2024京都で晩秋にやりたい10のこと
旬のグルメ、紅葉の穴場、舟遊びも
日本有数の観光地・京都府。歴史ある神社仏閣のイメージがありますが、ほかにも多彩な魅力にあふれています。
そこで今回は、晩秋の京都で楽しみたいことを厳選してご紹介! 京都フリークのリピーターにもおすすめの内容です。ぜひ親子旅の参考にしてください。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください
1.紅葉の名所・穴場を巡る(京都府内各地)
晩秋に京都を訪れたら、やはり紅葉狩りははずせません。毎年見頃の時期にはイベントやライトアップも多数開催され、国内外からの観光客で賑います。
世界遺産の寺社や、嵯峨野・嵐山エリアなど人気の名所は数知れず。その一方で、地元の人々に愛される穴場の名所もたくさんあるんですよ。
2024年11月28日現在、府内の各地で紅葉が見頃を迎えています。お気に入りの場所を見つけて、親子で紅葉狩りを楽しんでくださいね。
2.「金閣寺」周辺をまち歩き(京都市北区)
日本人なら誰もが知っている「金閣寺」(鹿苑寺)は、京都市北区にあります。周辺には由緒ある寺社がいくつもあり、京都らしさを満喫できるまちです。
京都府のなかでも特に古い歴史を持つ「上賀茂神社」や、「悟りの窓」と「迷いの窓」で有名な「源光庵」など、見応えがある名所揃い。
美しい寺社を参拝することで、子供が京都の歴史や文化に関心を持つきっかけになるかもしれません。
3.幕末の歴史スポット「寺田屋」を見学する(京都市伏見区)
「寺田屋」は坂本竜馬をはじめ、幕末の志士たちが身を寄せた船宿で、「寺田屋騒動」、「坂本龍馬襲撃事件」という2つの歴史的事件の舞台でもあります。
当時の建物は1868年の鳥羽伏見の戦いで焼失。再建された現在の建物は史跡博物館として公開されています。
館内には龍馬の写真や、愛用したピストルのレプリカなどが展示されいます。親子でおでかけして、幕末の歴史を体感してみてください。
4.「伏見十石舟」で江戸時代にタイムスリップ(京都市伏見区)
伏見区はもともと、京都と大阪を結ぶ中継地として栄えたまち。江戸時代には、酒や米、旅客をのせた十石舟や三十石船が、淀川や宇治川を利用して大阪と伏見の間を行き来していたそうです。
運航は明治時代まで続き、再び1998年に観光目的で「伏見十石舟・三十石船」が復活しました。
舟の上からのんびりと伏見のまち並みを眺めるのは、とても心地よい時間。江戸時代にタイムスリップしたような気分も味わえます。
秋は桜やモミジの紅葉を船から観覧でき、その景色もまた格別です。
5.酬恩庵で「一休善哉」をいただく(京田辺市)
とんち話で有名な一休さん(一休禅師)が晩年を過ごした「酬恩庵(しゅうおんあん)」(通称・一休寺)。戦火に巻き込まれて荒廃したお寺を一休さんが再興したとされています。
境内にある「虎丘庵(こきゅうあん)庭園」と「方丈庭園」は名勝に指定されており、清らかな気持ちになる美しい枯山水が見事です。
境内のカフェルームでは、一休さんとゆかりの深い善哉(ぜんざい)で“ひとやすみ”。
一説によると、ぜんざいを日本ではじめて食べたのは一休さんで、あまりの美味しさに「善哉此汁(よきかなこのしる)」と叫んだことが語源といわれています。
1月最終日曜は「一休善哉の日」。限定御朱印も人気
一休さんが1月1日生まれであることにちなみ、酬恩庵では1月の最終日曜を「一休善哉の日」と定め、毎年絵馬の祈祷奉納と善哉の接待を行っています。
参拝者は、一年の善行を誓う言葉を絵馬に書き、祈祷を受け、座禅を体験します。
心を鎮めたら、祈祷が済んだ絵馬を絵馬所に奉納し、一休善哉をいただきましょう。善哉は限定800食、志納料は1人1,000円(2024年の開催時、2025年の詳細は未定)です。
一年の善き行いを、一休さんに誓ってみませんか?
