浅草名物の篭あじさいはここだけ！
江戸伝統のほうろく灸で健康祈願

酉の市で有名な東京・浅草の長國寺で、2024年6月15日（土）・16日（日）に「第21回いきいきあじさい祭」（いきいきあじさい祭2024）が開催されます。

浅草名物、“竹の吊り篭（つりかご）入りあじさい”が販売されるほか、全国から集まったさまざまなあじさいを鑑賞できます。

おもちゃすくいや射的などの出店は子供から大人気！ 　お灸の体験など江戸の文化も楽しめますよ。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

「上野・浅草周辺の夏祭り」まとめはこちら！

「東京下町のあじさい名所＆穴場」をチェック！

「浅草 酉の寺」として親しまれる長國寺で開催

会場となる長國寺は、江戸時代初期の1630年（寛永7年）に開山して以来、「浅草酉の市発祥の寺」として、開運招福や商売繁盛を願う酉の市を開催しています。

その長國寺で、「夏のお酉さま」と銘打って行われるのが「あじさいまつり」です。

あじさいを見て、買って、自宅で育てよう！

珍しいあじさいがズラリと並びます

会場では、「日本一のあじさい図鑑」と題して、全国から集まった多彩な品種を展示。花の種類は毎年変わりますが、例年約100種のあじさいが見られます。

希少な品種も多く、そのユニークなネーミングを読み上げるだけでも親子の会話がはずみそう。

梅雨のひととき、気分がパッと明るくなるあじさいのお花見を満喫しましょう。

「篭あじさい」が買えるのはこのお祭りだけ！

篭あじさい（1鉢1,500円～）

会場では、紫、ピンク、白など色鮮やかなあじさいの鉢植えが、竹製の吊り篭入りのかわいい形状で販売されています。

お気に入りのあじさいを買って親子で育てるのもおすすめ。

毎年、梅雨の頃の開花が待ち遠しくなりますね。

「東京下町のあじさい名所＆穴場」をチェック！

子供たちが大興奮！たくさんの出店も

小さな子供も楽しめるスーパーボールすくい

期間中は境内にたこ焼きなどの屋台、ヨーヨー釣りや射的などの出店が並び、子供と一緒に楽しむことができます。

「甘茶香」をうけて身体健全、無病息災を祈ろう

「甘茶香」には癒し効果も！

本堂前では、アマチャアジサイの葉が練りこまれた「甘茶香」（あまちゃこう）を焚いています。すがすがしい香りを受けて、無病息災と身体清浄を祈ってみませんか？

江戸の町人気分で健康に!?「ほうろく灸祈祷会」

ほどよい熱さで気持ちいい！　終わったあとはスッキリします

本堂では、経文が入ったほうろく（素焼きの平たい土鍋）とお札を頭にのせ、百会（ひゃくえ）と呼ばれるツボを温灸する「ほうろく灸祈祷会」が開催されます。

「ほうろく灸」は暑気を封じることができるといわれ、江戸時代から伝わる健康法のひとつ。

年齢制限はなく、お経を唱えている約20分間、ほうろくを頭の上にのせることができる子供であれば参加できます。

体験できるのは、「いきいきあじさい祭」の期間中のみ！　事前予約は不要で、本堂入口で申し込めば参加できます。気軽に体験できるのがうれしいですね。

祈祷料は1人2,000円です。

かわいいあじさいの守は、紫、水色、赤の全3色

参加者は、ご祈祷のあと、身体健全の「あじさい守と木札」を受けます。ひとつ500円でいただくこともできます。

夏バテ予防の「薬膳きゅうり汁」がふるまわれる！

お出汁のいい香りがする「薬膳きゅうり汁」

特注した特大のきゅうりを、昆布と椎茸だけの精進だしで炊いた「薬膳きゅうり汁」は、夏バテ予防にぴったり！　

生姜をきかせた薄葛（うすくず）仕立ての温かい汁もので、暑い時期に食べると、より薬効があるとされています。

記事を書いた人

岡本ハナ

1983年フィリピン生まれ。4児（2男2女）の母。 大学在学中に読者モデルとして活動するかたわら、web制作会社でライターアシスタントとして勤務。現在は、映画や音楽などエンタメ情報、子供関連（不妊治療、発達障がい児など）をテーマに各メディアで執筆。料理下手だが、料理人の夫に感化されて料理＆食育を勉強中！　多国籍料理が好き。