2023-2024除夜の鐘つき<br/>親子で行きたい東京おすすめ5選
更新日2023年12月26日/公開日2022年12月13日

2023-2024除夜の鐘つき
親子で行きたい東京おすすめ5選

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東京都目黒区、東京都大田区、ほか

心に溜まった悩みや誘惑を祓い、晴れやかな気持ちで新年を迎えるための仏教行事「除夜の鐘つき」。2023年も12月31日(日)の大晦日に、全国各地の寺社で開催されます。

本記事では、東京都内の寺社で開催される「除夜の鐘つき」のなかから、親子で参加したいものを厳選! 各寺社の2023年度の開催内容をご紹介します。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

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「除夜の鐘」とは?

「新井薬師 梅照院」で毎年行われる、除夜の鐘の様子
「新井薬師 梅照院」で毎年行われる、除夜の鐘の様子

「除夜の鐘つき」とは仏教行事のひとつで、大晦日から新年になる深夜0時をはさんでつく鐘のことです。

鐘の回数は108回。“108”は仏教で、心を悩ませたり惑わせる煩悩(ぼんのう)の数とされています。除夜の鐘をつくことで煩悩を断ち切り、晴れやかに新年を迎えられると考えられています。

五百羅漢寺 除夜の鐘つき【目黒区】

東京都の重要文化財に指定されている「五百羅漢」
東京都の重要文化財に指定されている「五百羅漢」

東京都目黒区にある「五百羅漢寺」(ごひゃくらかんじ)は、1695年(元禄8年)に、現在の江東区大島に創建されたお寺です。明治維新で一度没落しましたが、1908年(明治41年)に東京都目黒区に再興しました。

「目黒のらかんさん」として親しまれる300体以上の羅漢像は、実在するお釈迦さまの弟子がモデルで、元禄時代に禅僧・松雲元慶(しょううんげんけい)禅師が十数年をかけて彫ったものです。

「五百羅漢寺」では屋上で鐘つきが行われます
「五百羅漢寺」では屋上で鐘つきが行われます

2023年の「除夜の鐘つき」は、12月31日(日)の19時~20時30分の時間帯に、人数制限なしで参加できます。寺務所で「鐘つき券」(お守り付1,000円)を求めたら、屋上へ行きましょう。

18時30分から並べ、19時(予定)になったら並んだ順に鐘をつけます。

「年越そば(年越そば券1,200円、ミニ年越そば券700円)」は、限定180食なので、鐘つきと一緒に楽しみたい人は予約がおすすめです。

■天恩山 五百羅漢寺
所在地:東京都目黒区下目黒3-20-11
開催時間:19:00~20:30(入場は20:20まで)
料金:鐘つき券(お守り付)1,000円

詳細はこちら!

池上本門寺 除夜の鐘つき【大田区】

「池上本門寺」の初詣は大勢の参拝客でにぎわいます
「池上本門寺」の初詣は大勢の参拝客でにぎわいます

東京都大田区にある「池上本門寺」は日蓮宗の宗祖で、「南無妙法蓮華経」を唱え広めた日蓮聖人が入滅(にゅうめつ)された霊蹟(れいせき)のお寺です。

1282年(弘安5年)10月、この地で日蓮聖人が入滅されると、領主であった池上宗仲が6万9,384坪を寺領として寄進。寺院の基礎が築かれたとされています。

また境内には、徳川2代将軍・秀忠によって1608年(慶長13年)に建てられた五重塔も。関東で最古の五重塔といわれており、国の重要文化財に指定されています。

「池上本門寺」で行われる「除夜の鐘つき」の様子
「池上本門寺」で行われる「除夜の鐘つき」の様子

2023年の「除夜の鐘つき」は、12月31日(日)に先着600人限定で開催されます。同日23時から、敷地内にある「鐘楼(しょうろう)堂」前で整理券が無料で配布されます。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、間隔を空けて並びましょう。

■池上本門寺
所在地:東京都大田区池上1-1-1
開催時間:23:00から整理券を配布(先着600人限定)
料金:無料

詳細はこちら!

