【関西】梅の名所・梅園・梅林34選<br/>2025しだれ梅まつり&見頃も紹介
更新日2025年02月04日/公開日2025年02月04日

【関西】梅の名所・梅園・梅林34選
2025しだれ梅まつり&見頃も紹介

見る
京都府京都市、新潟県長岡市、ほか

今回は、関西にある梅の名所から穴場まで、親子におすすめのスポットをご紹介。

関西エリアでは、梅の花が例年1月上旬から3月下旬にかけて見頃を迎えます。早春の澄んだ青空の下で咲き渡る紅白の梅は、見応え抜群。

多くのスポットで梅まつりも開催されており、日帰りのおでかけにもぴったりです。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください

目次

学問の神様「天満宮」の梅の名所

【関東】梅の名所・梅園・梅林はこちら!

【京都府京都市】北野天満宮

菅原道真公が愛した梅で「飛梅」を愛でる

「宝物殿」と梅の花(画像提供:shimanto / PIXTA)
「宝物殿」と梅の花(画像提供:shimanto / PIXTA)

「北野天満宮」は、学問の神様として有名な「天神さま」こと菅原道真公を祀る神社。豊臣秀吉が「北野大茶湯」を催した場所としても知られています。

本尊前の「飛梅」(とびうめ)は、平安時代に道真公が育てていた梅の種を受け継ぐ唯一の梅とされています。道真公は梅を好み、無実の罪で太宰府へ左遷される前に「東風(こち)吹かば匂ひおこせよ梅の花 主(あるじ)なしとて春を忘るな」という和歌を残しました。

約2万坪の境内には約50種・1,500本の梅があります。初春を告げるかのように咲き始める早咲きの梅は、「冬至梅」(とうじばい/とうじうめ)、「照水梅」(しょうすいばい)、「寒紅梅」など。

見頃を迎えるのは2月中旬からで、3月いっぱいは梅の花を楽しめます。

梅苑「桜の庭」は期限定で開苑(2025年1月25日~3月16日)

梅苑「桜の庭」(画像提供:でじたるらぶ / PIXTA)
梅苑「桜の庭」(画像提供:でじたるらぶ / PIXTA)

例年1月下旬から3月下旬まで梅苑「桜の庭」が開苑されます。

苑内を360度見渡せる展望台や、お茶と和菓子でひと息つける茶屋もオープン。思い思いの一日を過ごせますよ。

イベント情報:梅花祭と梅花祭野点大茶湯(毎年2月25日)

上七軒のまち並み(画像提供:ssoulman / PIXTA
上七軒のまち並み(画像提供:ssoulman / PIXTA

菅原道真公の命日である2月25日には、毎年「梅花祭」が斎行されます。

当日は三光門前西広場にて上七軒(※)歌舞会協賛の野点茶会も催され、毎年多くの人でにぎわいます。毎月25日の“天神さん”の縁日にあたり、宝物殿も公開されています。

※上七軒:「北野天満宮」の東参道に広がるお茶屋のまち

■スポット概要&開花情報
所在地:京都府京都市上京区馬喰町
梅の見頃:例年2月上旬~3月下旬
アクセス:車:京福電車「北野白梅町駅」から徒歩で約5分
電車:JR「京都駅」、JR山陰線、市営地下鉄東西線「二条駅」、JR山陰本線「円町駅」からバスに乗車、「北野天満宮前」バス停で下車
駐車場:あり
イベント情報:梅花祭と梅花祭野点大茶湯:2025年2月25日(火)(毎年2月25日)

【京都府京都市】京都御苑

歴史散策がてら梅のお花見

長い期間、花を楽しめる梅林です(画像提供: めがねトンボ / PIXTA)
長い期間、花を楽しめる梅林です(画像提供: めがねトンボ / PIXTA)

「京都御苑」は、京都市上京区にある国民公園。「京都御所」などを囲む周囲約4kmの広大な敷地です。梅林は、1864年に起きた「禁門の変」で知られる、「蛤御門」(はまぐりごもん)近くの「枇杷殿跡」(びわどのあと)辺りにあります。

