【2025関東】武者行列・時代祭り14選<br/>戦国武将&甲冑ファン必見!
更新日2024年10月28日/公開日2024年10月28日

【2025関東】武者行列・時代祭り14選
戦国武将&甲冑ファン必見!

体験する
歴史・文化を感じる
山梨県甲府市、神奈川県足柄下郡湯河原町、ほか

勇壮な甲冑(かっちゅう)姿の武将たちが練り歩く武者行列や、華やかな時代衣装に身を包んだ人々が往時の雰囲気を再現する時代祭り。そんな歴史絵巻が目の前で繰り広げられる祭りが、関東近郊には数多く存在します。

お祭りでは、写真撮影スポットや、伝統芸能の上演、戦国時代の体験コーナーなど、子供も楽しめるイベントが盛りだくさん。有名人が歴史上の人物役としてゲスト参加するお祭りも少なくありません。

歴史ファンはもちろん、家族のおでかけ先としてもおすすめの全国の武者行列・時代祭りをご紹介します。

お祭りは、事前に応募すれば一般参加可能なものばかりなので、行列に参加したい人は公式サイトをチェックしてくださいね。憧れの甲冑姿に変身できますよ! 

※行列への参加応募は、開催日の数ヶ月前に受付締切する場合が多いため予めご注意ください
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

【群馬県甘楽町】城下町小幡さくら祭り「武者行列」(3月末)

群馬県甘楽町(かんらまち)の春の風物詩「城下町小幡さくら祭り」は、織田信長の息子・信雄が治めた歴史ある城下町を舞台に、毎年3月末に開催される時代祭りです。

メインイベントの武者行列では、約200人の武者姿の参加者が満開の桜の下を練り歩きます。一般参加者も本格的な甲冑姿で行列に参加可能。

楽山園での出陣式から小幡八幡宮での祈願式、甘楽総合公園での凱旋(がいせん)式まで、まさに戦国時代にタイムスリップしたかのような体験が楽しめます。

火縄銃の実演や殺陣の演舞なども行われ、歴史好きにはたまらない春の時代祭りです。

■城下町小幡さくら祭り
次回開催予定:2025年3月下旬(日曜)
祭りのおもな時代区分:戦国時代
祭りに由来する人物:織田信雄(おだのぶかつ・のぶお)公(織田信長の息子)
過去のおもなゲスト:浜野謙太さん
行列への一般参加:

【山梨県甲府市】信玄公祭り(2025年から4月開催)

山梨県甲府市で開催される「信玄公祭り」は、戦国大名・武田信玄の遺徳を偲ぶ壮大な祭典です。

総勢1,000人以上による「甲州軍団出陣」は、ギネス世界記録にも認定された世界一の武者行列。例年、俳優など有名人が演じる信玄公役も注目ですよ。花火大会や屋台、チャンバラ合戦など、家族で楽しめる催しも満載。

戦国時代にタイムスリップしたかのような体験ができる、歴史ファン必見のイベントです。なお、2023年までは秋に開催されていましたが、2025年は4月の開催が決定しています。

■信玄公祭り
次回開催予定:2025年4月
祭りのおもな時代区分:戦国時代
祭りに由来する人物:武田信玄公
過去のおもなゲスト:冨永愛さん、白須慶子さん
行列への一般参加:

【神奈川県湯河原町】源頼朝旗挙げ武者行列(4月)

神奈川県湯河原町で毎年4月に開催される「源頼朝旗挙げ武者行列」は、源頼朝と土肥実平(どい さねひら)の旗挙げを再現する歴史絵巻です。約200人の市民が甲冑姿で約1kmのルートを練り歩く様は圧巻。

2024年4月7日開催の第94回では、俳優の船越英一郎さんと河相我聞さんが特別ゲストとして参加。「焼亡の舞」や「出陣の儀」など、見どころ満載のパフォーマンスも楽しめます。

