
2025夏のブルー系花畑&名所13選
ラベンダーや青あじさいの絶景も
いよいよ夏本番! 暑い時期に元気に咲く花はいろいろありますが、なかでもおすすめしたいのが今回ご紹介するブルー系のフラワースポットです。
全国にはラベンダーやブルーサルビア、青い紫陽花(あじさい)、朝顔など、多彩な花のブルーガーデン&花畑があり、涼しげな景色が魅力。
ぜひ、夏の親子旅の参考にしてください。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください
※画像は過去の様子であり、現状とは異なる場合があります。また見頃はその年の気候により変動しますのでご注意ください
ラベンダーのおすすめ花畑
爽やかな香りに癒されるラベンダー畑。北海道の富良野エリアが有名ですが、ほかにも全国各地に名所や穴場があります。
【長野県信濃町】タングラム斑尾

長野県上水内郡信濃町にある「タングラム斑尾」は、ホテル、スキー場、ゴルフ場などを備えた総合リゾート施設。
ホテル前庭から続く緩やかな斜面に約7,500平方メートルの「ラベンダー園」が広がり、例年7月上旬から8月上旬にかけて約100万本ものラベンダーが咲き誇ります。無料で入園でき、1人500円で摘み取り体験もできますよ。

また、観光リフト(有料)に10分ほど乗ると、雄大な北信五岳を望む「野尻湖テラス」に到着。その脇には約2万平方メートルのゆり畑があり、例年7月下旬から8月上旬には、色とりどりの百合が花を咲かせます。
ほかにも、2025年7月19日(土)に大規模リニューアルオープンするキッズパークをはじめ、パターゴルフ、ボルダリングなど多彩な施設があり、日帰りでも泊りがけでも親子で存分に満喫できるスポットです。
■スポット概要&開花情報
所在地:長野県上水内郡信濃町古海3575-8
ラベンダーの見頃:例年7月上旬~8月上旬
アクセス:
【車】上信越自動車道「信濃町IC」または「妙高高原IC」から約20分
【電車】①JR北陸新幹線、飯山線「飯山駅」からバスで約45分 ②北しなの鉄道「黒姫駅」からバスで約30分
【群馬県沼田市】たんばらラベンダーパーク

群馬県沼田市の「たんばらラベンダーパーク」は、夏季限定でオープンする関東最大級のラベンダー園。標高1,300mの高原にあるため真夏でも比較的涼しく、夏休みのおでかけ先として人気の高いスポットです。
冬季はスキー場「たんばらスキーパーク」、グリーンシーズンには約5万株が咲き誇るラベンダー畑として運営されています。
例年もっとも見頃となるのは7月上旬から8月下旬にかけて。7月中旬から8月中旬には、1日2回、各回先着50人限定でラベンダー摘み取り体験が行われています(有料・2025年は中止)。

同パークでは、麓から中腹のレストハウスまで移動できる「夏山リフトウッディライン」を運行。リフトに乗り、咲き渡る花々をのんびり眺めながら移動するのもおすすめです。
キッズパークやドッグランもあり、家族みんなで楽しい休日を過ごせます。
■スポット概要&開花情報
所在地:群馬県沼田市玉原高原
ラベンダーの見頃:例年7月上旬~8月下旬
開園期間:2025年6月28日(土)~8月24日(日)予定 ※開花状況により変更の可能性あり
アクセス:【車】関越自動車道「沼田IC」から約30分
【岐阜県群上市】ひるがの高原 牧歌の里

「ひるがの高原 牧歌の里」は、岐阜県・奥美濃の大日ヶ岳の麓、標高1,000mに広がるひるがの高原にあるリゾート地。霊峯・白山の雄大な姿と四季折々の大自然を満喫できるスポットです。
ラバンディン・グロッソほか約2,500株のラベンダーが植えられ、例年6月下旬からヒドコートが色づき、次にオカムラサキが咲き始めます。この2種が咲きそろう7月上旬が一番の見頃で、おすすめの時期です。

その後も遅咲きのラベンダーが咲き続け、8月上旬まで楽しむことができます。
園内には「ラベンダー蒸留所」を併設。刈り取ったばかりのラベンダーから抽出したエッセンシャルオイルを園内で販売しており、お土産にぴったりです。
また、夏の郡上市内では「郡上おどり」や「白鳥おどり」といった、日本を代表する盆踊りが開催されています。ぜひこちらもあわせて楽しんでくださいね。
■スポット概要&開花情報
所在地:岐阜県郡上市高鷲町鷲見2756-2
ラベンダーの見頃:例年6月下旬~8月上旬
アクセス:【車】東海北陸自動車道「ひるがの高原スマートIC」から約4分
ブルーサルビアのおすすめ花畑
青色から紫色の花色が涼しげなブルーサルビアは、暑さに強く夏の花壇に重宝される花。開花期間は夏から秋までと長く、ハーブ園やフラワースポットなどで花畑を見ることができます。
【北海道札幌市】国営滝野すずらん丘陵公園

