【2024】東北の紅葉情報!
見頃・名所・穴場・イベント大紹介
10月に入ると、日本の各地でさまざまな美しい紅葉スポットが楽しめます。この季節の変わり目を目で感じられる紅葉は、幼い子供から大人まで、多くの人々を魅了します。
いこーよとりっぷでは、東北地方の紅葉の名所やイベントを厳選してご紹介します。地域を一番よく知る、各自治体の役場・役所の担当者からのおすすめ情報も掲載していますので、おでかけ前にチェックしてみてくださいね。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
2024年各地の紅葉見頃はいつ?
2024年の東北地方の紅葉は平年並みか遅くなるところが多い模様で、仙台では11月28日頃が紅葉の見頃と予想されています。
紅葉の色づきには紅葉と黄葉がありますが、黄葉の方が紅葉に比べ少し早く色づきます。また通常は気温が下がると色づきが進んでいきます。
青森県の紅葉名所・2024年紅葉イベント
青森県の紅葉の名所と、2024年に開催される紅葉イベントを紹介します。
【青森県黒石市】中野もみじ山(紅葉の見頃:例年10月下旬~11月上旬)
青森県黒石市の「中野もみじ山」は、青森県下有数の紅葉の名所として知られています。樹齢100年以上の木々約130本の紅葉が、紅や、オレンジ、黄色と色鮮やかに染まる紅葉(黄葉)は、息を呑むほど。
山を登り進めると、津軽三不動尊のひとつ「中野神社」や「観楓台」、「不動の滝」などの撮影ポイントもあり、散策の思い出にもぴったりですよ。
2024年10月19日(土)〜11月10日(日)には、ライトアップを実施。11月5日(火)までは露店も出店しているので、ゆっくりと紅葉狩りを楽しめますよ。
■中野もみじ山
紅葉の見頃(例年):10月下旬~11月上旬
ライトアップ時間:16:30〜21:00
場所:青森県黒石市南中野字不動舘27
【青森県青森市】城ヶ倉大橋(紅葉の見頃:例年10月中旬~下旬)
青森県青森市の「十和田八幡平国立公園」内にある「城ヶ倉大橋」は、全長約360m、アーチ支間長さ約255mの日本一の上路式アーチ橋です。
橋からは、八甲田連峰をはじめ、青森市街、岩木山、城ヶ倉渓流を望める絶景スポットです。例年10月中旬から下旬にかけて紅葉が色づき、紅やオレンジに色づいた大パノラマを楽しめます。
橋の両端には、駐車スペースとともに休憩所もあるので、ドライブ途中に立ち寄り、景色を楽しんでみてはいかがでしょうか。
■城ヶ倉大橋
紅葉の見頃(例年):10月中旬~下旬
場所:青森県青森市荒川寒水沢 城ヶ倉大橋
【青森県青森市】地獄沼(紅葉の見頃:例年10月中旬~下旬)
青森県青森市にある「地獄沼」は、かつての「爆裂(ばくれつ)火口跡」に近くから湧き出る温泉がたまってできた沼です。付近には、噴気口がいくつかあり、硫黄を多く含んだガスや温泉が噴出しています。
例年10月中旬から「地獄沼」周辺の木々が色づき、緑がかった沼と紅葉のコントラストが楽しめます。
景色を楽しんだあとは、「地獄沼」と国道を隔てた反対側には、東屋風の温泉施設「まんじゅうふかし」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。木製のベンチのなかを高温のお湯が通っているので、蒸気で身体を温めてくれますよ。
■地獄沼
紅葉の見頃(例年):10月中旬~下旬
場所:青森県青森市荒川南荒川山国有林酸ケ湯沢
【青森県十和田市】十和田湖(紅葉の見頃:例年10月中旬~下旬)
青森県十和田市と秋田県小坂町にまたがる「十和田湖」は、日本で唯一の二重カルデラ湖です。
秋には、湖畔や外輪山のブナやモミジ、ウルシなどの木々が紅や黄色に色づき、湖面に映し出される風景は神秘的な美しさを演出します。
また、明亭展望台からの十和田湖は、ハートの形に見え、紅葉をより引き立ててくれるのがポイント。
2024年10月12日(土)には、「道の駅十和田湖」もオープンし「十和田湖」を一望できるスポットが拡充。紅葉狩りの前後に、休憩や食事などで立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