苑内には約200本の梅の花が咲き誇り、いち早く春の訪れを感じられるスポットです。例年1月上旬から咲き始め、3月中旬までが見頃。

梅の品種ごとに開花時期が少しずつ異なり、長い期間梅の花を観賞できるのも特徴です。

ロウバイ、梅、桃、桜へと続く開花リレー

「京都御苑」に咲くロウバイ(画像提供:qumran1307 / PIXTA)
「京都御苑」に咲くロウバイ(画像提供:qumran1307 / PIXTA)

また素心蝋梅(ソシンロウバイ)や、蝋梅(ロウバイ)も十数本あります。さらに、梅林の近くには桃林もあり、梅の見頃が終わる例年3月中旬から花開きます。

桃が咲き始める頃に、60本のしだれ桜の蕾もほころび始めます。梅から桃へ、そして桜へと春の花がリレーのように咲くのも「京都御苑」の魅力です。

歴史的遺構として価値がある「閑院宮邸跡」、九條家ゆかりの「茶室拾翠亭」なども点在しているので、観梅がてら歴史散策を楽しむのもおすすめです。

■スポット概要&開花情報
所在地:京都府京都市上京区京都御苑3
梅の見頃:例年1月上旬~3月中旬
アクセス:電車:①市営地下鉄烏丸線「丸太町駅」から徒歩で約5分 ②市営地下鉄烏丸線「今出川駅」から徒歩で約5分
駐車場:あり

公式サイト

【京都府京都市】二条城

歴史ある城で梅のお花見を

「二条城」を彩る梅の花(画像提供:オフィスK / PIXTA)
「二条城」を彩る梅の花(画像提供:オフィスK / PIXTA)

「二条城」は徳川家康が上洛の際に、宿泊のために築いた城。3代将軍・家光が増築を行い、1626年(寛永3)に現在の規模になりました。

また1867(慶応3)年に15代将軍・慶喜が大政奉還を発表した場所としても知られています。

「奥の丸御殿」の南西には梅苑があり、1954年(昭和29年)に植えられたことが始まりといわれています。

紅白の花をつける「源平咲き分け」は必見!

源氏の旗が白、平氏の旗が赤だったことから「源平咲き」と呼ばれます(画像提供:でじたるらぶ / PIXTA)
源氏の旗が白、平氏の旗が赤だったことから「源平咲き」と呼ばれます(画像提供:でじたるらぶ / PIXTA)

苑内では、しだれ梅や紅梅、白梅など約50種・130本のさまざまな梅の花を観賞できます。なかでも1本の木に紅白の花をつける珍種「源平咲き分け」(げんぺいさきわけ)は必見!

例年2月中旬から3月下旬にかけて順次開花し、ピークは2月下旬から3月中旬まで。梅苑からは内堀や天守閣跡を望め、梅が彩るさまざまな景色を楽しめます。

■スポット概要&開花情報
所在地:京都府京都市中京区2条通堀川西入二条城町541
梅の見頃:例年2月下旬~3月中旬
アクセス:電車::京都市営地下鉄東西線「二条城前駅」下車
駐車場:あり

【京都府京都市】梅宮大社

酒造りと子授けのご利益で知られる梅の名所

梅産祭」と梅の花(画像提供:masa / PIXTA)
梅産祭」と梅の花(画像提供:masa / PIXTA)

京都市右京区に鎮座する「梅宮大社」は、橘氏の祖・橘諸兄(たちばななのもろえ)の母、県犬養三千代(あがたいぬかいみちよ)が、一門の氏神として創祀されたと伝わる神社。

日本最古の酒造の神として信仰を集めるほか、子授・安産の御利益でも知られています。

京都屈指の梅の名所としても名高く、約400本の梅が「神苑」という庭園ほか境内全域に植えられており、例年2月中旬~3月中旬に見頃を迎えます。

「冬至梅」、「寒紅梅」、「大盃」、「思いのまま」、「道しるべ」、「白牡丹」、「玉牡丹」、「加賀白梅」など、40種類ほどの梅を楽しめます。

イベント情報:梅産祭(毎年3月第1日曜/2025年3月2日)

