京都のおすすめ紅葉名所と穴場30選
2024年ライトアップ&見頃予想も!
日本有数の観光地・京都府は、紅葉の名所が多いことでも知られています。毎年見頃の時期にはイベントやライトアップも多数開催され、国内外から大勢の観光客が訪れます。
世界遺産の寺社や、嵯峨野・嵐山エリアなど人気紅葉スポットは数知れず。その一方、地元の人々に愛される穴場の名所もじつはたくさんあるんですよ。
そこで今回は、一度は親子で訪れたい京都の紅葉名所を定番から穴場までご紹介します。彩り豊かな秋の京都を満喫して、素敵な思い出を作ってください♪
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください
【京都市右京区】神護寺
京都を代表する紅葉の名所「三尾」のひとつ
京都市北西部の高雄山、栂尾山、槙尾山が連なるエリアは三尾(さんび)と呼ばれる紅葉の名所。
高雄山の中腹には「神護寺」、槇尾(まきのお)山には「西明寺」、そして栂尾(とがのお)山には「鳥獣人物戯画」でも有名な「高山寺」があります。
そのうち「神護寺」では、市街地より少し早めの紅葉シーズンを迎えると、赤や黄に色づいたカエデが山門へ続く石段を飾ります。
境内で、葉の間からお堂や塔が見え隠れする様子を眺めるのも趣を感じる時間。
紅葉が美しい谷へ「かわらけ投げ」!
厄除けができることで有名な「かわらけ投げ」は、同寺が発祥とされています。境内西の「地蔵院」から谷にかわらけを飛ばして、親子で家内安全を祈りましょう♪
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都市右京区梅ヶ畑高雄町5
紅葉の見頃:例年11月上旬~下旬
【京都市右京区】西明寺
ひと足お先に紅葉を満喫
同じく三尾のひとつで、栂尾山のふもとに建つのが「西明寺」です。春の桜、初夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季を通じて豊かな自然の風景を楽しめるお寺です。
秋の紅葉は、市街地よりもひと足先に見頃を迎え、11月上旬から下旬にかけて多くの人で賑わいます。
「指月橋」付近の紅葉はお見逃しなく!
また、清滝川にかかる「指月橋」の赤い欄干と、真っ赤に色づいた紅葉がつくり出す景色は一見の価値あり。
石段を上り、紅葉に飾られた表門をくぐると、赤いカエデに包まれた境内が目前に広がります。
本堂内からの眺めは、まるで額縁に入った絵画のよう。本堂と聖天堂をつなぐ渡り廊下から見る苔庭も格別の美しさです。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府京都市右京区梅ヶ畑槇尾町1
紅葉の見頃:例年11月上旬~下旬
【京都市右京区】錦雲渓~金鈴峡
渓流沿いの隠れ里で真っ赤な紅葉に包まれる
神護寺から見渡せる雄大な渓谷「錦雲渓(きんうんけい)」は知る人ぞ知る紅葉の穴場。
「高雄」のバス停から愛宕山麓の「清滝」まで、清滝川沿いに約3kmの遊歩道が整備され、絶景の紅葉ハイキングコースとなっています。
ダイナミックな岩壁とエメラルドグリーンの水面に映える紅葉はまさに“錦の帯”のよう。北山杉の美しい林を背景に、燃えるような深紅の紅葉が続く山里の風景も格別です。
高低差は少ないものの、ぬかるみや倒木などもあるので、トレッキングシューズなどの滑りにくい靴がおすすめです。
清滝から先は、清滝川と保津川(桂川)が合流する落合まで「金鈴峡」が続きます。体力に自信がある親子は、ぜひこちらのコースにも挑戦してみてください。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府京都市右京区梅ヶ畑高雄~右京区嵯峨清滝
紅葉の見頃:【例年】11月上旬~下旬 【2024年予想】11月中旬~12月上旬
【京都市右京区】常寂光寺
京都市内を一望できる絶景紅葉スポット
京都市・嵯峨野の、古くから紅葉で有名な小倉山の中腹にある「常寂光寺」。
カエデ、イロハモミジ、オオモミジ、イチョウなどが例年11月中旬から色づき始め、11月下旬まで見頃が続きます。
高さ約12mの重要文化財「多宝塔」周辺の紅葉は、数ある名所のなかでも絵になる絶景。嵐山・嵯峨野を含む京都市内を見渡せます。
また、苔が美しいことでも有名です。青々とした苔に散りばめられた紅葉のコントラストは必見です!
