日本三大祭り「神田祭」<br/>2024年は陰祭のみ
例大祭2024年5月15日(水) ※2024年は陰祭のため例大祭のみ

日本三大祭り「神田祭」
2024年は陰祭のみ

神田祭2023
かんだまつり
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歴史・文化を感じる
東京都千代田区

“日本三大祭”のひとつで、2年に一度行われる「神田祭」。2023年は4年ぶりの開催となり、5月11日(木)〜5月17日(水)の期間に行われます。

平安時代の衣装をまとった人々が列をなして歩く「神幸祭」(しんこうさい)や周辺のまちの人々が多数参加する「神輿宮入」(みこしみやいり)など、神田のまちが大いに活気づくお祭りです。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

「神田祭の見どころ5選」をチェック!

創建1,300年の歴史ある神田明神

「神田明神」隨神門
「神田明神」隨神門

JR中央線・総武線「御茶ノ水駅」から徒歩5分ほどのところにある、神田明神。江戸幕府から「江戸総鎮守」の称号を拝した神社で、東京十社の一社でもあります。

正式名称は「神田神社」ですが、周辺の人々からは「明神さま」と呼ばれ親しまれています。

その歴史は大変古く、730年(天平2年)、武蔵国豊島郡芝崎村(現在の東京都千代田区大手町・将門塚周辺)に入植した出雲氏族の真神田臣(まかんだおみ)が、大己貴命(おおなむちのみこと)を祖神として祀ったのが始まりだと伝えられています。

「神田明神」を詳しくチェック!

「神田祭」とは?

神田明神が執り行う伝統的な行事のひとつが「神田祭」です。

徳川家縁起の祭「神田祭」の歴史

神田大明神御祭図 歌川貞重(出典:国立国会図書館「錦絵でたのしむ江戸の名所」)
神田大明神御祭図 歌川貞重(出典:国立国会図書館「錦絵でたのしむ江戸の名所」)

神田祭の起源は明らかになっていませんが、大祭になったのは江戸時代以降であると伝えられています。

戦の前に必ず神田明神で戦勝を祈祷していた徳川初代将軍・家康が、天下統一を果たした感謝の印に社殿や神輿、祭器などを寄進しました。以来、徳川家縁起の祭として盛大に神田祭が執り行われることになったのです。

“日本三大祭”のひとつ

東京の中心地がお祭りムード一色に
東京の中心地がお祭りムード一色に

神田祭は、京都の「祇園(ぎおん)祭」、大阪の「天神祭」とともに“日本三大祭”のひとつに数えられています。

奇数年に「本祭」(ほんまつり)、偶数年に「蔭祭」(かげまつり)が行われますが、一般的には2年に一度の本祭が「神田祭」と呼ばれていて、多くの人々でにぎわいます。

見どころは「神幸祭」と「神輿宮入」

数日間にわたって開催される神田祭ですが、特に見どころなのは「神幸祭」と「神輿宮入」です。

神田祭のメイン神事「神幸祭」

絢爛(けんらん)豪華な行列が楽しめる「神幸祭」
絢爛(けんらん)豪華な行列が楽しめる「神幸祭」

神幸祭では、ご祭神が乗る「一の宮鳳輦」(いちのみやほうれん)、「二の宮神輿」、「三の宮鳳輦」の3基が秋葉原の電気街や丸の内・大手町のオフィス街を巡行します。

平安時代の衣装をまとった人々や、さまざまな曳き物が、全長500mの行列をなし、まちを練り歩きます。その様子は、絢爛豪華な時代絵巻のようです。

「神輿宮入」で“神田っ子”のエネルギーを体感!

熱気に包まれる「神輿宮入」
熱気に包まれる「神輿宮入」

その翌日に行われるのが神輿宮入です。周辺のまちから、例年およそ100基の神輿が担ぎ出され、神田明神へと向かいます。ねじり鉢巻きと法被(はっぴ)姿の人々が掛け声を上げながら神輿を担ぎ、まち中が熱気に包まれます。

また、宮入りの期間中は神田明神の参道や境内にたくさんの屋台が並びます。子供と一緒に屋台グルメを味わいながら迫力ある神輿を楽しみましょう。

2023年の「神田祭」は?

過去開催時の様子
過去開催時の様子

氏子の各町会から約200基の神輿が登場するほか、5月13日(土)の夕方には約20年ぶりに 魚河岸(うおがし)会の水神神輿宮入参拝も予定されるなど、盛大に行われます。

開催スケジュールは以下の通りです。

■「神田祭」2023年の日程
5月11日(木)19時:鳳輦神輿遷座祭
5月12日(金)夕刻:氏子町会神輿神霊入れ
5月13日(土)終日:神幸祭(神田、日本橋、大手・丸の内、秋葉原巡行)
5月14日(日)終日:神輿宮入
5月16日(火)11時:表千家家元奉仕献茶式/18時:明神能・幽玄の花(金剛流薪能)
5月17日(水)14時:例大祭

宮入りの2日間は交通規制あり

出典:神田祭特設サイト
出典:神田祭特設サイト

5月13日(土)15〜21時および5月14日(日)の8〜21時は、神田明神付近の道路に車両交通規制が敷かれます。周辺の道路も混雑するので公共交通機関を使っての来場がおすすめです。

とりっぷノート★お祭りとあわせて参拝も!

神田明神のご祭神である少彦名命は、医薬健康、病気平癒のご利益がある神様。お祭りを見物する前、もしくは楽しんだあとに、家族の健康を祈念したいですね。(いこーよとりっぷライター:宇都宮薫)

記事を書いた人

宇都宮薫

多摩美術大学卒業。編プロ勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターとして活動。雑誌・ウェブメディアなどへの執筆のほか、書籍(ビジネス書・実用書・コミックエッセイ等)の編集・構成を手掛ける。得意ジャンルは生活情報全般、出産育児、健康、おでかけ、グルメなど。趣味は地図を見ること、まち歩き、絵を描くこと♪

イベント基本情報

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
イベント名神田祭2023
ふりがなかんだまつり
主催者名神田明神
開催期間例大祭2024年5月15日(水) ※2024年は陰祭のため例大祭のみ
開催スポット神田明神および周辺
住所東京都千代田区外神田2-16-2、ほか
電話番号03-3254-0753
料金無料
アクセス【車】首都高速1号上野線・上野ICより約3分
【電車】JR中央線、総武線「御茶ノ水駅」聖橋口から徒歩で約5分/JR京浜東北線、山手線「秋葉原駅」電気街口から徒歩で約7分/東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水駅」1番口から徒歩で約5分/東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」B1出入口から徒歩で約5分/東京メトロ銀座線「末広町駅」から徒歩で約5分/東京メトロ日比谷線「秋葉原駅」から徒歩で約7分
駐車場 周辺にコインパーキングあり
駐車場周辺にコインパーキングあり
備考【交通情報】神田祭の期間中は公共交通機関での来場がおすすめです
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公開日2023年05月01日/更新日2024年05月14日