北海道札幌市の「滝野すずらん丘陵公園」は、広大な敷地を持つ国営公園です。園内には、四季折々の花が咲き誇る美しい庭園や、子供が喜ぶ大型遊具、昆虫や野鳥観察ができる森など、見どころがいっぱいです。

夏になると、「花のまきば」と呼ばれるエリアが、青と白のサルビアで爽やかなストライプ模様に彩られます。涼しげなブルーサルビアが風にそよぐ景色は、夏の思い出にぴったり。
同じ時期に向日葵(ひまわり)も見頃を迎え、青と黄色のコントラストも楽しめますよ。
■スポット概要&開花情報
所在地:北海道札幌市南区滝野247
ブルーサルビアの見頃:例年7月下旬~10月上旬
アクセス:【車】道央自動車道「札幌南IC」から約30分
【電車】札幌市営地下鉄「真駒内駅」からバスで約35分
駐車場:あり
【北海道上富良野町】フラワーランドかみふらの

どこまでも続く丘に、カラフルな花の絨毯が広がる「フラワーランドかみふらの」。北海道富良野エリアにある花の名所で、例年6月末から7月下旬に咲くラベンダー(バイオレットメモリー)のほか、夏から秋にかけて咲くブルーサルビアも見事です。
サルビアは白から赤、青系とさまざま。雄大な十勝岳連峰を背景に、丘一面に広がる花の絨毯は、まさに北海道ならではの大パノラマ。その美しさに、親子で感動すること間違いなしです。

園内をのんびり一周する、人気の「トラクターバス」に乗れば、子供も大喜び! 高い位置からお花畑と山々の絶景を楽しめます。
また、ラベンダーポプリを入れた安眠枕作りや押し花作りのワークショップ(有料)に参加して、旅の思い出を形にして持ち帰れるのもうれしいポイントです。
■スポット概要&開花情報
所在地:北海道空知郡上富良野町西5線北27号
ブルーサルビアの見頃:例年7月~9月
アクセス:【車】道央自動車道「三笠IC」から約1時間30分
【電車】JR富良野線「上富良野駅」からタクシーで約8分
駐車場:あり
【北海道美瑛町】展望花畑 四季彩の丘

北海道・美瑛の広大な丘に、カラフルな花の絨毯が広がる「展望花畑 四季彩の丘」。まさに“花の楽園”と呼ぶにふさわしい絶景スポットです。

例年7月にはラベンダーが見頃を迎え、夏から秋にかけては青紫のブルーサルビアが咲き誇ります。
なだらかな丘を埋め尽くす色とりどりの花畑は“虹色のカーペット”や“虹色のパレット”と称され、遠くに望む十勝岳連峰とのコントラストは思わず息をのむ美しさです。

かわいいアルパカにエサやりができる「アルパカ牧場」も大人気! トラクターバス「ノロッコ号」や、自分で運転できるカートやバギーもあり、広大なお花畑をラクに満喫できます。
子供が喜ぶ要素が盛りだくさんで、夏休みの観光にもぴったりです。
■スポット概要&開花情報
所在地:北海道上川郡美瑛町新星第三
ブルーサルビアの見頃:例年8月~9月
アクセス:【車】道央自動車道「旭川鷹栖IC」から約60分
【電車】JR富良野線「美馬牛駅」から徒歩で約25分、「美瑛駅」からタクシーで約12分
駐車場:あり
【埼玉県さいたま市】大宮花の丘農林公苑

埼玉県さいたま市にある「大宮花の丘農林公苑」は、約10.9ヘクタールの広大な敷地を誇る入園無料のスポット。なかでも、武蔵野の平地林に囲まれた約3.3ヘクタールの花畑が見どころです。
夏から秋にかけては真っ赤なサルビアとブルーサルビアが合計約35,000株も咲き誇り、青空に映える鮮やかな景色が楽しめますよ。

サルビアの見頃は例年6月下旬~10月下旬ととても長く、秋にはコスモスとの共演が見られる年も。
お花を楽しんだあとは、大きな遊具や親水広場(例年7月下旬~8月末)で思いっきり遊べます。3月下旬から11月の土日祝日に運行しているクラシックカートで苑内を巡るのもおすすめ。お花も遊びも満喫でき、親子のおでかけにぴったりの公園です。
■スポット概要&開花情報
所在地:埼玉県さいたま市西区西新井124
ブルーサルビアの見頃:例年6月下旬~10月下旬
アクセス:【車】首都高速埼玉大宮線「与野IC」から約20分
【電車】JR高崎線「上尾駅」西口から市内循環バスに乗車(約25分)、「花の丘公園」バス停で下車すぐ/JR高崎線「宮原駅」西口から平方行きバスに乗車、「清河寺」バス停で下車すぐ
駐車場:あり
【兵庫県淡路市】兵庫県立公園あわじ花さじき