6.神が宿る「甘南備山」をハイキング(京田辺市)
標高約221mの雄山と、標高約201mの雌山の頂上が連なった「甘南備山」(かんなびやま)
「かんなび」とは「神が隠れる場所」という意味です。ここは古くから神の宿る山とされ、人々の暮らしを支える里山としての役割も果たしてきました。
山頂にある展望台までは、麓から2時間ほどの登山道が整備されています。歩いた先の展望台に広がる景色は開放感抜群!
ほかにも「神南備神社」や桜の森、紅葉の森、野鳥の森、滝など見どころ満載のハイキングコース。親子で一緒に歩いてみませんか?
7.京都府が認める景観スポット「石寺の茶畑」を歩く(和束町)
京都府南部の和束町(わづかちょう)は、「茶源郷」とも呼ばれる宇治茶の名産地。茶畑と茶の生産に関わる山村風景はのどかで美しく、日本遺産にも認定されています。
京都府景観資産の第1号として登録されている「宇治茶の郷 和束の茶畑」のなかで、特に有名なのが「石寺の茶畑」。さまざまなお茶のプロモーションにこの茶畑の写真が使われています。
茶畑の合間に新しい家や古民家が点在し、お茶を生業とする人々の暮らしや日々の営みを体感できる石寺地区。天気のいい日にのんびり歩きたいスポットです。
8.山陰海岸ジオパークの絶景を眺める(京丹後市)
京都府北部の日本海に面したまち。「山陰海岸ジオパーク」の海岸線が美しく、丹後半島一周のドライブも人気です。
数ある海辺の絶景スポットのなかで、特におすすめなのが「夕日ヶ浦(浜詰夕日ヶ浦海水浴場)」です。海の色は日本海のイメージとは異なる見事な青。
名前の通り、夕焼けも感動的で“日本の夕陽百選”にも選ばれています。
また、丹後半島の最北端の港にある「経ヶ岬(きょうがみさき)灯台」付近では、どこまでも続く水平線と、断崖絶壁の海岸線を見ることができます。
駐車場から歩いて約15分ですが、落石や倒木などで歩きにくい箇所もあるため、歩きやすい靴でおでかけを。
散策マップが京丹後市内の各観光施設や、灯台近くの駐車場、登山口などに設置されているので、見かけたら手に入れておくと安心です。
9.「舞鶴港とれとれセンター」で旬の海鮮グルメを堪能(舞鶴市)
「舞鶴港とれとれセンター」は、日本海側で最大級の海鮮市場を持つ道の駅。日本海で水揚げされた新鮮な魚をはじめ、秋から冬にかけてはアオリイカ(秋いか)、寒ブリ、ズワイガニ(舞鶴かに)といった旬の海産物が自慢です。
舞鶴魚市場の仲買人が出店しているため、鮮度がよいのはもちろん、種類も豊富でリーズナブル。購入した魚介類の調理もお願いできます。
その場で味わうお刺身や海鮮焼きは絶品! 家族みんなが笑顔になること間違いなしです。
10.舞鶴の特産品・かまぼこ&ちくわ作りを体験する(舞鶴市)
舞鶴市の「舞鶴かまぼこ工房」は、舞鶴市の近海で獲れた魚をふんだんに使ったかまぼこ・平てん・ちくわ作りを体験できる施設。かまぼこ博士が丁寧に教えてくれるので、安心して挑戦できます。
かまぼこの板付けは、なかなか面白い体験。平てんは星型やハート型など、自分の好きな形にできるのがポイントです。
親子で楽しく作って、できたてアツアツを召し上がれ♪
海も山もある京都府には、ほかにも魅力あふれるまちや体験が盛りだくさん。記事を参考に、特別な京都旅を楽しんでくださいね!
記事を書いた人
いこーよとりっぷ編集部
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