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3
紅葉の見頃:【例年】11月中旬~11月下旬 【2024年予想】11月21日頃~
【京都市右京区】二尊院
参道を染め上げる紅葉のトンネルを
京都府で有数の人気を誇る観光地、嵐山・嵯峨野エリアの小倉山のふもとにある「二尊院」。
京都でも有数の紅葉の名所として知られ、2012年にはJR東海の「そうだ、京都に行こう。」のキャンペーンポスターにも採用されました。
二尊院では、例年11月中旬から下旬にかけて紅葉が見頃を迎えます。
最大の見どころは、総門から続く約100mの参道! “紅葉の馬場”と呼ばれており、両側で真っ赤に色づいた紅葉がトンネルを作ります。
また、背景の小倉山の紅葉と参道沿いのカエデ、2つの紅葉を楽しめるのも魅力です。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27
紅葉の見頃:【例年】11月中旬~下旬 【2024年予想】11月22日頃〜
【京都市北区】源光庵
「悟りの窓」と「迷いの窓」から紅葉を愛でる
「源光庵」は、正式名を「鷹峰山宝樹林源光庵」という曹洞宗の寺院。庭にある見事なカエデが有名な紅葉の名所です。
本堂には丸い「悟りの窓」と四角い「迷いの窓」があり、丸い窓は何事にもとらわれないおおらかな気持ちを「禅と円通」の心で表し、四角い窓は、生きることや病・死ぬことなど日々の様々な苦しみの「人間の生涯」という仏意を表しています。
どちらの窓からも秋の絶景を眺めることができるため、紅葉シーズンはこの窓からの景色を目当てに多くの人が訪れます。
例年11月上旬からカエデが色づき始め、見頃を迎えるのは11月中旬です。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町47
紅葉の見頃:【例年】11月中旬~下旬 【2024年予想】11月23日頃~
【京都市北区】光悦寺
竹垣に映える真っ赤な紅葉が見どころ
京都市北区にある「光悦寺」は、江戸時代初期の文化人・本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)が築いた芸術村跡に建つ寺院で、紅葉の名所としても高い人気を誇ります。
光悦寺の参道は頭上でモミジが重なり合うため、紅葉のトンネルをくぐりながら歩けるのが特徴です。
また、茶室「大虚庵」を囲む竹垣と紅葉の調和も風情があります。
紅葉は、例年11月中旬から12月上旬に見頃を迎えます。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都市北区鷹峯光悦町29
紅葉の見頃:例年11月中旬~下旬 ※毎年11月10日~13日は拝観不可
【京都市北区】高桐院
石畳の参道に散るもみじが美しい
※2024年10月現在、拝観休止中
京都市北区紫野にある「高桐院」は、臨済宗大徳寺派の寺院。「大本山大徳寺」の塔頭(高僧の死後、弟子がその徳を慕って墓の塔に寄り添うように建てた小さな院のこと)のひとつでもあります。
江戸時代初期の武将で、茶人としても有名な細川忠興(三斎)が創建しました。
紅葉の見どころは、参道の石畳を埋め尽くす“散り紅葉”。例年11月中旬から12月上旬にかけて紅葉が見頃を迎え、その後も散りもみじを楽しむことができます。
石畳の参道の両側にカエデの木が並び、散った紅葉が赤いじゅうたんのような美しい景観をつくり出します。
庭園を眺めながらゆったりとお抹茶をいただくこともできますよ。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府京都市北区紫野大徳寺町73-1
紅葉の見頃:例年11月中旬~12月上旬
【京都市左京区】永観堂(禅林寺)
古今集でも詠われた美しい紅葉を観賞しよう
東山のふもとに建つ「永観堂」(正式名称は禅林寺)は、数ある京都の紅葉名所のなかでも特に古くから愛されてきた紅葉の名所。古今集にも詠われ、「もみじの永観堂」「岩垣もみじ」と呼ばれています。