兵庫県・淡路島にある「兵庫県立公園あわじ花さじき」では、例年8月から10月下旬にかけて、合計約14万本の真っ赤なサルビアとブルーサルビアの花が色鮮やかに咲き誇ります。
明石海峡や大阪湾を望む、広大な丘に広がるブルーサルビア畑は、まさに絶景! さえぎるものがないので、空の青と花のコントラストがどこまでも続いて見えます。

美しい景色の中を親子でゆっくりお散歩したり、最高のロケーションで写真を撮ったり、思い出に残る時間が過ごせますよ。入園無料、駐車料金200円(普通車)なのも、うれしいポイントです。
ほかにも、向日葵(ひまわり/7月下旬~8月中旬)やクレオメ(7月上旬~8月中旬)など、さまざまな花を観賞できる名所です。
■スポット概要&開花情報
所在地:兵庫県淡路市楠本2805-7
ブルーサルビアの見頃:例年8月下旬~10月下旬
アクセス:【車】神戸淡路鳴門自動車道「淡路IC」「東浦IC」から約10分
【船】「明石港」からジェノバライン(高速船)に乗船、「岩屋港」で下船後、タクシーで約18分
【高速バス】JR神戸線「舞子駅」または山陽電鉄「舞子公園駅」から徒歩で約5分の「高速舞子」バス停から高速バスに乗車、「東浦バスターミナル」バス停で下車後、タクシーで約10分
駐車場:あり
青い朝顔・ヘブンリーブルーのおすすめ花畑
別名「ソライロアサガオ」とも呼ばれる「ヘブンリーブルー」は、よく晴れた夏の空のようなスカイブルーの朝顔です。ここでは、全国的にも珍しい「ヘブンリーブルー」の花畑をご紹介します。
【長野県箕輪町】信州みのわ花街道/ヘブンリーブルーの花畑

長野県箕輪町上古田地区にある花の名所「信州みのわ花街道」の一角では、夏の終わりになるとヘブンリーブルーの青い絨毯が広がります。
この花畑は、遊休農地の活用と地域活性化のため、地元の有志グループが2005年頃から大切に育ててきたもの。
メンバーの高齢化により、2023年でその歴史に幕を閉じる予定でしたが、「この景色を絶やしたくない」と町内の若い世代が栽培を引き継ぎました。

午前中の澄んだ空気の中で一面に広がるスカイブルーの花畑は、とても涼しげで一見の価値があります。地域の人の温かな想いが作り出す絶景を、親子でぜひ見に行ってみてくださいね。
■スポット概要&開花情報
所在地:長野県上伊那郡箕輪町中箕輪7258(県道203号線沿い)
ヘブンリーブルーの見頃:例年8月下旬~9月中旬
アクセス:【車】中央自動車道「伊北IC」から約15分
【電車】JR飯田線「伊那松島駅」からタクシーで約15分
駐車場:専用駐車場はなし(近隣の駐車場は地元住民優先。譲り合いながらご利用ください)
【広島県世羅町】Flower village 花夢の里/ヘブンリーブルーの丘

広島県世羅町にある「Flower village 花夢の里」は、例年8月中旬 から9月上旬まで、約14万輪ものヘブンリーブルーが咲き誇る名所。
見頃にあわせ、2025年8月9日(土)~9月15日(月・祝)には、花畑を観賞するイベント「ヘブンリーブル―の丘」が開催されます。
期間中は、「あおぞらの丘」と呼ばれる丘一面が、空の色を投影したかのようなブルーに染まり、花と青空とがひとつになったような景色が壮観!

さらに2025年は、力強く咲くビタミンカラーのマリーゴールド畑も面積を拡大! 青×黄~オレンジのコントラストに元気をもらえますよ。
例年、イベント期間中はフォトスポットがたくさん用意されます。また夏休み期間中の週末には、ボールすくいや射的が楽しめる「こども縁日」や、マリーゴールドの花摘み体験が開催されることも。
2025年の詳しい内容は、2025年7月14日現在発表されていないため、続報をお楽しみに!
■スポット概要&開花情報
所在地:広島県世羅郡世羅町上津田3-3
ヘブンリーブルーの見頃:例年8月中旬~9月中旬
開催期間:2025年8月9日(土)~9月15日(月・祝)
アクセス:【車】中国横断自動車道尾道・松江線「世羅IC」から約25分/または「河内IC」から約40分
※2025年8月9日(土)~24日(日)の土日祝日は花めぐりきっぷ3期で「広島バスセンター」からの直行バスに乗車可
駐車場:あり(無料)
青い紫陽花のおすすめ名所
例年6月から7月上旬にかけて、全国各地で見頃を迎える紫陽花。なかでも青い紫陽花で知られる名所をご紹介します。標高が高い場所や東北地方などには、7月下旬まで楽しめるスポットもあるので要チェック!
【秋田県男鹿市】男鹿雲昌寺

