極上あんみつ＆限定メニューに舌鼓
上野散策で必ず立ち寄りたい老舗

東京都台東区上野の「あんみつ みはし 上野本店」は、1948年に創業した老舗の甘味処。「いこーよとりっぷ」の編集スタッフにもファンが多い名店です。

戦後間もない頃から上野のまちを見守ってきたこのお店。季節を問わず、訪れる人たちを温かなお茶で優しくもてなしてくれます。

「上野恩賜公園」の向かいにあるので、親子で動物園や博物館におでかけしたときに、ぜひ立ち寄ってみてください。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください

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名物はあんみつ！親子3代に愛される名店

「あんみつ みはし 上野本店」

JR「上野駅」不忍口から徒歩で約3分。「あんみつ みはし 上野本店」（以下、みはし）は、上野のまちでとりわけ賑やかな上野中央通りにあります。

看板メニューはバリエーション豊富なあんみつ。お汁粉やおぞうにといった温かいメニューも揃い、親子3代に渡って通うファンも多い老舗です。

戦争の傷が残る「上野三橋町」で創業

創業当時の様子

「みはし」が創業したのは戦後まもない1948年（昭和23年）のこと。江戸時代に「東叡山寛永寺」の門前町として栄えた上野～上野広小路も戦火にあい、復興の真っ只中にありました。

深刻な食糧不足が続くなか、苦労しながらもなんとか材料を仕入れて作ったお汁粉やあんみつが話題を呼び、店を訪れたたくさんの人々を笑顔にしたといいます。

当時このエリアは、不忍池（しのばずのいけ）から流れる川に3本の橋が架かっていたことから上野三橋町（うえのみはしちょう）と呼ばれていました。「みはし」の名は、この旧町名に由来しています。

素材や製法へのこだわりが生む絶妙なハーモニー

カドがきれいな寒天と、なめらかなこし餡

「あんみつは味のシンフォニー」

これは「みはし」の公式サイトに書かれている言葉です。 餡、蜜、寒天、赤えんどう、求肥（ぎゅうひ）、みかんなどさまざまな要素が作用しあうことで、美味しいハーモニーが生まれるということ。

組み合わせたときに最大限美味しくなるよう、素材そのものや製造法にもこだわりがあります。

十勝産の小豆（画像提供：sarakazu / PIXTA）※イメージ画像

餡

北海道十勝の問屋に毎年出向き、良質の小豆を入手しています。銅釜を使い直火でじっくり煮て、水分が抜けきる前に火から上げるのだとか。

口溶けがよく、すっきりとした甘さのこし餡は「みはし」でしか味わえない美味しさです。

寒天

寒天のフレッシュ感は「ちゃんとカドがある」ことが重要。

素材は伊豆諸島や静岡県の海岸でとれた天草（てんぐさ） をブレンドしています。産地や季節によって個性が異なる素材を、いかにブレンドするかが腕の見せどころ。

適度に固く舌触りはなめらかで、ほのかに海の香りを感じるのが「みはし」の寒天です。

蜜

黒蜜と白蜜の中間のようなさっぱりとした味わいの蜜。

材料の黒糖は、同じ沖縄県産でも島によって味が異なるのだとか。「みはし」では、香りが強く甘さが控えめの波照間島の黒砂糖を使用しています。

赤えんどう豆

下ごしらえから提供までに2日間かけています。2時間じっくり煮て、翌日に蒸籠にかけて蒸かすと、ほくほくとした美味しいお豆ができあがります。

一番人気は「クリームあんみつ」

「クリームあんみつ」760円

「みはし」が誇る、一番の人気メニューといえば「クリームあんみつ」。

まずはこし餡、次にソフトクリーム、そして蜜をたっぷり絡めた寒天、求肥とこしあんを一緒に…といった具合に、どんな組み合わせで口に運んでも美味しいのが魅力。

すべてが混ざりあった最後の一滴まで絶品です。

上野本店限定＆季節限定メニューにも注目！

冬季・上野本店限定の「栗ぜんざい」800円。カリっとした赤小梅付き

上野本店限定メニューも充実。冬は季節限定のおでんやぜんざいなど、心も体もホッとするようなメニューが揃っています。

「栗ぜんざい」は香ばしく焼いたお餅と、もったりしたこし餡の相性が抜群！　隠れメニューとして、1切100円でお餅を追加できます。

また季節限定の「クリスマスあんみつ」や「苺あんみつ」、夏はかき氷もおすすめですよ。

上野のまちは見どころ豊富。上野東照宮のぼたん苑や不忍池のボートもおすすめ

代表取締役社長・佐藤一也さん

最後に、「みはし」代表取締役社長・佐藤一也さんに上野の魅力を聞きました。

「桜やぼたん苑など四季折々の自然が楽しめる『上野恩賜公園』は、不忍池のボートや噴水広場など絵になるフォトスポットもたくさんあって歩くだけでも楽しめます。

また、親子で楽しめる「国立科学博物館」や「国際子ども図書館」などもおすすめです」

見どころいっぱいの上野を親子で満喫したあとは、ぜひ「みはし」へ立ち寄ってみてください。季節の甘味と温かい日本茶に癒やされること間違いなしです。

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とりっぷノート：筆者のイチオシは抹茶あんみつ♡

抹茶アイスの緑が鮮やか！「抹茶あんみつ」760円

「みはし」さんでは、ほぼ毎回「抹茶あんみつ」をオーダーしています。穏やかな旨味とコクが感じられる抹茶アイスは、愛知県の「西尾の抹茶」のなかでもお点前用の抹茶にこだわった逸品！

すっきりとした「みはし」のこし餡とも相性抜群です。抹茶好きならきっと気に入りますよ♪（いこーよとりっぷ編集担当・雨宮あかり）

記事を書いた人

雨宮あかり

「いこーよとりっぷ」エディター／食べること・飲むこと・音楽が大好きなママ編集者。世界中の音楽フェスを体験すること＆ベルギービールの醸造所めぐりが夢です♪　特技はアロマセラピートリートメントです。