桜舞う小江戸の春のおまつり
川遊びや伝統芸能を楽しもう

江戸情緒あふれる蔵造りのまちなみが残り、「小江戸」とよばれる埼玉県川越市。2023年3月25日（土）から4月23日（日）まで「第32回小江戸川越春まつり」が開催されます。

期間中は、市内の各所でさまざまな催しが楽しめます。

本記事では、3月25日（土）、26日（日）に開催される内容を中心に、親子に注目してほしいイベントをご紹介します。

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3月25日（土）は伝統文化を間近で体感

迫力ある演武に子供も釘付け！

2023年の「小江戸川越春まつり」は、主催者代表開会宣言から始まります。その後、10時から披露されるのが「川越藩火縄銃鉄砲隊の演武」です。

鉄砲隊が大行列で進んでいく様子は圧巻です

鎧（よろい）に身を包んだ「川越藩火縄銃鉄砲隊獅子の会」のメンバーが、「川越城本丸御殿」から出陣。道中で火縄銃の演武を行いながら、「蓮馨寺」（れんけいじ）に向かって進軍していきます。

蓮馨寺はこんなお寺

とび職人の技に興奮「梯子のり」

川越まつり会館前と仲町交差点で行われるのが、川越鳶組合による「梯子（はしご）のり」の演技です。

伝統芸能のひとつである「梯子のり」

まっすぐに立てた約6mの梯子の上へ軽々と登っていき、曲芸を行います。梯子の上で両腕、両脚を大の字に広げるなど、次々と技を披露する姿に歓声が上がります。

江戸時代へタイムトリップ気分

蔵造りの建物が並ぶ通りでは、江戸町人に扮したスタッフが接客を行ったり、時代劇や和楽器が演奏されたりする「小江戸川越　江戸の日」が行われます。非日常感たっぷり♪

3月26日（日）は桜の下で小粋な舟遊び

水面に浮かぶ花びらも風流です

2023年3月26日（日）の目玉イベントは、「小江戸川越春まつり」のなかでも毎年人気が高い「小江戸川越春の舟遊（しゅうゆう）」です。

船頭さんが漕ぐ和舟に乗り、新河岸川（しんがしがわ）にかかる桜のトンネルをくぐりながら、約10分間の舟遊びを楽しみましょう。舟上から見上げる桜は、ひと味違う趣きがあります。

舟に乗らなくても、桜の下を和舟が進んでいく光景は、見ているだけでも風流です。

親子で参加したいイベントがたくさん！

小江戸の春を楽しむおまつりは2023年4月23日（日）まで続き、期間中はさまざまな関連イベントが行われます。

親子におすすめのイベントをピックアップしてご紹介します！

「川越熊野神社」春詣（3月19日～5月7日）

満開の桜が咲く「川越熊野神社」境内

「川越熊野神社」では、3月19日（日）から5月7日（日）までを「春詣」（はるもうで）期間と定め、春詣特別御朱印の授与などを行っています。

4月16日（日）の御縁日では、お囃子が披露されるほか、財布に入れておくと金運や財運に御利益があるといわれている「御福銭」（おふくせん）が先着50人に無料で授与されます。

石田の春まつり（4月2日）

川越市指定無形民俗文化財に登録されている「石田のささら獅子舞」

「藤宮神社」の境内では、「石田の春まつり」が行われます。

大・中・小の獅子が笛や「ささら」という打楽器の音にあわせて演目を行う「石田ささら獅子舞」や居囃子（いばやし）が奉納されるほか、源頼光（みなもとのよりみつ）の山車が展示されます。

ワークショップやコンサートも開催（3月31日、4月22日）

ワークショップが開催される川越市立美術館

小学生以下の親子は、「川越市立美術館」のワークショップに参加しませんか？　色とりどりの紙を破って風景画を制作！　どんな作品が生まれるのでしょうか。

音楽好きの親子には、埼玉県出身・在住の和楽器カルテット「サイタマティック」によるコンサートがおすすめ。どんな曲が披露されるのかは、当日までお楽しみに！

そのほか、「川越八幡宮」の境内と参道が花で彩られて映え写真が残せそうな「川越八幡宮花手水まつり」（春まつり期間中開催）もおすすめ。

4月16日（日）には埼玉県指定文化財である「三芳野神社」社殿の一般開放など、貴重な体験もあります。ぜひ親子で、でかけてみてくださいね。

記事を書いた人

浜田彩

いこーよとりっぷ編集部員／好奇心の赴くままに生きる娘2人のママ。大人も子供も楽しめて、おトク感があるおでかけ場所の情報収集中！　郷土料理や地酒、二次元が好き。限定ものにとことん弱い。