自然の奇跡「白川湖の水没林」開幕
カヌーと気球で幻想絶景を楽しもう

山形県飯豊町の白川湖で、春の2カ月間だけ姿を現す「水没林」が、2025年3月下旬から開幕します。

雪解け水が白川湖に流れ込むことで生まれる幻想的な光景を、カヌーツアーや気球フライトで楽しむことができます。

奇跡の絶景「水没林」とは？

白川湖の水没林は、日本百名山の飯豊連峰からの雪解け水が湖に流れ込み、シロヤナギの木々が水中から生えているように見える神秘的な風景です。この光景は春の約2カ月間だけ見ることができる貴重な自然現象です。

見どころは大きく二つの時期に分かれています。3月下旬～4月中旬は「白の水没林」と呼ばれ、芽吹く前のシロヤナギと湖岸の残雪が作り出す静寂の白い世界が広がります。

4月中旬～5月下旬は「緑の水没林」となり、芽吹き始めたシロヤナギと輝く緑色の湖面が、さわやかな春の風景を演出します。

「白川湖の水没林」を詳しくチェック！

家族で楽しめる多彩なアクティビティ

カヌーツアーで水上から楽しむ水没林

いいでカヌークラブが提供するカヌーツアーでは、水上から間近に水没林を楽しむことができます。2025年は4月11日（金）～5月18日（日）まで開催され、新たに本格的に漕ぎを楽しめる「カナディアンコース」も新設されます。

空から眺める気球フライト体験

気球フライト体験は例年より開催日を大幅に拡充し、3月23日（日）・30日（日）、4月6日（日）・13日（日）、5月19日（月）の計5日間、に実施。湖上に広がる水没林の美しい風景を空から楽しめる特別な機会となります。

アクセス情報と注意点

白川湖へは、東北新幹線米沢駅・高畠駅・赤湯駅から車で45分、JR米坂線手ノ子駅から車で20分、東北中央自動車道南陽高畠ICから赤湯バイパス経由で40分でアクセスできます。

ただし現在、白川湖につながる県道4号線が落雪の影響で通行止めとなっており、川西町側の「菅沼峠」経由での通行となっています。お出かけの際は時間に余裕を持って計画しましょう。

水没林は5月下旬ごろから徐々に水位が下がり、通常の林に戻るため、この貴重な自然現象を見られるのは期間限定です。空と水の両方から楽しめる白川湖の水没林へ、春のおでかけプランとして訪れてみてはいかがでしょうか。