温泉地ならではの立ち寄り湯と合わせて、歴史と癒しを体感できる春の伝統行事です。

■源頼朝旗挙げ武者行列
次回開催予定:2025年4月6日(日)
祭りのおもな時代区分:平安時代末期~鎌倉時代初期
祭りに由来する人物:源頼朝公、土肥実平公
過去のおもなゲスト:船越英一郎さん、河相我聞さん
行列への一般参加:

【神奈川県小田原市】小田原北條五代祭り(5月3日)

神奈川県小田原市で開催される「小田原北條五代祭り」は、戦国時代の小田原北条家をたたえる壮大な祭りです。

2024年は、総勢1,700人による2kmの武者行列が行われ、俳優の高嶋政伸さん、小田原出身の柳沢慎吾さんらが北条家の城主を演じ、豪華な開催となりました。

火縄銃の演技や忍者のパフォーマンスも見どころで、戦国時代にタイムスリップしたかのような体験ができる歴史ファン必見のイベントです。

■小田原北條五代祭り
次回開催予定日:2025年5月3日(土・祝)
祭りのおもな時代区分:戦国時代
祭りに由来する人物:小田原北条家
過去のおもなゲスト:高嶋政伸さん、柳沢慎吾さん、合田雅吏さん
行列への一般参加:

【東京都日野市】ひの新選組まつり(5月11日付近の土・日曜)

「ひの新選組まつり」は、新選組副長、土方歳三(ひじかたとしぞう)出生の地である東京都日野市で開催されているお祭り。例年、土方歳三の命日である5月11日付近の土・日曜に開催されています。

祭りのなかでも特に大きな盛り上がりを見せるのが「オープニングパレード」と「隊士パレード」。

パレードには、前日に開催される「隊士コンテスト」で選ばれた、土方歳三や近藤勇(こんどういさみ)のほか、沖田総司(おきたそうじ)など各隊の隊長も登場し、パレードを牽引(けんいん)します。

彼ら以外にも、全国から集まった新選組ファンが当時の隊士の姿になりきって市内を練り歩く様子は圧巻です。

■ひの新選組まつり
次回開催予定日:2025年5月10日(土)〜5月12日(日)
祭りのおもな時代区分:幕末
祭りに由来する人物:新選組隊士
行列への一般参加:


【埼玉県川越市】川越百万灯夏まつり(7月最後の週末)

小江戸・川越の夏の風物詩として毎年盛大に開かれる「川越百万灯夏まつり」。毎年7月最後の土・日に開催される伝統ある祭りで、江戸時代、川越城主・松平斉典の遺徳を偲び、新盆に切子灯籠をつくり表玄関に掲げたのが起源とされています。

2日目には武者姿の「川越藩火縄銃鉄砲隊」による迫力の演武が行われ、黒の甲冑に身を包んだ武士たちが本物の火縄銃(ひなわじゅう)を披露。その後、時代衣装をまとった行列が川越のまちを練り歩きます。

城下町の風情が残る蔵造りの街並みと色とりどりの提灯が織りなす幻想的な雰囲気のなか、江戸時代にタイムスリップしたような体験ができます。例年14万人以上が訪れる川越最大の夏祭りです。

■川越百万灯夏まつり
次回開催予定日:2025年7月26日(土)〜7月27日(日)
祭りのおもな時代区分:戦国時代
祭りに由来する人物:松平斉典(まつだいら なりつね)公

【栃木県大田原市】大田原与一まつり(8月の第1金・土曜)

「大田原与一まつり」は、例年8月の第1金曜と土曜の2日間、栃木県大田原市で行われる祭りです。

「与一武者行列」では、源平屋島の戦いで活躍した那須与一(なすのよいち)をたたえ、甲冑(かっちゅう)姿の武将・那須与一をはじめ、武将、女官、小学生が扮した“子供武者”からなる武者行列が市街地を練り歩きます。