例年11月中旬から下旬にかけてイロハモミジを中心とした約3,000本が見頃を迎えます。
秋の特別拝観では、「放生池」をはじめ境内中がライトアップされ、昼とは異なる幽玄な雰囲気に包まれます。
燃え上がるように真っ赤に染まった紅葉が、境内のもっとも高い位置にある「多宝塔」を包み込む光景は圧巻です。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府京都市左京区永観堂町48
紅葉の見頃:【例年】11月中旬〜11月下旬 【2024年予想】11月22日頃~
その他紅葉情報:【ライトアップ】あり(夜間特別拝観):2024年11月11日(月)~12月1日(日)
【京都市左京区】三千院
「東洋の宝石箱」と称された絶景庭園
“日本の紅葉の名所100選”に数えられる大原のなかでも、「三千院」は特に人気の紅葉スポット。皇子・皇族が住職を努める天台宗のお寺・問跡(もんぜき、もんせき)のひとつです。
背に小野山を負い、呂川(りょせん)と律川(りつせん)という2つの川に挟まれた静寂の地にたたずんでいます。
境内には「客殿」や「宸殿」(しんでん)「往生極楽院」などが建ち、「聚碧園」(じゅへきえん)、「有清園」という2つの庭園を目当てに多くの観光客が訪れます。
国宝や文化財も多く、かつて作家の井上靖氏は、境内の美しさを「東洋の宝石箱」と称賛しました。
苔に映える真っ赤な紅葉が美しい
両園とも紅葉の最盛期には、青々とした木立や苔、紅葉が絶妙の調和を見せます。特に苔庭に舞い散った赤い紅葉には目を奪われること間違いなし。
また、庭の隅に並ぶ、かわいらしい「わらべ地蔵」にも、ぜひ注目してみてくださいね。
例年紅葉の見頃は11月中旬から12月上旬。10月末から約1カ月開催される「もみじ祭り」では、秘仏の金色不動明王が特別にお目見え。菓子付きの茶席も設けられ(600円)、一服しながら秋の深まりを体感できますよ。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府京都市左京区大原来迎院町540
紅葉の見頃:例年11月中旬~下旬
その他紅葉情報:【イベント】三千院 もみじ祭り:2024年10月28日(月)~11月28日(木)
【京都市左京区】下鴨神社
カラフルに彩られた太古の森を散策
ユネスコの世界遺産に「古都京都の文化財」のひとつとして登録されている、京都市左京区の「下鴨神社」。広大な敷地には約40種類の木々が自生する原生林「糺(ただす)の森」が広がっています。
ここは樹齢600年ほどの大樹をはじめ、200年以上の樹木が約600本、直径10cm以上の樹木が約4,700本も群生している太古の森です。
晩秋の京都を彩る美しい紅葉
例年12月上旬から中旬には、森全体が色とりどりの紅葉に包まれます。
いわば京都の紅葉シーズンのアンカー的な場所で、見頃の時期には遅めの紅葉を楽しむ観光客で賑わいます。
下鴨神社の摂社「河合神社」の東側、潮見の小川に架かる「紅葉橋」の辺りは特に見事ですよ。大自然のなかでゆったりと紅葉を楽しみたい親子におすすめの名所です。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府京都市左京区下鴨泉川町59
紅葉の見頃:例年12月上旬~中旬
【京都市左京区】瑠璃光院
紅葉シーズンだけの幻の絶景に息を呑む
京都市左京区の「瑠璃光院」。毎年新緑と紅葉の時期の年2回だけ特別公開されており、紅葉期には、大変多くの人が訪れる人気スポットです。
特に見どころなのが「瑠璃の庭」。数奇屋造りの書院の2階から眺めるモミジの紅葉は時を忘れるほどの美しさ! 磨かれた床や写経用の机にも紅葉が映り込み、なんとも幻想的な空間です。
こちらを訪れたら、黄色、オレンジ、緑の葉が混ざりあう自然美を、じっくり味わいたいもの。例年見頃は11月中旬から下旬となっています。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府京都市左京区上高野東山55