■十和田湖
紅葉の見頃(例年):10月中旬~下旬
場所:青森県十和田市・秋田県小坂町
秋田県の紅葉名所・2024年紅葉イベント
秋田県の紅葉の名所と、2024年に開催される紅葉イベントを紹介します。
【秋田県大館市】ベニヤマ自然パーク(紅葉の見頃:例年10月中旬~下旬)
「ベニヤマ自然パーク」は山奥の大自然に囲まれた場所にあります。春は桜、夏はキャンプ、秋には紅葉が楽しめるスポットです。
例年、10月中旬〜下旬にかけて紅葉の見頃となり、イタヤカエデやヤマザクラ、モミジ、ナナカマド、ドウダンツツジなどが鮮やかな景色を作り出します。
園内にはアスレチック施設があり、子供連れのファミリーでも退屈せず体を動かして遊べます。
さらに、ペット同伴で宿泊できる施設もあり、家族みんなで自然を満喫しながら過ごせますよ。
また、パーク近くにある源泉掛け流しの「大葛温泉」は長らく地元のかたに愛されている天然温泉です。温泉に浸かりながら豊かな自然を眺め、癒しの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
大館市担当者おすすめコメント
公園の紅葉の下でお弁当などを楽しむ「紅葉狩りピクニック」や紅葉に囲まれた自然のなかでのキャンプ・グランピング体験キャンプなど、アウトドアと紅葉を一度に楽しめるので、ぜひ、家族みんなでおでかけしてみてくださいね。
■ベニヤマ自然パーク
紅葉の見頃(例年):10月中旬~下旬
場所:秋田県大館市比内町大葛字金山沢口5
【秋田県湯沢市】小安峡(紅葉の見頃:例年10月中旬~11月上旬)
秋田県の温泉地「小安峡(おやすきょう)温泉」の熱湯と蒸気が激しく噴出する「大噴湯」(だいふんとう)。皆瀬川の急流が長年にわたり両岸を深く浸食してできた「小安峡谷」は、春は新緑、秋は紅葉、冬は渓谷に下がる大きな氷柱など、四季を通じて写真映えするスポットです。
「小安峡」をまたぐ高さ約60mのアーチ状の橋からは、イロハモミジやオオモミジ、イタヤカエデなど、紅葉と黄色のグラデーションが見事な景色を堪能できます。
また、岩づたいに階段を下りると、遊歩道が続き、「大噴湯」の様子を間近に見られますよ。
■小安峡
紅葉の見頃(例年):10月中旬~11月上旬
場所:秋田県湯沢市皆瀬
岩手県の紅葉名所・2024年紅葉イベント
岩手県の紅葉の名所と、2024年に開催される紅葉イベントを紹介します。
【岩手県一関市】猊鼻渓(紅葉の見頃:例年10月中旬~11月上旬)
日本百景のひとつにも数えられる「猊鼻渓」(げいびけい)は、砂鉄川の侵食によりできた約100mの絶壁に奇岩、洞窟、滝など迫力のある風景が楽しめます。
例年、10月中旬から11月上旬には、渓谷全体が紅や黄色、オレンジに紅葉が広がります。「猊鼻渓」では日本で唯一、手漕ぎボートで船下りが体験できるので、絶景を眺めながら、往復約90分に渡る船旅を堪能できますよ。
■猊鼻渓
紅葉の見頃(例年):10月中旬~11月上旬
場所:岩手県一関市東山町長坂町467
山形県の紅葉名所・2024年紅葉イベント
山形県の紅葉の名所と、2024年に開催される紅葉イベントを紹介します。
【山形県山形市】蔵王ドッコ沼(紅葉の見頃:例年10月中旬~11月上旬)
標高約1,400mの蔵王中央高原に位置する「ドッコ沼」は、日差しによって水面の色が青やエメラルドグリーンに変化する幻想的な沼です。
「中央ロープウェイ温泉駅」から蔵王中央ロープウェイに乗車すれば、約25分で「ドッコ沼」に到着。トレッキングを楽しみたい場合は、「鳥兜(とりかぶと)駅」から「鳥兜山展望台(蔵王大黒天)」までの約20分の散策コースがおすすめです。
例年、10月中旬から11月中旬にかけて、「ドッコ沼」周辺では、紅やオレンジ、黄色などの紅葉を楽しめます。「ドッコ沼」湖畔には、ブナ林のなかにテーブルや椅子があるので、食事をしたり、休憩をしたりと、のんびりくつろぎながら紅葉を堪能できますよ。
■蔵王ドッコ沼
紅葉の見頃(例年):10月中旬~11月上旬