「与一踊り」では、市内の自治会や企業など、多数の参加団体があでやかに流し踊ります。そのほか、出店、パフォーマンスも盛りだくさん。家族のおでかけにぴったりのイベントです。

■大田原与一まつり
次回開催予定日:2025年8月1日(金)〜8月2日(土)
祭りのおもな時代区分:平安時代末期
祭りに由来する人物:那須与一公
過去のおもなゲスト:森三中さん、U字工事さん
行列への一般参加:

【千葉県大喜多町】大多喜お城まつり(9月下旬〜10月中旬)

千葉県大多喜町で例年9月下旬〜10月中旬に開催される「大多喜お城まつり」は、武者行列のほか、ダンスや演奏が楽しめる見どころ満載のお祭りです。

1日目の前夜祭では、神輿渡御(みこしとぎょ)や光のアート展、花火が楽しめます。2日目の本祭のハイライトは、徳川四天王の本多忠勝(ほんだただかつ一行に扮した武者行列。

手作りの鎧(よろい)を身に着けた武者たちが、甲冑隊や鉄砲隊などとともに練り歩きます。2024年は渡辺正行さんと松村邦洋さんが参戦し大きな盛り上がりをみせました。

会場では手裏剣投げや甲冑着付け体験など、子供向けの催しも充実。地元の歴史と文化を体感できる家族向けイベントです。

■大多喜お城まつり
次回開催予定:2025年9月下旬〜10月中旬
祭りのおもな時代区分:戦国時代
祭りに由来する人物:本多忠勝公
過去のおもなゲスト:渡辺正行さん、松村邦洋さん
行列への一般参加:

【山梨県都留市】ふるさと時代祭り(8月末~9月初旬)

山梨県都留市の「ふるさと時代祭り」は、江戸時代の雰囲気を現代に再現する華やかな祭りで、豪華絢爛な屋台や江戸時代の衣装をまとった大名行列がまちを彩ります。

宵祭りと本祭りの2日間で2,000発の打ち上げ花火が夜空を彩ります。300年以上の歴史を持つこの祭りは、お囃子の競演や伝統的な屋台曳行など、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような体験ができる、歴史ファン必見のイベントです。

※2024年は、8月31日(土)、9月1日(日)の開催予定から、悪天候のため10月26日(土)に開催

■都留市 ふるさと時代祭り
次回開催予定:2025年8月末〜9月初旬
祭りのおもな時代区分:江戸時代
祭りに由来する人物:秋元泰朝(あきもと やすとも)公、富朝(とみとも)公、喬朝(たかとも)公
行列への一般参加:

【神奈川県相模原市】甲州街道 小原宿本陣祭(11月)

神奈川県相模原市で例年11月に開催される「甲州街道 小原宿本陣祭」は、県内で唯一現存する「本陣」(参勤交代の大名が宿泊する宿)で開催されるお祭りです。

最大の見どころは、「したに~」の掛け声とともに街道を練り歩く大名行列。一行が練り歩く様子は、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような錯覚になってしまうほどです。

2024年は、江戸の町並みにふさわしいコスプレを競う「江戸っぽいコンテスト」や、「したぁ~にぃ~」と大声で叫ぶコンテストなど、ユニークな企画も開催されました。

■甲州街道 小原宿本陣祭
直近の開催日:2025年11月
祭りのおもな時代区分:江戸時代
行列への一般参加:


【栃木県宇都宮市】宇都宮城址まつり(10月下旬)

「宇都宮城址まつり」は、栃木県宇都宮市の秋の風物詩として毎年10月下旬に開催されます。

イベントの目玉は、江戸時代の日光社参を再現した「社参行列」。時代衣装や刀、笠(かさ)といった、当時の道具を身に着けた人々に加え、法被(はっぴ)を着た市内の中学生が、宇都宮市の中心部を練り歩きます。

さらには、和太鼓や日本舞踊など「和」をテーマにしたステージイベント、飲食ブースやキッチンカーの出店など、多彩なイベントが目白押し。親子で訪れるのにぴったりのイベントです。

