

そこで今回は、東京都内&近郊で行われるどんど焼きのなかから、親子におすすめの行事を厳選。2024年度の開催内容をご紹介します。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

「どんど焼き」(とんど焼き、左義長)とは?

「令和5年初春こまえ賽の神 どんど焼き」の様子
「令和5年初春こまえ賽の神 どんど焼き」の様子

「どんど焼き」とは、しめ縄やお正月飾り、古いお札などを集めてお炊き上げをし、お正月にお迎えした歳神様(としがみさま)と一緒に空へお送りする神事です。

「左義長」(さぎちょう)や「道祖神(どうそじん)祭」「さえのかみ祭り」、「鬼火(おにび)たき」「さいと焼き」「三九郎」など、地域や神社によってさまざまな呼び名があります。

お焚き上げの火で焼いたお餅を食べると、一年間健康に過ごせると言われています。

【東京都台東区】鳥越神社 とんど焼き(2024年1月8日)

鳥越神社の「とんど焼き」
鳥越神社の「とんど焼き」

東京都台東区の「鳥越神社」では「とんど焼き」と呼ばれるお焚き上げ神事が、2024年1月8日(月・祝)に行われます。

お正月飾りやしめ縄、破魔矢(はまや)などを積み上げ、火打ち石で点火をすると、みるみる大きな炎が上がります。その周りを子供たちが囲んで「とーんど、とーんど」と言いながら、長い竹の棒で地面をたたいて周ります。

台東区の公式サイトによると、「とんど」の掛け声は、神様に関係のある尊いものを燃やすことや、火が「どんどん」燃え盛る様子が由来と言われているそうです。

子供たちのあとは、大人も参加可能です。ぜひ親子で参加してくださいね。

この行事を詳しく見る

■鳥越神社 とんど焼き
会場:鳥越神社(東京都台東区鳥越2-4-1)
開催日:2024年1月8日(月・祝)
開催時間:13:00~14:30頃
※お焚き上げをする正月飾りなどの受付は1月5日(金)~8日(月・祝)午前中まで
料金:入場無料

【東京都狛江市】令和6年初春こまえ賽の神 どんど焼き(1月14日)

過去の開催風景【画像提供:狛江市ボーイスカウト連絡協議会】
過去の開催風景【画像提供:狛江市ボーイスカウト連絡協議会】

東京都狛江市の広々とした「多摩川緑地公園」で、2024年1月14日(日)に「令和6年初春こまえ賽の神 どんど焼き」が行われます。

狛江の村々に伝承されてきた正月明けの文化伝統行事「賽の神どんど焼き」は、高度成長期時代の都市化により衰退しましたが、1988年(昭和63年)に、現在の狛江市ボーイスカウト連絡協議会が主体となり再開されました。

どんど小屋を組む子供たち【画像提供:狛江市ボーイスカウト連絡協議会】
どんど小屋を組む子供たち【画像提供:狛江市ボーイスカウト連絡協議会】

「どんど小屋」(お焚き上げのやぐら)づくりを担当するのは、市内で活動するボーイスカウトのメンバーを中心とした子供たちです。

当日は、「伊豆美神社」の宮司によるお祓いが行われ、その後お焚き上げをします。炎が落ち着いたら、お餅などを焼いて食べてもOK。

2024年は、新型コロナ感染症対策を十分に講じた上であれば、一般の参加者も各自で持参したお餅などの調理は可能です。

制服姿の勇ましいボーイスカウトの子供たちに元気をもらえるイベントですよ。

この行事を詳しく見る

■令和6年初春こまえ賽の神 どんど焼き
会場:「多摩川緑地公園」グランド脇(多摩川左岸河川敷/東京都狛江市猪方4丁目地先)
開催日:2024年1月14日(日)
開催時間:9:30~16:00
※【開会】9:30~/【おはらい】9:50~/【どんど焼き点火】10:00~/【閉会】12:00~
※閉会セレモニー後、16:00頃までに現状復帰
※お焚き上げのお飾りの受付は1月13日(土)13:00〜16:00、14日(日) 8:00〜10:00です
料金:入場無料

【埼玉県川口市】鎮守氷川神社 どんど焼き・祈願串焼納祭(2024年1月15日)

お焚き上げの様子【画像提供:鎮守氷川神社】
お焚き上げの様子【画像提供:鎮守氷川神社】

埼玉県川口市にある「鎮守氷川神社」の「どんど焼き・祈願串焼納祭」は、一年間お世話になった古神札や、正月飾りをお焚き上げして感謝するとともに、祈願串に願い事を記し、成就を祈る神事です。

例年、神事終了後は、ふるまわれたお餅を各自で御神火で焼いて頂きます。御神火で焼いたお餅を食べると、健康・除災招福・長寿延命になると信じられています。

神事の様子( 画像提供:鎮守氷川神社)
神事の様子( 画像提供:鎮守氷川神社)

2024年は、例年通り1月15日(月)に神事が執り行われ、参列も可能です。新型コロナの影響で中止されていた、お餅のふるまいも2024年は再開されますよ。

「鎮守氷川神社」では、毎月1日と15日に開催される「月次祭」(つきなみさい)でもお焚き上げを実施しています。

この行事を詳しく見る

■鎮守氷川神社 どんど焼き・祈願串焼納祭
会場:鎮守氷川神社(埼玉県川口市青木5-18-48)
開催日:2024年1月15日(月)
開催時間:19:00~21:00頃
料金:入場無料

【神奈川県横浜市】神明社 どんど焼き(2024年1月10日)

970年(平安時代中期)創建と伝えられる神奈川県横浜市の古社「神明社」では、2024年も例年通り1月10日(水)に「どんど焼き」が開催されます。

お焚き上げをしたい正月飾りなどは、1月7日(日)から当日10日(水)まで、境内のテントで受付をしています。お焚き上げの炉は20日頃まで設置されているので、10日以後も可能です。

この行事を詳しく見る

■神明社 どんど焼き 
開催日:2024年1月10日(水)
開催時間:13:00~
※お焚き上げをする正月飾りなどの受付は7日~10日まで
会場:神明社(神奈川県横浜市保土ヶ谷区神戸町107)
料金:入場無料

御神火(ごしんび)と呼ばれるお焚き上げの火に当たると風邪をひかないと言われています。家族の健康を祈りながら、参加してみてください♪

記事を書いた人

岡本ハナ

1983年フィリピン生まれ。4児(2男2女)の母。 大学在学中に読者モデルとして活動するかたわら、web制作会社でライターアシスタントとして勤務。現在は、映画や音楽などエンタメ情報、子供関連(不妊治療、発達障がい児など)をテーマに各メディアで執筆。料理下手だが、料理人の夫に感化されて料理&食育を勉強中! 多国籍料理が好き。

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。