浅草で伝統行事「灯籠流し」を体験<br/>ゆらゆら灯る幻想的な光景に感動!
2023年8月12日

浅草で伝統行事「灯籠流し」を体験
ゆらゆら灯る幻想的な光景に感動!

隅田川とうろう流し 浅草側(2023)
すみだがわとうろうながし2023
体験する
歴史・文化を感じる
東京都台東区

ご先祖様の魂を弔うため、お盆の時期に海や川に灯籠を流す日本の伝統行事「灯籠流し」。東京都墨田区と台東区では、連携事業として毎年8月中旬に「隅田川とうろう流し」を行っています。

2023年は8月12日(土)に開催される「隅田川とうろう流し」を台東区浅草側で実施されるイベントの様子を中心に紹介します。

※2022年は8月13日に予定されていましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止が決定しました

(トップ画像提供:浅草観光連盟 365ASAKUSA)

「上野・浅草の夏祭り&伝統行事」をチェック!

墨田区・台東区が協力して行う「隅田川とうろう流し」の歴史

写真提供:台東区
写真提供:台東区

関東大震災や東京大空襲などで隅田川でなくなった方の霊を弔うために始まった「隅田川とうろう流し」。

1946年(昭和21年)に浅草で行われた復興祭の際、行列をなした親族たちが隅田川の川岸から灯籠を流したことをきっかけに、毎年約3,000個もの灯籠を流すようになったのだとか。

花火の打ち上げや、消防庁による吹奏演奏も行なわれ、国際的なニュース報道もされるほど盛況でしたが、隅田川の防潮堤の整備をするため1965年(昭和40年)を最後に中止となりました。

「関東の灯籠流しまとめ」はこちら!

祈りと願いをこめた灯籠を流す様子(写真提供:浅草観光連盟 365ASAKUSA)
祈りと願いをこめた灯籠を流す様子(写真提供:浅草観光連盟 365ASAKUSA)

そして、隅田川沿岸の親水テラスやスロープ整備が整った2005年、浅草観光連盟が40年ぶりに「流灯会」(りゅうとうえ)を実施。

写真提供:浅草観光連盟 365ASAKUSA
写真提供:浅草観光連盟 365ASAKUSA

2018年以降は、隅田川を挟む墨田区と台東区浅草の連携事業として行われるようになりました。メイン会場となる隅田川の両岸に、多くの地元住民や観光客が集まり、にぎわいを見せています。

「隅田川とうろう流し」は事前購入がおすすめ!

灯籠流しの受付(写真提供:浅草観光連盟 365ASAKUSA)
灯籠流しの受付(写真提供:浅草観光連盟 365ASAKUSA)

イベント当日は吾妻橋西詰の「隅田公園」入口付近にある特設テントで、灯籠を販売します。数に限りがあるため、当日購入を予定している親子は、お早めにどうぞ。

また、公式サイトで事前購入も可能です。購入時の密を避けられるだけでなく、自宅でじっくり灯籠を組み立てられるのもうれしいですね。

灯籠流しができるクルーズ船も人気

スカイツリーと灯籠(写真提供:台東区)
スカイツリーと灯籠(写真提供:台東区)

例年、本イベント開催日には「隅田川とうろう流しクルーズ」も運航されます。

乗船場は、東京メトロ銀座線「浅草駅」から徒歩で約1分とアクセス良好です。

船から見る灯籠流し
船から見る灯籠流し

例年クルーズに使われるのは「道灌」(どうかん)などの大きな船。

灯籠やペンなども用意されているため、事前準備は不要です。

浅草の乗船場から出航後は、吾妻橋と東武鉄橋の間、川の中央付近に停泊し、船の後部デッキから特設スロープを使って灯籠を流します。

写真提供:浅草観光連盟 365ASAKUSA
写真提供:浅草観光連盟 365ASAKUSA

通常のクルーズとは異なり、灯籠を流したあとも停泊するため、幻想的な景色の余韻に浸れますよ。

毎年人気のクルーズイベントなので、早めの予約がおすすめです。

■「隅田川とうろう流しクルーズ」概要
開催日時:例年8月中旬のイベント当日
※2023年7月31日時点で2023年の運航は未定です
※公式サイトからの予約制

公式サイト(予約)はこちら!

墨田区側から灯籠を流す場合は、受付が異なるのでご注意を!

墨田区側の灯籠流しの様子
墨田区側の灯籠流しの様子

本イベントは墨田区と台東区浅草の共同イベントのため、それぞれ受付が異なります。

墨田区が用意している灯籠の数は、例年1,000個です。数に限りがあるので、「墨田区体験予約サイト aday in SUMIDA」や、や、「両国観光案内所」など墨田区内にある施設で事前に購入するのがおすすめですよ。

■「隅田川とうろう流し(墨田区側)」概要
開催日:2023年8月12日(土)
※浅草側と同日開催
時間:当日販売・受付15:00~、式典・流し初め18:30~、灯籠流し18:45~20:15
会場:墨田区役所前うるおい広場
料金:灯籠1,500円

2つの区にわたり開催される灯籠流し。東京下町で風情ある夏夜の体験をしてみませんか。

とりっぷノート★より楽しむためのポイント

当日の灯籠購入は数に限りがあるため、インターネットでの事前購入がおすすめですよ。自宅で子供と一緒にじっくり作れるのもいいですね。(いこーよとりっぷライター・岡本ハナ)

記事を書いた人

岡本ハナ

1983年フィリピン生まれ。4児(2男2女)の母。 大学在学中に読者モデルとして活動するかたわら、web制作会社でライターアシスタントとして勤務。現在は、映画や音楽などエンタメ情報、子供関連(不妊治療、発達障がい児など)をテーマに各メディアで執筆。料理下手だが、料理人の夫に感化されて料理&食育を勉強中! 多国籍料理が好き。

イベント基本情報

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
イベント名隅田川とうろう流し 浅草側(2023)
ふりがなすみだがわとうろうながし2023
主催者名浅草観光連盟
開催期間2023年8月12日
開催時間当日販売・受付14:00~
式典・流し初め18:30~18:45
一般灯籠流し18:45~20:15
開催スポット隅田公園親水テラス吾妻橋両岸
住所東京都台東区東京都台東区花川戸1丁目
料金灯籠1,500円
アクセス東京メトロ銀座線「浅草駅」から徒歩で約5分、東武スカイツリー「浅草駅」から徒歩で約5分、都営地下鉄浅草線「浅草駅」から徒歩で約7分
駐車場駐車場なし
公式URL公式URLはこちら
関連URL
公開日2022年07月27日/更新日2023年08月08日