紅葉の見頃:【例年】例年11月中旬~下旬
その他紅葉情報:【ライトアップ】あり (秋の特別拝観):2024年10月1日(火)〜12月15日(日)※要事前予約
【京都市左京区】貴船神社
京の奥座敷・貴船にある「貴船神社」は、清々しい緑に囲まれた古社。全国に約450社ある貴船神社の総本社です。
貴船川沿いに続く参道の石階段に、赤い灯籠が並ぶ景色も見どころ。
例年11月上旬になると、この参道や本殿周辺が紅葉に包まれ、参拝客の目を楽しませてくれます。
「京の奥座敷・貴船もみじ灯篭」は秋の風物詩
毎年11月には「京の奥座敷・貴船もみじ灯篭」が開催されます。
貴船神社と周辺の料理旅館街に行灯が設置され、ライトアップされた紅葉が貴船の夜を幻想的に彩ります。秋の夜長を親子で楽しむのにぴったりのイベントですよ。
期間中の土日祝日には、同社の奥宮で手作り市も行われます。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
紅葉の見頃:例年11月上旬~下旬
その他紅葉情報:【ライトアップ】あり 【イベント】京の奥座敷・貴船もみじ灯篭:2024年11月1日(金)~11月24日(日)
【京都市西京区】善峯寺
山寺ならではのダイナミックな紅葉が魅力
京都市にある京都西山の中腹に位置する「善峯寺」(よしみねでら)は徳川5代将軍・綱吉の母、桂昌院ゆかりのお寺。天台宗の単立寺院であり、“京都・西山三山”のひとつです。
春は桜、初夏は紫陽花、秋は紅葉、冬は山茶花の名所としても知られています。例年11月上旬からオオモミジ、ノムラモミジ、イロハモミジなどが色づき、11月中旬から12月上旬に見頃を迎えます。
全長約37mを誇る天然記念物・樹齢600年の「遊龍の松」と、周囲の紅葉との絶妙なコントラストも見どころ。
紅葉の最盛期には、広大な境内と山全体が鮮やかに色づき、山寺ならではの壮大な紅葉の風景を楽しむことができますよ!
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府京都市西京区大原野小塩町1372
紅葉の見頃:例年11月中旬~12月上旬
【京都市上京区】北野天満宮
真っ赤に染まる300本の紅葉が絶景!
京都市左京区にある「北野天満宮」は、菅原道真公を祀る天神信仰の発祥の地。日本中に約1万2,000社もあるといわれる全国天満宮・天神社の総本社です。
梅とともにモミジが有名で、境内西側の「もみじ苑」にはモミジが約300本、なかには樹齢350年から400年のものも現存しています。11月下旬から12月上旬にかけて例年見頃を迎えます。
紙屋川の水面に映る紅葉&ライトアップは幻想的
豊臣秀吉が築造した土塁(御土居/おどい)に立ち並ぶカエデの紅葉が、紙屋川の水面に映る様子はうっとりするほど幻想的。川に架かる「鶯橋」と紅葉の競演も必見です。
例年11月中旬から12月上旬にはライトアップが実施され、昼間とは違った風景を楽しむことができます。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府京都市上京区馬喰町
紅葉の見頃:【例年】11月中旬~12月上旬 【2024年の予想】11月下旬~12月中旬
その他紅葉情報:【ライトアップ】あり(史跡 御土居のもみじ苑ライトアップ):2024年11月9日(土)~12月8日(日)
【京都市東山区】東福寺
一度は訪れたい!渓谷を覆う赤い雲海が絶景
京都市東山区にある「東福寺」は、京都屈指の紅葉の名所。月輪山のふもとにある臨済宗東福寺派の大本山です。
本堂と普門院、開山堂を結ぶ「通天橋」には、葉が3つに分かれて黄金色になるカエデ(通称・通天もみじ)が見られ、秋には約2,000本の木々が紅葉し、境内を鮮やかに染め上げます。
紅葉の見頃は、例年11月下旬から12月上旬。通天橋から見下ろす、一面紅葉で埋め尽くされた渓谷美は必見です!
