氷柱が入ったプールで健康を祈願!<br/>鐵砲洲稲荷神社の新年伝統行事
毎年1月第2日曜日

氷柱が入ったプールで健康を祈願!
鐵砲洲稲荷神社の新年伝統行事

第68回寒中水浴大会「寒中禊・疫病退散祈願祭」(2023年)
だい68かいかんちゅうすいえいたいかいかんちゅうみそぎ・やくびょうたいさんきがんさい
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東京都中央区

東京都中央区にある「鐵砲洲(てっぽうず)稲荷神社」では、2023年1月8日(日)に「第68回寒中水浴大会『寒中禊・疫病退散祈願祭』」が行われます。

寒空の下、気合を入れて冷たい水に入水する参加者らから元気を分けてもらいましょう!

※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、一部変更する可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

「寒中水浴大会『寒中禊・疫病退散祈願祭』」とは?

鐵砲洲稲荷神社では、毎年1月の第2日曜に境内で「寒中水浴大会(寒中禊)」を開催しています。

鐵砲洲稲荷神社の「寒中禊」は、故・中川正光名誉宮司が1955年(昭和30年)から始めたもの。氏神様の御前で冷たい水に心身を沈め清めて感謝の気持ちを表し、自分自身と家族が健康で過ごせることを祈念する行事です。

現在では、中央区の新年の風物詩として多くの人に知られています。

また、新型コロナウイルス感染症などの流行がおさまることを願い、「疫病退散祈願祭」も同時に開催しています。

船を漕ぐ動作で体を温め、氷柱入りプールへ入水!

まずは、鐵砲洲稲荷神社のまわりをぐるりと一周走って体を温めます。

参加者全員がお祓いを受けたあとは、和歌を唱えながら櫓(ろ)で船を漕ぐ動作をする「鳥船」(とりふね)、下っ腹に力を入れて雄叫びを上げる「雄健」(おたけび)、二本の指で邪気を斬る動作をする「雄詰」(おころび)などの行事を行います。これらは、身体の邪気を発散させ、心と霊魂を浄化統一する作法です。

巨大プールの中に大きな氷柱を投入!
巨大プールの中に大きな氷柱を投入!

直径5m、深さ0.8mの巨大なプールには、約135kgもの氷柱2本が設置されていて、見るからに冷たそうです。

頭には白鉢巻き、男性はふんどし、女性は白衣の姿で入水(にゅうすい)していきます。凍てつく寒さの1月に氷入りのプールに入水する姿にはドキドキさせられます。

2023年の「寒中水浴大会」は?

2022年(令和4年)の寒中水浴大会は、密を避けマスク姿で入水
2022年(令和4年)の寒中水浴大会は、密を避けマスク姿で入水

2023年の寒中水浴大会は、新型コロナウイルス感染症防止の観点から、密を避けるために入水の一般参加者募集はなく、鐵砲洲稲荷神社弥生会会員および関係者のみで行います。

観客は境内に入ることができますが、コロナウイルス感染症の流行次第では変更になる可能性があります。

とりっぷノート!子供に教えたい豆知識

「鐵砲洲」という変わった地名は、京橋川と隅田川に合流する細長い洲が鉄砲の形をしていたことに由来するそうです。(いこーよとりっぷライター・宇都宮薫)

記事を書いた人

宇都宮薫

多摩美術大学卒業。編プロ勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターとして活動。雑誌・ウェブメディアなどへの執筆のほか、書籍(ビジネス書・実用書・コミックエッセイ等)の編集・構成を手掛ける。得意ジャンルは生活情報全般、出産育児、健康、おでかけ、グルメなど。趣味は地図を見ること、まち歩き、絵を描くこと♪

イベント基本情報

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
イベント名第68回寒中水浴大会「寒中禊・疫病退散祈願祭」(2023年)
ふりがなだい68かいかんちゅうすいえいたいかいかんちゅうみそぎ・やくびょうたいさんきがんさい
主催者名鐵砲洲稲荷神社(行事運営は鐵砲洲稲荷神社予弥生会)
開催期間毎年1月第2日曜日
開催時間10:45頃~諸注意、11:00~禊行開始
開催スポット鐵砲洲稲荷神社
住所東京都中央区湊1-6-7
電話番号03-3551-2647
料金入場無料
アクセス【電車】JR京葉線・東京メトロ日比谷線「八丁堀」駅より徒歩で約5分
【バス】都営バス東15(東京駅八重洲口~深川車庫)乗車、バス停「鉄砲洲」下車すぐ
駐車場駐車場なし
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公開日2022年12月11日/更新日2022年12月23日