■宇都宮城址まつり
次回開催予定:2025年10月下旬
祭りのおもな時代区分:江戸時代
祭りに由来する人物:戸田忠恕(とだただゆき)公
行列への一般参加:

【山梨県笛吹市】川中島合戦戦国絵巻(11月)

例年11月に山梨県笛吹市で開催される「川中島合戦戦国絵巻」は、戦国時代の合戦を再現する体験型イベントです。参加者は鎧を着用し、武田信玄と上杉謙信率いる両軍に分かれて合戦を繰り広げます。

火縄銃の実演や武将との一騎打ちなど、史実に基づいた演出が見どころ。2024年は運動会風の競技も加わり、観覧者も楽しめる内容になっています。

総勢600人の大合戦は迫力満点で、戦国時代の合戦に参加したような気分になれますよ。

また、2024年は武田信玄公役に小堺一機さん、上杉謙信公役に関根勤さんが決定しています。

■川中島合戦戦国絵巻
直近の開催日:2024年11月4日(月・振休)
祭りのおもな時代区分:戦国時代
祭りに由来する人物:武田信玄公、上杉謙信公
2024年のゲスト:小堺一機さん、関根勤さん
行列への一般参加:

【東京都町田市】町田時代祭り(10月~11月)

東京都町田市で毎年10月頃に開催される「町田時代祭り」は、町田の歴史と文化を体感できる秋の恒例イベントです。

鎌倉時代の武士や、幕末の農兵隊を再現した華やかな時代行列が約1時間にわたり町内を練り歩きます。人気のコスプレ行列も同時開催され、個性的な衣装を身にまとったコスプレイヤーたちにも歓声が上がります。

メイン会場の芹ヶ谷公園では、古武術演武、居合抜刀、流鏑馬など迫力ある演武が披露され、鎌倉時代から続く歴史絵巻を体験できる貴重な祭りです。

■町田時代祭り
次回開催予定日:2024年11月4日(月・振休)
祭りのおもな時代区分:鎌倉時代、幕末など
行列への一般参加:

【茨城県坂東市】坂東市将門まつり(11月第2日曜)

平将門を祀る、茨城県坂東市の「國王神社」で開催される「坂東市将門まつり」は、毎年11月第2日曜日に行われる本格的な時代祭り。

総勢100人の武者たちが、県指定無形民俗文化財である「神田明神将門太鼓」の勇壮な響きとともに參進する戦勝祈願で幕を開けます。武者行列では、稚児や少年剣士を先頭に、鎧兜に身を包んだ武者たちと雅やかな姫姿の行列が商店街を練り歩きます。

地元中学生による弓道模範演武も披露され、神田ばやしの山車の競演と将門太鼓の競演で祭りは最高潮に。郷土の英雄・平将門の勇姿を現代によみがえらせる、坂東市最大の時代絵巻です。

■坂東市将門まつり
直近の開催日:2025年11月9日(日)
祭りのおもな時代区分:平安時代中期
祭りに由来する人物:平将門公
2024年のゲスト:堺正章さん、小林柚香さん
行列への一般参加:

各地で開催される武者行列や時代祭り。歴史上の英雄たちの勇姿を再現した行列は、まさに生きた歴史絵巻そのもの。桜や紅葉など、四季折々の自然と共に楽しむこともできます。

ぜひ、お気に入りの祭りを見つけて、家族と一緒に歴史絵巻の世界を体験してみてはいかがでしょうか。きっと、新たな発見と感動が待っているはずです!

記事を書いた人

山田美希

いこーよとりっぷ編集部員/40代新人部員。大相撲ファン歴15年以上で奇数月はそわそわ。歴史あるものやおでかけ情報に興味津々で、最近のお気に入り番組は「よみがえる新日本紀行」。旅情と郷愁にひたり"とりっぷ"しています。

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