秋田県・男鹿半島の「雲昌寺」では、初夏になると、境内が青一色の紫陽花で埋め尽くされます。
紫陽花の奥には北浦の港まちと男鹿の海が広がり、某WEBサイトが選ぶ「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」で国内1位になったこともある名所です。

2025年の観覧期間は、6月14日(土)から7月21日(月・祝)まで。夜にはライトアップも行われ、昼間とは違う幻想的な雰囲気に包まれます。

「雲昌寺」の紫陽花は、副住職の古仲 宗雲(こなかしゅううん)さんが境内にひっそり咲いていたひと株の紫陽花に心を奪われたのが始まりだったといいます。
「地域の方に喜んでもらえたら」と株分けや挿し木を行い、20年以上経った今では2,000株以上になりました。
お寺ならではの静かな時間の中で、青い紫陽花の花に込められた温かな想いを感じてみてはいかがでしょうか。
■スポット概要&開花情報
所在地:秋田県男鹿市北浦北浦字北浦57
青い紫陽花の見頃:例年6月中旬~7月中旬(※2025年は6/14~7/21)
観覧期間:2025年6月14日(土)~7月21日(月・祝)
アクセス:
【車】秋田自動車道「昭和男鹿半島IC」から約40分
【電車】JR男鹿線「男鹿駅」からバスまたはタクシーで20~40分
駐車場:あり
【千葉県大多喜町】麻綿原高原(妙法生寺)

標高約340mにある「麻綿原高原」(まめんばらこうげん)は、約20,000株もの紫陽花が咲く名所です。
高地のため気温が平地よりも低く、例年7月上旬から下旬にかけてが見頃。天台宗の古刹「妙法生寺」の境内を中心に、青系統の紫陽花が咲き誇る光景は非日常的な美しさです。一面に広がる青色は、“麻綿原ブルー”とも称されています。

ヒメハルゼミ(姫春蝉)の生息地で、その鳴き声は環境省の「残したい“日本の音風景100選”」に選ばれています。
清涼な空気と蝉時雨が広がるなか、遅咲きの紫陽花を観賞する体験は、家族の夏の思い出作りにぴったりですよ。
周辺はヤマビルが多いので、長袖・長ズボン着用や虫よけスプレーで対策を怠りなく。なお、2023年の台風被害により一部通行止めの場所があるので、おでかけの際は大多喜町の公式サイトをご確認ください。
■スポット概要&開花情報
所在地:千葉県夷隅郡大多喜町筒森1749
開花時期・見頃:例年7月上旬〜下旬
アクセス:【車】圏央道「市原鶴舞IC」から約60分
【神奈川県鎌倉市】明月院

JR横須賀線の「北鎌倉駅」から徒歩で10分ほどの場所に建つ「明月院」(めいげついん)。室町時代に関東管領・上杉憲方によって建てられた寺で、長谷寺と並ぶ鎌倉有数の紫陽花スポットです。
境内の紫陽花の品種は主にヒメアジサイで、見頃の時期には明月院は約2,500株の青色の紫陽花で埋め尽くされます。紫陽花の青色は“明月院ブルー”と親しまれ、淡い水色から日ごとに青みを増していくのも見どころのひとつ。
開花時期は5月下旬から7月上旬で、例年6月中旬から下旬にかけてが最盛期です。見頃の時期には混雑しますが、見る価値ありの美しさですよ。
2025年の見頃は終了しましたが、一度は訪れたい紫陽花の名所として覚えておきたい寺院です。
■スポット概要
所在地:神奈川県鎌倉市山ノ内189
青い紫陽花の見頃:例年5月下旬〜7月上旬
アクセス:【電車】JR横須賀線「北鎌倉駅」から徒歩で約10分
駐車場:なし
夏の暑さを忘れさせてくれるブルー系の花畑&名所を紹介しました。夏の親子旅で、忘れられない思い出を作ってくださいね!
記事を書いた人
雨宮あかり
「いこーよとりっぷ」エディター/食べること・飲むこと・音楽が大好きなママ編集者。世界中の音楽フェスを体験すること&ベルギービールの醸造所めぐりが夢です♪ 特技はアロマセラピートリートメントです。
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