2022日本の伝統と風流が息づく<br/>上野・浅草周辺の夏祭り&行事7選
公開日2022年06月03日/更新日2022年06月24日

2022日本の伝統と風流が息づく
上野・浅草周辺の夏祭り&行事7選

体験する
歴史・文化を感じる
東京都台東区、ほか

東京都台東区の上野・浅草周辺は、江戸時代から続く伝統的なお祭りや季節感のあるイベントが数多く残るエリアです。

一年を通して趣向を凝らした催しがありますが、とくに夏は親子におすすめのイベントが目白押し。

美術館や博物館も多く、あわせておでかけすれば一石二鳥! 下町情緒や風情を感じながら芸術や文化にも触れられますよ。

上野周辺エリアで伝統文化体験&まち歩き

鳥越神社大祭(蔵前・浅草橋/2022年6月9日~12日)

写真提供:台東区
写真提供:台東区

1,370年以上の歴史を持つ「鳥越神社」では、毎年6月初旬に「鳥越神社大祭(鳥越まつり)」が開催されます。

メインとなるのが、東京一重いといわれる本社神輿(千貫神輿:せんがんみこし)の渡御(とぎょ/神輿が進むこと)。

約4トンの神輿を、各町会が引き継ぎながら担ぐ様子は迫力満点です。

写真提供:台東区
写真提供:台東区

朝出発した神輿は1日かけて各町会を巡り、夕方、提灯を灯しながら宮入りします。その光景は「鳥越の夜祭り」と言われ、とても幻想的。


2022年は、新型コロナウイルス感染症の影響により、本社神輿および町会神輿を担いでの渡御は開催しませんが、本社神輿の曳き台渡御を実施。

例年通り、祭りの土日には境内に露店が約230軒並ぶ予定です。

※内容が変更になる可能性があります

写真提供:台東区
写真提供:台東区

会場の「鳥越神社」は、都営大江戸線・浅草線の「蔵前駅」から徒歩で約6分。蔵前通り沿いにあります。

近くにはおしゃれなカフェが多く、隅田川沿いは「隅田川テラス」として整備されています。気持ちの良い景色が広がり、お散歩におすすめのエリアです。

■鳥越神社大祭
開催期間:2022年6月9日(木)~12日(日)
※本社神輿曳き台渡御は、12日(日)7:30発輿式/20:00還輿式
会場:鳥越神社

長國寺 いきいきあじさい祭り(浅草・入谷・三ノ輪/2022年6月18日~19日)

カゴに入った色とりどりのあじさいの販売のほか、全国から集められためずらしいあじさいが展示され、あじさいのお花見を楽しめる夏祭りです。

会場の「長國寺」は江戸時代に開山し、「浅草酉の寺」の名で親しまれるお寺。

浅草エリアの北側に位置し、「浅草駅」と東京メトロ日比谷線「入谷駅」「三ノ輪駅」の各駅から徒歩8分ほどです。

「いきいきあじさい祭り」では、江戸時代から伝わる伝統的な健康法である「ほうろく灸祈祷会」を体験できます。

これは、頭上のツボにお灸をしながらご祈祷を受け、暑気(夏バテ)封じを願うものです。

例年、さっぱりとした「薬膳きゅうり汁」が無料でふるまわれるほか、境内には露店も並びます。

おでかけが億劫になりがちな梅雨の季節ですが、この時期ならではの過ごし方を発見できますよ。

※2022年は「薬膳きゅうり汁」のふるまいはありません

■長國寺 いきいきあじさい祭り
開催期間:2022年6月18日(土)、19日(日)
会場:長國寺

浅草神社 夏詣(浅草/2022年6月30日~7月7日)

台東区浅草で「三社様」として親しまれる「浅草神社」から始まり、全国に広まりつつある日本の新しい風習、「夏詣(なつもうで)」

大晦日の「年越の大祓」と、新年の初詣から約半年が経つ6月30日の「夏越の大祓」から7月初旬にかけて、この半年間の無事に感謝し、年末までの平穏を祈るため神社・仏閣をお詣りします。

「浅草神社」では、例年6月30日を前夜祭、7月7日を七夕祭と題して、その期間中にさまざな神事やイベントを実施。

茅(ちがや)という草で編んだ輪を左回り、右回り、左回りと八の字に通って穢れをはらう「茅の輪くぐり」。台東区内では「浅草神社」のほか、「鳥越神社」「榊神社」「須賀神社」「小野照崎神社」「矢先稲荷神社」などで行われています(写真提供:台東区)
茅(ちがや)という草で編んだ輪を左回り、右回り、左回りと八の字に通って穢れをはらう「茅の輪くぐり」。台東区内では「浅草神社」のほか、「鳥越神社」「榊神社」「須賀神社」「小野照崎神社」「矢先稲荷神社」などで行われています(写真提供:台東区)

屋台が並ぶ縁日や七夕飾り、茅という草で編んだ輪をくぐって無病息災を願う「茅の輪くぐり」など、日本の文化を楽しみながら学べるコンテンツが充実しています。

境内には光り輝く「天の川」も
境内には光り輝く「天の川」も

さらに、ほんのりと灯りがともる「竹参道」や、ひとつずつ想いを込めた光る石が輝く「天の川」など、夜には境内が幻想的な雰囲気に一変!

