埼玉県川島町
ほっこりくつろぎのマチ
川島町について
川島町は埼玉県のほぼ中央に位置する町です。「小江戸」と呼ばれ、多くの観光客が訪れる川越からは、車で15分ほどで到着します。
東松山市、吉見町、北本市、桶川市、上尾市、川越市、坂戸市と多くの自治体と接していて、河川が境界線になっています(一部をのぞく)。
周囲が川に囲まれ、ちょうど「島」のような地形が特徴です。
町の中はほぼ平坦で、田園風景が広がるのどかな町ですが、自然を楽しめる公園やグルメを満喫できる飲食店も点在し、親子でおでかけするにはぴったりです。
歴史
1954年に川島領と呼ばれていた地域の6つの村が合併し、川島村が誕生しました。その後、学校の統合を行ったり、生活に必要なさまざまな施設や設備を整備し、1972年11月に川島町となりました。
町が誕生する前もこの土地の歴史は古く、奈良時代の少し前に集落を形成していた跡が残っています。江戸時代には川島藩の支配になり、農業がさかんになりました。しかし、川に囲まれた地形ゆえに、たびたび水害に襲われていました。その後、堤防を築くなど、人々の知恵によって水害を克服していきました。
主な産業
川島町の主な産業は農業で、町を散策すると、至るところで水田や畑が広がる風景と出会えます。
川に囲まれ水が豊富な川島町では、稲作がさかん。かつて江戸城に献上されていたと伝えられえている、埼玉県を代表するブランド米「川越藩のお蔵米」も栽培されています。また、埼玉のうどん文化を担う小麦の栽培も多く見られます。
川島町はフルーツの町としても知られています。季節ごとにいちご、ブルーベリー、いちじくが栽培されています。なかでも、いちじくは埼玉県内で1位の生産量! 町内には、フルーツの収穫体験ができるスポットもあります。
「KJブランド」で川島をもっと好きになる♪
地域資源を町の魅力として発信する「KJブランド」。川島特有で高品質、さらに町のイメージアップにつながるものを「KJブランド」として認定しています。
自然豊かな川島ならではの特産品を多くの人たちに知ってもらい、町の良さを町民にも再認識してもらうことを目指しています。
例えば、以下のようなものが「KJブランド」に認定されています。
金笛醤油
川島町を代表するスポット「金笛しょうゆパーク」でも知られている「笛木醤油」が作るこだわりの醤油。「KJブランド」には、通常の醤油のほか、「金笛減塩醤油」、「笛木のバタさん」、「金笛バウム」も認定されています。
川島カレー
「スマイルカフェ1/2」の看板メニューをアレンジして商品化した「川島カレー」。カフェは町役場のすぐとなりにあり、地元の人達に人気のスポット。カレーの材料には川島の特産いちじくが使われています。スパイシーなカレーの中にほんのりとした甘さが絶妙な味です。
すったて漬け
川島の郷土料理の「すったて」をアレンジして漬物にした「すったて漬け」。「すったて」を食べる際に、すり鉢で野菜やごまなどをすってうどんのつけ汁にするところをヒントに商品化。ブルーベリー栽培とパンの製造・販売を行う「TOA農園・パン工房TOA」が作っています。
町の花、木、鳥
色とりどりの花が初夏を彩る「ハナショウブ」
町民に親しまれている「ハナショウブ」が町の花です。
毎年5月下旬から6月ごろに見頃を迎え、夏の訪れを告げる花としても知られています。町を代表する公園「平成の森公園」内にもショウブ園があり、約2,500株ものショウブが植えられています。
秋に咲く花の香りが上品な「モクセイ」
川島町の木は「モクセイ」。一般的に「モクセイ」と呼ばれる木には「キンモクセイ」と「ギンモクセイ」など数種類がありますが、「モクセイ」と表記されている場合は「ギンモクセイ」を指している場合が多いです。
樹高は3~5mになる大きな木で、秋には小さな花が咲きます。「キンモクセイ」の香りはよく知られていますが、「ギンモクセイ」もほのかな香りがします。
春の訪れを告げる野鳥「ヒバリ」
のどかな田園風景でよく見ることができる「ヒバリ」。川島町の風景にもピッタリの鳥が町の鳥になっています。頭のてっぺんにあるとさかのような羽を広げるのが特徴です。
最近、都市部では見ることができなくなってきていますが、郊外では、春先に美しいさえずりを聞かせて、春の訪れを告げてくれます。