埼玉県内の年末ラストを飾る
鳩ヶ谷「氷川神社」の熊手市
埼玉県川口市にある「鳩ヶ谷総鎮守 氷川神社」では、2024年12月22日(日)に「おかめ市」が行われます。
周辺の通りが歩行者天国にもなる、鳩ヶ谷地区の師走の風物詩。埼玉県内では年内最後の「熊手市」でもあります。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
「熊手市」とは?
もともとは祭りで農具として売られていた「熊手」。その形や用途から「福をつかむ・かき集める」といった意味を持つ、縁起物とされるようになりました。
鯛や亀、おかめの面などのおめでたいモチーフで飾られた熊手を販売するのが「熊手市」です。
おかめの面を取り付けた熊手を売る店が多いことから「おかめ市」と呼ばれることも。
熊手に施されたきらびやかで豪華な飾りや、勢いのよいかけ声など、その場にいるだけでワクワクしてしまいます。
鳩ヶ谷の人々に古くから親しまれてきた「鳩ヶ谷総鎮守 氷川神社」
旧日光御成街道の宿場町として発展した埼玉県川口市鳩ヶ谷地区の中心に鎮座する「鳩ヶ谷総鎮守 氷川神社」。1394年創建と伝えられる歴史ある神社です。
地元の人の心のよりどころとなっているこちらの神社。縁結びや家内安全、開運厄除、商売繁昌、交通安全、安産と幅広いご利益があるので、親子や家族の幸せを願う場所にもぴったりですね。
鳩ヶ谷総鎮守 氷川神社「おかめ市」とは?
同社では、12月の第4日曜に熊手市「おかめ市」を開催。
毎年7月15日過ぎの日曜に行われる夏祭り(神幸祭/神輿おねり)とともに地元の人が楽しみにしている行事で、埼玉県内で開催される「熊手市/おかめ市」のなかでも年内最後の日程になります。県内はもちろん、都内からも多くの人が訪れます。
熊手商の露店が立ち並ぶほか、例年、神社でも縁起物として「かっこめ」という熊手やおかめ市限定のしゃもじ、御朱印紙が頒布されています。
鳩ヶ谷総鎮守 氷川神社「おかめ市」の歴史
「鳩ヶ谷総鎮守 氷川神社」の「おかめ市」は、鳩ヶ谷の香具師(こうぐし、やし/露天商のこと)・長井弥五郎が、日露戦争後の不景気で寂れつつあった地元に、何とかにぎわいを取り戻したいという思いから考案した行事。
1910年(明治43年)に開催が決まったものの、台風や明治天皇崩御などで計画が遅れ、1913年(大正2年)にようやく第一回目が開かれました。
その後、熊手や正月用品を買い求めに都内からも多くの人が集まり、県内屈指のにぎわいを見せるようになりました。
2024年の開催情報
2024年の「おかめ市」は、12月22日(日)の13時から開催されます。
「鳩ヶ谷総鎮守 氷川神社」の「おかめ市」では、例年、神社前の通りが歩行者天国になり、200軒ほどのさまざまな露店が並びます。お気に入りの熊手をゲットして、2025年もいい年にしましょう!
とりっぷノート:縁起物を手に入れて来年の幸せを願おう!
1913年(大正2年)から100年以上続く鳩ヶ谷総鎮守 氷川神社のおかめ市。福をかき込みながら自宅へ帰っていただく縁起物、「かっこめ」をぜひお受けいただき、露店の雰囲気もあわせてお楽しみください。(鳩ヶ谷総鎮守 氷川神社禰宜・嶋田久仁彦/しまだくにひこさん)
記事を書いた人
高柳涼子
雑誌編集部出身のフリーランス。ライティングと校閲を中心に、ときどき編集も手がける3児の母です。これまでに関わった分野は、求人、教育、ウェディング、アート、手芸、田舎暮らし、食育、仏教、旅行、料理、子どもなど。仕事を通して新しい世界に触れ、記事や本を読んだ方の役に立つことが何よりの喜びです。
イベント基本情報
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イベント名 | 鳩ヶ谷総鎮守 氷川神社 おかめ市(2024年) |
ふりがな | はとがやそうちんじゅ ひかわじんじゃ おかめいち |
主催者名 | 鳩ヶ谷総鎮守 氷川神社 |
開催期間 | 2024年12月22日 |
開催時間 | 13:00~20:00頃を予定 |
開催スポット | 鳩ヶ谷総鎮守 氷川神社境内および周辺 |
住所 | 埼玉県川口市鳩ヶ谷本町1-6-2 |
電話番号 | 048-284-3838 |
アクセス | 【電車】埼玉高速鉄道「鳩ヶ谷駅」から徒歩で約5分 |
駐車場 | 周辺にコインパーキングあり |
備考 | 【駐車場情報】熊手市当日は神社内の駐車場は利用不可。「鳩ヶ谷駅」周辺などにコインパーキングあり |
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