浅草で伝統行事「灯籠流し」を体験
ゆらゆら灯る幻想的な光景に感動!
ご先祖様の魂を弔うため、お盆の時期に海や川に灯籠を流す日本の伝統行事「灯籠流し」。東京都墨田区と台東区では、連携事業として毎年8月中旬に「隅田川とうろう流し」を行っています。
2024年8月10日(土)に開催される「隅田川とうろう流し」を台東区浅草側で実施されるイベントの様子を中心に紹介します。
墨田区・台東区が協力して行う「隅田川とうろう流し」の歴史
関東大震災や東京大空襲などで隅田川でなくなった方の霊を弔うために始まった「隅田川とうろう流し」。
1946年(昭和21年)に浅草で行われた復興祭の際、行列をなした親族たちが隅田川の川岸から灯籠を流したことをきっかけに、毎年約3,000個もの灯籠を流すようになったのだとか。
花火の打ち上げや、消防庁による吹奏演奏も行なわれ、国際的なニュース報道もされるほど盛況でしたが、隅田川の防潮堤の整備をするため1965年(昭和40年)を最後に中止となりました。
そして、隅田川沿岸の親水テラスやスロープ整備が整った2005年、浅草観光連盟が40年ぶりに「流灯会」(りゅうとうえ)を実施。
2018年以降は、隅田川を挟む墨田区と台東区浅草の連携事業として行われるようになりました。メイン会場となる隅田川の両岸に、多くの地元住民や観光客が集まり、にぎわいを見せています。
2024年は、隅田川の両岸から合わせて5,000個の灯籠を流します。
「隅田川とうろう流し」は事前購入がおすすめ!
イベント当日は吾妻橋西詰の「隅田公園」入口付近にある特設テントで、灯籠を販売します。数に限りがあるため、当日購入を予定している親子は、お早めにどうぞ。
また、公式サイトで事前購入も可能です。購入時の密を避けられるだけでなく、自宅でじっくり灯籠を組み立てられるのもうれしいですね。
墨田区側から灯籠を流す場合は、受付が異なるのでご注意を!
本イベントは墨田区と台東区浅草の共同イベントのため、それぞれ受付が異なります。
墨田区が用意している灯籠も、ネット販売のほか、事前直売(コネクトすみだ[のれん]、コネクトすみだ[まち処]、墨田区観光協会事務局にて)や当日販売も行っています。
■「隅田川とうろう流し(墨田区側)」概要
開催日:2024年8月10日(土)
※浅草側と同日開催
時間:当日販売・受付15:00~、式典18:30~、灯籠流し18:45~20:15
会場:墨田区役所前うるおい広場
料金(灯籠1挺):ネット販売1,720円、事前直売1,500円、当日販売2,000円
2つの区にわたり開催される灯籠流し。東京下町で風情ある夏夜の体験をしてみませんか。
とりっぷノート★より楽しむためのポイント
当日の灯籠購入は数に限りがあるため、インターネットでの事前購入がおすすめですよ。自宅で子供と一緒にじっくり作れるのもいいですね。(いこーよとりっぷライター・岡本ハナ)
記事を書いた人
岡本ハナ
1983年フィリピン生まれ。4児(2男2女)の母。 大学在学中に読者モデルとして活動するかたわら、web制作会社でライターアシスタントとして勤務。現在は、映画や音楽などエンタメ情報、子供関連(不妊治療、発達障がい児など)をテーマに各メディアで執筆。料理下手だが、料理人の夫に感化されて料理&食育を勉強中! 多国籍料理が好き。
イベント基本情報
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イベント名 | 隅田川とうろう流し 浅草側(2024年) |
ふりがな | すみだがわとうろうながし |
主催者名 | 浅草観光連盟 |
開催期間 | 2024年8月10日 |
開催時間 | 当日販売・受付14:00~18:00頃 (灯籠が無くなり次第終了) 式典・流し初め18:30~18:45 灯籠流し18:45~20:15 |
開催スポット | 隅田川 吾妻橋~言問橋 |
住所 | 東京都台東区東京都台東区花川戸1丁目 |
料金 | 灯籠1,720円 |
アクセス | 東京メトロ銀座線「浅草駅」から徒歩で約5分、東武スカイツリー「浅草駅」から徒歩で約5分、都営地下鉄浅草線「浅草駅」から徒歩で約7分 |
駐車場 | 駐車場なし |
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