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府京都市東山区本町15-778
紅葉の見頃:例年11月下旬~12月上旬
その他紅葉情報:【ライトアップ】あり(夜間特別拝観):2024年11月16日(土)~12月1日(日) ※要事前予約
【京都市東山区】清水寺
親子で一度は訪れたい王道の紅葉スポット
京都観光のなかでも人気が高い、国宝「清水(きよみず)の舞台」で知られる「清水寺」。
清水の舞台や「三重塔」、「放生池」の周辺に約1,000本ものヤマモミジがあり、例年11月下旬から12月上旬にかけて見頃を迎えます。
秋の夜空に浮かびあがる紅葉も美しい
毎年11月18日〜30日の期間には秋の夜間特別拝観も実施され、光に照らされた紅葉と建造物が織りなす絶景を楽しむことができますよ! 清水の舞台と周辺の紅葉がライトアップされる様子は、まさに絶景です。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:
紅葉の見頃:【例年】11月下旬~12月上旬 【2024年予想】12月上旬~12月中旬
その他紅葉情報:【ライトアップ】あり(秋の夜間特別拝観):11月18日(月)〜30日(土)
【京都市伏見区】醍醐寺
落葉広葉樹がつくりだす圧巻の景観
「醍醐寺」は、京都市内で最大級の寺院。醍醐山のふもとから山頂までの広大な敷地に「金堂」「五重塔」「薬師堂」などが立ち並ぶ、真言宗醍醐派の総本山です。
国宝、重要文化財を含む10万点以上の文化財を所蔵し、「古都京都の文化財」として世界文化遺産にも登録されています。
春の桜で有名な醍醐寺にはモミジ、ドウダンツツジ、イチョウなども多く、紅葉スポットとしても人気です。
例年11月中旬から色づきが始まり、12月上旬まで見頃が続きます。特に「弁天堂」付近の紅葉が人気で、鮮やかな紅葉が圧巻の美しさで境内を彩ります。
見頃の時期にはライトアップ拝観も行われており、昼とは違った幻想的な景観を見ることができますよ!
見どころは「弁天堂」と夜のライトアップ
例年11月中旬から色づきが始まり、12月上旬まで見頃が続きます。特に「弁天堂」付近の紅葉が人気で、鮮やかな紅葉が圧巻の美しさで境内を彩ります。
見頃の時期にはライトアップ拝観も行われており、昼とは違った幻想的な景観を見ることができますよ!
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府京都市伏見区醍醐東大路町22
紅葉の見頃:【例年】11月中旬~12月上旬 【2024年予想】11月下旬~12月中旬
その他紅葉情報:【ライトアップ】あり(秋期夜間拝観):2024年11月22日(金)〜12月1日(日)
【宇治市】平等院
艶やかな紅葉を愛でつつ平安時代に思いを馳せる
宇治市で絶大な人気を誇る観光名所「平等院」。「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されており、平安時代に栄華を誇った藤原氏ゆかりの古寺です。
10円硬貨のデザインにも使用されて広く知られている「鳳凰(ほうおう)堂」をはじめ、阿弥陀如来坐像など多くの国宝が残っています。
秋が深まると阿字池(あじいけ)周辺のカエデが鮮やかな赤に色づき、鳳凰堂とともに水面に映り込む様は訪れた人々を魅了します
例年、見頃を迎える11月下旬~12月上旬には、紅葉と鳳凰堂をライトアップする夜間特別拝観も行われ、日中とは異なる幻想的な景色を楽しめますよ。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府宇治市宇治蓮華116
紅葉の見頃:例年11月中旬〜12月上旬
その他紅葉情報:【ライトアップ】あり ①夜間特別拝観:11月16日(土)~12月1日(日)の土日 ※要事前予約 ②JR東海 秋の特別拝観:2024年11月22日(金)、25日(月)~29(金)※JR東海の予約サイトで要事前予約
【宇治市】あじろぎの道
宇治川沿いに続く真っ赤なモミジのトンネル
平等院の東側、宇治川沿い堤防の道はモミジの多い場所。真っ赤なモミジのトンネルを眺めながら歩ける遊歩道は、フォトスポットとしても人気です。
例年11月中旬から色づき始め、12月上旬まで見頃が続きます。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府宇治市宇治
アクセス:JR奈良線、京阪宇治線「宇治駅」から徒歩で約10分
紅葉の見頃:例年11月中旬~12月上旬
【宇治市】宇治上神社
現存する日本最古の神社建築を紅葉が彩る
宇治川の東岸、朝日山の山裾に佇む「宇治上神社」。明治時代までは、隣接の宇治神社と二社一体で「離宮上社」と呼ばれていました。
平安時代後期に建てられた本殿は、現存するものとしては日本最古の神社建築です。
また境内正面の拝殿は鎌倉初頭のもので、寝殿造りの様式。特に縋破風(すがるはふ)といわれる手法を用いた屋根の美しさは格別です。
紅葉に包まれた参道や鳥居が見どころ!