場所:山形県山形市蔵王温泉940-1
宮城県の紅葉名所・2024年紅葉イベント
宮城県の紅葉の名所と、2024年に開催される紅葉イベントを紹介します。
【宮城県松島町】円通院(紅葉の見頃:例年11月中旬~11月下旬)
「円通院(えんつういん)」は、仙台藩主「伊達政宗公」の次男「伊達光宗公」の霊廟として建立され、現在では国重要文化財にも指定されています。
「円通院」は紅葉の名所としても知られており、例年10月下旬ごろから「石庭」や「心字の池」を、イロハモミジやコハウチワカエデが色づきはじめ、11月下旬ごろには見頃を迎えます。
2024年10月26日(土)〜11月17日(日)の期間には、「円通院紅葉ライトアップ2024」を開催。毎日17時から21時(最終受付20時45分)までライトアップし、期間中は、ライトアップにあわせ、さまざまなアーティストによる演奏も行われますよ。
拝観料は、中学生以上が1,300円、小学生以下無料なので、ぜひ家族でおでかけしてみてくださいね。
なお、付近に駐車場がないので、おでかけの際は公共交通機関の利用がおすすめです。
■円通院
紅葉の見頃(例年):11月中旬~11月下旬
場所:宮城県宮城郡松島町松島字町内67
【宮城県松島町】宮城県松島離宮(紅葉の見頃:例年10月下旬~11月中旬)
宮城県・松島町の「宮城県松島離宮」は、庭園や松島の歴史を学べる博物館、展望スポットなどが併設された観光複合施設です。
例年10月下旬から松島離宮庭園や、その周辺の山々に植えられた約100本のモミジが鮮やかな紅や黄色に輝きます。庭園の池に映るモミジの姿は、まるで水彩画のよう。観る人の心を和ませるでしょう。
2024年10月26日(土)〜11月24日(日)までは「紅葉ライトアップ2024」を開催。色鮮やかな紅葉と日本唯一の「十角三重塔」のライトアップの競演が楽しめます。
ライトアップ期間中は、牡蠣専門店や海鮮浜焼き、お刺身食べ放題など、松島ならではのグルメも味わえますよ。
■宮城県松島離宮
紅葉の見頃(例年):10月下旬~11月中旬
場所:宮城県宮城郡松島町松島字浪打浜18
■紅葉ライトアップ2024
開催期間:2024年10月26日(土)〜11月24日(日)
ライトアップ時間:16時〜21時
【宮城県大崎市】鳴子峡(紅葉の見頃:例年10月下旬~11月上旬)
「鳴子温泉郷」にある「鳴子峡」は、大谷川の新色により生まれた大渓谷です。約100mほどの断崖が続き、奇岩や岩肌に生える木々とともに壮大な景観を作り出しています。
東北有数の紅葉スポットである「鳴子峡」では、例年10月下旬から11月上旬にかけて色鮮やかな紅葉が一面を覆い尽くします。「鳴子峡レストハウス」見晴らし台からは、紅葉とともに渓谷も望めますよ。
また、川沿いに続く約2.5kmの散策道からの眺めは、まさに絶景! 川の音とともに、紅葉散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。
■鳴子峡
紅葉の見頃(例年):10月下旬~11月上旬
場所:宮城県大崎市鳴子温泉
【宮城県七ヶ宿町】長老湖(紅葉の見頃:例年10月下旬~11月中旬 )
「長老湖」は名峰「不忘山」(ふぼう山)のふもとにある一周約2kmの湖です。湖面には、周囲の山々の姿が映り、とても神秘的な光景が広がるスポット。湖畔は、ブナの林と深い渓谷を刻む横川の清流に彩られています。
例年、10月下旬ごろから湖畔および周囲の山々が紅や黄色、オレンジに色づきはじめ、11月中旬ごろに見頃を迎えます。
「長老湖」の周りを1周するコースと横川渓谷へ向かう遊歩道も整備されているので、ゆっくりと紅葉狩りが楽しめますよ。
■長老湖
紅葉の見頃(例年):10月下旬~11月中旬
場所:宮城県七ヶ宿町柏木山
福島県の紅葉名所・2024年紅葉イベント
福島県の紅葉の名所と、2024年に開催される紅葉イベントを紹介します。
【福島県下郷町】観音沼森林公園(紅葉の見頃:例年10月下旬~11月下旬)
南会津にある「観音沼森林公園」は、四季折々の美しい景色や、さまざまな野鳥を観察できる自然豊かな公園です。