新井薬師 梅照院 除夜の鐘【中野区】

「新井薬師 梅照院」の大晦日の様子
「新井薬師 梅照院」の大晦日の様子

東京都中野区にある「新井薬師 梅照(ばいしょう)院」は、1586年(天正14年)に、僧の行春によって建立されたお寺です。

徳川幕府2代将軍・徳川秀忠の五女、和子が悪質な眼病を患った際にこちらで祈願して快癒したことから、「治眼薬師」とも呼ばれています。

厳かな佇まいの鐘楼堂
厳かな佇まいの鐘楼堂

2023年の「除夜の鐘」は、12月31日(日)の23時45分頃から先着順で参加できます。1人一打限定で、108人までは参加料1,000円(限定お守りを授与)、109人以降は500円です。

並んでいても翌2時になった時点で終了となるため、余裕を持って並びましょう。

■新井薬師 梅照院
所在地:東京都中野区新井5-3-5
開催時間:23:45分頃~翌2:00
料金:108人までは1,000円(お守り付)
※109人以降は500円

詳細はこちら!

傳通院 除夜の鐘つき【文京区】

 大晦日の「傳通院」本殿
大晦日の「傳通院」本殿

東京都文京区にある「傳通院」(でんづういん)は、1415年(応永22年)に、現在の文京区小石川4丁目に開山したお寺です。当時は小さな草庵で、「無量山寿経寺」(むりょうざんじゅきょうじ)という名で開創されました。

1602年(慶長7年)に、徳川家康の母・於大の方(おだいのかた)が伏見城で逝去した際、法名の最初に「傳通院殿」が付けられ、この寺を菩提寺としたことから、「傳通院」と呼ばれるようになったそうです。

厳かに打ち鳴らされる鐘の音が新年の訪れを告げます
厳かに打ち鳴らされる鐘の音が新年の訪れを告げます

2023年の「除夜の鐘つき」は、12月31日(日)の23時30分から、事前に予約した先着108人限定で参加できます。電話、または観音堂で予約しましょう。

受付開始は2023年12月1日(金)から。一打2,000円で、守護矢とお年賀付きです。

■傳通院
所在地:東京都文京区小石川3-14-6
開催時間:23:30~
料金:2,000円(守護矢とお年賀付き)

詳細はこちら!

摩利支天徳大寺 除夜の鐘つき【台東区】

「摩利支天徳大寺」の新年の様子
「摩利支天徳大寺」の新年の様子

東京都台東区にある「摩利支天徳大寺」(まりしてんとくだいじ)は、江戸時代初期の寛永年間に創建されたお寺です。

仏教の守護神である「開運大摩利支尊天」(かいうんだいまりしそんてん)を奉っていることから、「摩利支天徳大寺」と呼ばれるようになりました。

関東大震災、第二次大戦で焼失を免れた摩利支天像は、開運・厄除けの高いご利益があるとされています。

「摩利支天徳大寺」大晦日の様子
「摩利支天徳大寺」大晦日の様子

2023年の「除夜の鐘つき」は、例年と同様に12月31日(日)の23時40分から行われます。予約不要で、誰でも無料で参加ができます。108回を過ぎても打つことができ、翌1時までに終了となります。

■摩利支天徳大寺
所在地:東京都台東区上野4-6-2
開催時間:23:40~
料金:無料

詳細はこちら!

厳かな鐘を聞きながら過ごす年越しは、心が澄み渡り、新しい年に向けての英気が養われるもの。ぜひ親子で足を運び、新年を晴れやかにお迎えください。

記事を書いた人

笹間聖子

大阪在住のフリーライター、時々編集者。書籍・雑誌・WEB・PRツールに携わっています。メインジャンルは、幼児教育、ホテル、医療、発酵、人の生き方・働き方。累計10,000人に取材した経験から、専門用語が頻発する事柄を、分かりやすい文章にまとめるのが得意に。また、誰かの「普通」に面白さを見出し、その魅力を伝えるのが好きです。

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