拝殿・本殿ともに国宝であり、世界遺産「古都京都の文化財」を構成する神社です。
紅葉は例年11月下旬~12月上旬が見頃。朱色の鳥居が紅葉で包まれ、静かな境内が華やかに彩られます。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府宇治市宇治山田59
アクセス:京阪宇治線「宇治駅」から徒歩で約10分
紅葉の見頃:例年11月下旬~12月上旬
【宇治市】朝霧橋~宇治十帖モニュメント
山の紅葉を背景にした朱色の橋は人気の撮影スポット
1972年に宇治川に架けられた長さ74mの朝霧橋。平等院と「宇治神社」を繋いでいます。
この橋の朱色と紅葉が奏でる、色彩豊かな景色が秋の見どころ。例年11月中旬からモミジなどが色づき、11月中旬~12月上旬に見頃を迎えます。
また、宇治川右岸の朝霧橋のたもとにある源氏物語の石像、「宇治十帖モニュメント」もお見逃しなく!
ヒロインの浮舟(うきふね)と匂宮(におうのみや)が小舟で宇治川に漕ぎ出す有名な情景をモチーフとしています。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府宇治市宇治
アクセス:京阪宇治線「宇治駅」から徒歩で約6分
紅葉の見頃:例年11月中旬~12月上旬
【宇治市】三室戸寺
宇治十二景に数えられる「三室戸の紅楓」
京都府宇治市にある「三室戸寺」。西国三十三カ所巡礼の十番札所で、“あじさい寺”として知られている寺院です。
隠れた紅葉の名所としても知られ、江戸時代には「三室戸の紅楓」として“宇治十二景”のひとつに数えられています。
紅葉が飾る三重塔は見応えあり
例年11月中旬からモミジやイチョウが色づき、11月中旬~12月上旬に見頃を迎えます。
特に本堂東側の三重塔を中心とし、美しい赤に染まるモミジと黄金色に輝くイチョウが見事です。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府宇治市菟道滋賀谷21
紅葉の見頃:例年11月中旬~12月上旬
【宇治市】興聖寺
琴坂の紅葉トンネルに心奪われる
京都府宇治市にある「興聖寺」(こうしょうじ)。1648年に永井尚政によって宇治の地に再興された寺院で、紅葉の名所として親しまれています。
石門から山門へ向かう200mほどの参道・琴坂は、まっすぐでゆるやかな上り坂。傍の谷川のせせらぎが琴の音のように響くところからこの名が付いたのだとか。
琴坂の両側にはモミジが植えられ、例年11月下旬~12月上旬の見頃にはモミジのトンネルになります。撮影スポットとしても人気が高く、訪れる人々を魅了します。
また、前庭のツツジやサツキも美しく、琴坂のモミジ、カエデとあわせて宇治の十二景の1つとなっています。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府宇治市宇治山田27-1
紅葉の見頃:例年11月下旬~12月上旬
【宇治市】宇治市源氏物語ミュージアム
源氏物語の世界を感じながら紅葉狩り
平安時代中期を代表する古典文学として、日本だけでなく世界的にも有名な「源氏物語」。時を超えて源氏物語の世界を実体験できるのがこのミュージアムです。
施設周辺では例年11月中旬からモミジが色づき、見頃が12月上旬まで続きます。
紅葉に包まれた静かな庭園を歩き、物語の時代へタイムスリップしてみませんか?