例年、10月下旬〜11月上旬に紅葉が見頃を迎え、沼の周り一面を紅葉が彩ります。風がないときには、紅葉が沼に反射して地上と水面の両方で紅葉が楽しめるのがポイント。紅葉の下でお弁当を食べたり、ハイキングをしながら紅葉を楽しんだりもできますよ。
下郷町担当者おすすめコメント
紅葉狩りには、「観音沼」を一周できる道路のほか、保全林を散策できる遊歩道もあります。また、周囲には、100万年の歳月をかけて作り上げられた「塔のへつり」や江戸時代の宿場町の面影を今に残した集落「大内宿」もあるので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
■観音沼森林公園
紅葉の見頃(例年):例年10月下旬~11月下旬
場所:福島県南会津郡下郷町南倉沢
【福島県福島市】磐梯吾妻スカイライン(紅葉の見頃:例年9月下旬~10月下旬)
ドライブやツーリングコースとして人気の「磐梯吾妻スカイライン」は、「日本の道100景」にも選ばれている山岳観光道路です。
全長約29m、最高標高1,622mの道路は、ダイナミックな景観が楽しめるルートとして、多くの人が訪れる絶景スポット。
沿線には、「白樺の峰」、「つばくろ谷(不動沢橋)」、「天狗の庭」、「浄土平」、「双竜の辻」、「湖見峠」、「天風境」、「国見台」という名が付けられた「吾妻八景」というビューポイントもあり、家族でさまざまな景色が楽しめます。
例年、9月下旬から周囲が色づきはじめ、10月下旬には、色とりどりの光景が望めますよ。
■磐梯吾妻スカイライン
紅葉の見頃(例年):例年9月下旬~10月下旬
場所:福島県福島市
【福島県北塩原】五色沼(紅葉の見頃:例年10月下旬~11月上旬)
福島県の観光地として名高い「五色沼」は、毘沙門沼をはじめとした、10あまり点在する沼の総称です。
季節や天候、観る角度、周囲の植物によりさまざまな色に変化して見えることから、この名前が付けられました。
その中でも、色鮮やかな「青色」に輝く青沼は、神秘的な美しさを有するスポット。例年10月下旬〜11月上旬に、「毘沙門沼」などにあるイタヤカエデが見頃を迎えます。「毘沙門沼」から「柳沼」までは、遊歩道が設置されているのでトレッキングにもおすすめ。「毘沙門沼」ではボートのレンタルもできるので、水上から紅葉も楽しめますよ。
■五色沼
紅葉の見頃(例年):例年10月下旬~11月上旬
場所:福島県耶麻郡北塩原村桧原五色沼
【福島県喜多方市】新宮熊野神社(紅葉の見頃:例年11月中旬~下旬)
平安時代後期に、「源頼義」が戦勝祈願のために建てられた「新宮熊野神社」。
拝殿の「長床」(ながとこ)は、福島県の重要文化財にも指定されている荘厳な建物です。境内には、樹齢800年のイチョウなどがあり、例年11月中旬から色づきはじめます。晩秋になると真っ黄色に染まったイチョウが落下し、まるで黄色い絨毯のように境内を美しく彩ります。
ぜひ、一度、この景色を家族で堪能してみてくださいね。
■新宮熊野神社
紅葉の見頃(例年):例年11月中旬~下旬
場所:福島県喜多方市慶徳町新宮字熊野2258
【福島県西郷村】甲子大橋(紅葉の見頃:例年10月中旬~下旬)
国道289号「甲子道路」の終点側に位置する「甲子(かし)大橋」は、橋長約200mの長大橋です。
「阿武隈川」の源流地帯でもあり、深い原生林におおわれた自然豊かなスポットで、周辺の山々を背景に雄大な紅葉が楽しめます。
例年、10月中旬〜下旬にかけて見頃を迎え、県内外から多くの人が訪れます。橋の近くには、日帰りや宿泊もできる温泉施設もあるので家族の休日のおでかけにもぴったりですよ。
■甲子大橋
紅葉の見頃(例年):例年10月中旬~下旬
場所:福島県西白河郡西郷村真船
それぞれのまちの魅力とあわせて楽しめる紅葉は、秋の行楽シーズンのおでかけにもぴったりです。美しい日本の景色を満喫しにおでかけしませんか。
記事を書いた人
いこーよとりっぷ編集部
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