※2022年は規模を縮小して開催

■浅草神社「夏詣」
開催期間:2022年6月30日~7月7日
会場:浅草神社

下町七夕まつり(上野・浅草・入谷/例年7月7日前後の5日間・2022年開催中止)

写真提供:台東区
写真提供:台東区

例年、七夕の前後に、5日間にわたって開催される「下町七夕まつり」。

七夕飾りやパレード、路上パフォーマンス、模擬店などでにぎわう地元商店街のお祭りです。

写真提供:台東区
写真提供:台東区

会場は上野と浅草をつなぐ「かっぱ橋本通り」

つくばエクスプレス「浅草駅」から徒歩で約3分、JR「上野駅」と東京メトロ日比谷線「入谷駅」、東京メトロ銀座線「田原町駅」「稲荷町駅」から徒歩で約5分です。

上野方面から歩くと真正面に東京スカイツリーが見え、近くには食の専門店が集まる個性豊かな「かっぱ橋道具街」もあります。

写真提供:台東区
写真提供:台東区

メインイベントが開催される土曜と日曜は、通りが歩行者専用となり、地元商店による模擬店がずらりと並んで大にぎわい。

写真提供:台東区
写真提供:台東区

その真ん中を「阿波踊り」や「佐渡おけさ」などを踊るグループが、次々とパフォーマンスを披露しながら練り歩く様子は圧巻です。

入谷朝顔まつり(入谷/例年7月6日~8日・2022年開催中止)

写真提供:台東区
写真提供:台東区

例年、7月6日~8日の3日間に約40万人が訪れるという「入谷朝顔まつり」。「入谷鬼子母神」前の言問通りに、約60軒の朝顔業者と90軒の露店が並びます。


江戸時代後期から明治時代にかけて、“朝顔の名所”として人気のあったこの地域で、第2次世界大戦後に復活した、江戸情緒豊かな夏の風物詩です。

写真提供:台東区
写真提供:台東区

朝顔は、朝日とともに開花する花。そのため「入谷朝顔まつり」は朝の5時からスタート! いつもより少し早起きして、お散歩しながら朝顔見物を楽しんでみては。

また、正午から夜にかけては歩行者天国になり、屋台グルメも楽しめます。

写真提供:台東区
写真提供:台東区

会場は、東京メトロ日比谷線「入谷駅」から徒歩2分ほどとアクセス良好。言問通りの浅草方面にスカイツリーが見える場所もあります。

2022年は、新型コロナウイルス感染症の影響で開催中止が決定していますが、オンラインで朝顔の通信販売が行われます。

また、2022年7月1日(金)〜15日(水)の10時から16時まで、境内では朝顔守りの授与が行われる予定です(数量限定、なくなり次第終了)。

※2022年は開催中止

■入谷朝顔まつり
開催期間: 例年7月6日~8日の3日間開催
会場:入谷鬼子母神(真源寺)およびその周辺(言問通り)

四万六千日・ほおずき市(浅草/2022年7月9日~10日)

写真提供:浅草寺
写真提供:浅草寺

江戸時代から続く夏の風物詩「四万六千日(しまんろくせんにち)・ほおずき市」。

その日に参拝すると一生分の功徳が得られるという「四万六千日」=毎年7月10日とその前日に浅草寺で開催されます。

この2日間は、浅草「浅草寺」の境内に「ほおずき屋」がずらりと並び、たくさんの出店とともに夜遅くまでにぎわいます。

また、例年、ほおずきと一緒に風鈴も展示販売され、涼やかな音色を響かせます。

写真提供:台東区
写真提供:台東区

一年を通してにぎやかな「浅草寺」周辺には、「花やしき」や「仲見世」など、親子で楽しめる観光名所もたくさんありますよ。

※2022年は規模を縮小して開催予定

■四万六千日・ほおずき市
開催期間:2022年7月9日(土)、10日(日)
会場:浅草寺

谷中圓朝まつり(谷中/例年8月1日~31日)

幕末から明治にかけて活躍した落語家、三遊亭圓朝(さんゆうていえんちょう)の墓所がある「全正庵」では、毎年8月の1カ月間、「谷中圓朝まつり」を開催しています。

メインとなるのが、圓朝が生前に集めた“幽霊画”の特別展示です(拝観料500円)。

怪談や人情話を得意とした三遊亭圓朝は、「牡丹燈籠(ぼたんどうろう)」「真景累ケ淵(しんけいかさねがふち)」「死神」などの名作落語を創作した人物。

創作の参考にするため収集したという幽霊画が「全正庵」に所蔵されています。一般公開されるのはこの時期だけなので、お見逃しなく!


ほかにも、例年の期間中は落語に関するさまざまなイベントが開催されます。

とくに圓朝の命日である8月11日には法要が行われ、社団法人落語協会の噺家さんたちによる奉納落語会が開催されたことも。


「全生庵」は、東京メトロ千代田線「千駄木駅」から徒歩で約5分。

懐かしい雰囲気が人気の「谷根千」エリアにあり、昭和レトロなまち並みにグルメの店が並ぶ「谷中銀座商店街」もすぐ近く。

お散歩や食べ歩きとあわせて1日楽しめますよ。

※2022年は6月3日現在、開催未定

谷根千の親子向けまち歩き記事をチェック!

「谷中銀座商店街」の食べ歩き記事をチェック!

■谷中圓朝まつり
開催期間:例年8月11日の直前の日曜
会場:全生庵

夜空の下で見る大きなねぶたや、大勢の人が担ぐ神輿の迫力は、とても印象的で子供の心に残るはず。昔ながらの伝統を肌で感じられる上野・浅草周辺の夏祭りに、ぜひ親子でおでかけしてみてはいかがでしょうか。

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