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府宇治市宇治東内45−26
紅葉の見頃:例年11月中旬~12月上旬
【宇治市】黄檗宗大本山 萬福寺
中国明朝様式の伽藍建築と紅葉がコラボ
JRと京阪電鉄の黄檗駅近くにある「萬福寺」は、江戸初期に日本に渡来した中国僧・隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師により1661年に創建されました。
建物は中国の明朝時代末期の様式で造られ、境内は異国にやってきたかのような雰囲気。
例年11月中旬からモミジが色づき、11月中旬~12月上旬には見頃になります。
また、紅葉の時期には「黄檗ランタンフェスティバル」が開催され、30種類の中国ランタンが夜の境内を鮮やかに彩ります。※2024年は11月現在、未発表です
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府宇治市五ケ庄三番割34
紅葉の見頃:例年11月中旬~12月上旬
その他紅葉情報:黄檗ランタンフェスティバル(2024年の詳細は11月現在未定。公式サイトをご確認ください)
【宇治市】天ヶ瀬ダム
「天ヶ瀬吊り橋」から望むパノラマの紅葉
宇治市街地からほど近い「天ヶ瀬ダム」は、宇治川で唯一のダム。そのダム湖は緑の渓谷に翼を広げた鳥のような美しい姿に見えることから、「鳳凰(ほうおうこ)湖」とも呼ばれています。
上流の「天ヶ瀬吊り橋」から大パノラマで紅葉を楽しめる絶景スポットとなっています。
例年11月中旬からモミジが色づき、11月下旬~12月上旬に見頃となります。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府宇治市槙島町
紅葉の見頃:例年11月下旬~12月上旬
【亀岡市】鍬山神社
荘厳な雰囲気が漂う穴場スポット
京の奥座敷・亀岡市にある「鍬山神社」は、丹波の国を造った神を祭る神社。市内屈指の紅葉狩りスポットですが、京都市内の名所ほどは混雑せず、ゆっくり観賞できる穴場スポットです。
例年11月上旬から中旬にかけてヤマモミジ、ドウダンツツジ、イチョウ、カンレンボクなどが見頃を迎え、紅葉のライトアップも開催されています。
荘厳な雰囲気の境内で真っ赤に染まった紅葉は、その鮮やかな美しさから“矢田の紅葉”と称賛されています。
京都市街地よりも前に見頃を迎えるので、いち早く紅葉を満喫したい親子にもおすすめ。ぜひ亀岡市へ足を伸ばしてみてください。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府亀岡市上矢田町上垣内22-2
紅葉の見頃:例年 11月上旬~中旬
その他紅葉情報:【ライトアップ】あり (2024年11月8日~10日)
【宮津市】成相寺
天橋立が一望できる絶好のビュースポット
宮津市にある「成相寺」は、約1300年の歴史をもつ古刹。成相山の山腹に位置し、日本古来の山岳宗教の修験場だった場所です。
境内から“日本三景”のひとつ「天橋立」(あまのはしだて)を一望できる景勝地としても知られています。
成相寺には、悲話を伝える「撞かずの鐘」、奇怪な話の「底なし池」、美人観音として名高い「聖観世音菩薩」などがあり、春はしゃくなげの名所としても親しまれています。
また、見晴らし抜群のパノラマ展望所にはカフェもあり、テラス席で絶景を眺めながらスイーツでひと休みできますよ。
例年10月下旬からカエデ、ナラ、シデなどが色づき、11月上旬から中旬が紅葉の最盛期。見頃の時期にはライトアップも開催され、幻想的な雰囲気に包まれます。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府宮津市成相寺339
紅葉の見頃:例年11月上旬~中旬
その他紅葉情報:【ライトアップ】あり :2024年11月16日(土)~17日(日) 【イベント】もみじウィーク&紅葉ライトアップ:2024年11月9日(土)~24日(日)
【福知山市】二瀬川渓流
吊り橋から見下ろす紅葉パノラマ
大江山の奇岩と清流が織りなす自然豊かな「二瀬川渓流」。一帯には鬼の足跡、鬼飛岩など「大江山酒呑童子」伝説にまつわる旧跡が点在しています。
例年11月上旬から下旬にかけての紅葉のシーズンは、渓谷が鮮やかに色づきます。
渓谷に架けられた吊り橋「新童子橋」から見下ろす渓谷の大パノラマは見応え十分。渓流を巡る散策路で紅葉を楽しみながら、鬼伝説にまつわる見どころを探すのもおすすめです。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府福知山市大江町内宮ほか
紅葉の見頃:例年11月上旬〜下旬
王道の名所から、素晴らしい紅葉が楽しめる穴場まで、京都府内の紅葉スポットをまとめてご紹介しました。お気に入りの場所を見つけて、親子の思い出をたくさん作ってくださいね。
※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2019年1月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2024年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。
記事を書いた人
いこーよとりっぷ編集部
「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。
- ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。