特製・梅ジュースを味わいながら梅のお花見を堪能♪(画像提供:けんじ / PIXTA)
特製・梅ジュースを味わいながら梅のお花見を堪能♪(画像提供:けんじ / PIXTA)

毎年3月第1日曜には「梅」と「産む」にちなみ、子宝・安産を祈願する「梅産(うめうめ)祭」を開催。2025年の開催日は3月2日(日)です。

神酒や神苑の梅でつくった特製の梅ジュースが無料でふるまわれます(神苑入場料が必要。大人600円、小人400円)。

■スポット概要&開花情報
所在地:京都府京都市右京区梅津フケノ川町30
梅の見頃:例年2月中旬~3月中旬
アクセス:電車:「京都駅」からタクシーで約30分、または市バスに乗車、「梅宮大社前」バス停で下車 ②阪急電車嵐山線「松尾大社駅」から徒歩で約12分
駐車場:あり
イベント情報:梅産:2025年3月2日(日)

【京都府京都市】梅小路公園

水族館や博物館とあわせて楽しめる観梅スポット

さまざまなエリアで一日楽しめる「梅小路公園」(画像提供:京都写真 https://photo53.com/kiyaku.php)
さまざまなエリアで一日楽しめる「梅小路公園」(画像提供:京都写真 https://photo53.com/kiyaku.php)

広々とした芝生広場や大型遊具、日本庭園、ビオトープなど、多彩な施設を有する「梅小路公園」。

京都市街地の中心に広がる13.7ヘクタールの園内には、「京都水族館」や「京都鉄道博物館」などの人気観光スポットもあり、休日にはたくさんのファミリーで賑わいます。

かつて京都を走行していた市電も
かつて京都を走行していた市電も

園内・東南側の「梅こみち」と名付けられた梅林には約140本の梅の木があり、その横をSLスチーム号が走っています。

梅の一部は下京区誕生120周年を記念して植樹されたもの。「八重寒紅」や「大盃」、「白加賀」、「冬至梅」、「寒紅梅」など種類豊富(14種類)で、見応えがあります。

イベント情報:梅まつり(例年2月下旬~3月上旬/2025年は確認中)

毎年、梅の開花にあわせて例年2月下旬から3月上旬に「梅まつり」を開催。通常は入れない梅林を散策できる絶好の機会ですよ。

■スポット概要&開花情報
所在地:京都府京都市下京区観喜寺56-3
梅の見頃:例年2月下旬~3月上旬
アクセス:電車:JR「京都駅」中央口から徒歩で約15分 
駐車場:あり
イベント情報:梅まつり:例年2月下旬~3月上旬(2025年は確認中) ※梅林は梅まつり期間中のみ開放

【京都府京都市】城南宮

しだれ梅と椿の名所

「城南宮」の鳥居としだれ梅(画像提供:城南宮)
「城南宮」の鳥居としだれ梅(画像提供:城南宮)

「城南宮」は平安遷都の際、都の守護と国の安泰を願って創建された神社で、引越・旅行・工事の心配を取り除く方除(ほうよけ)と、厄除(やくよけ)のご利益で有名です。

見どころは「楽水苑」という日本庭園。鯉が泳ぐ池が広がる「平安の庭」に続く「春の山」には、紅白のしだれ梅が約150本植えられ、約400本の椿が苑内の随所で次々に花開きます。

緑の苔の上に落ちた真紅の椿と、薄紅色や白のしだれ梅が美しいハーモニーを奏でます(画像提供:城南宮)
緑の苔の上に落ちた真紅の椿と、薄紅色や白のしだれ梅が美しいハーモニーを奏でます(画像提供:城南宮)

可憐な咲き始めから、満開時の豪華絢爛(ごうかけんらん)な景色、散り際に広がる花びらのじゅうたんまで美しいしだれ梅に、誰もが感動を覚えます。

イベント情報:しだれ梅と椿まつり(2025年2月18日~3月22日)

梅が枝神楽(画像提供:城南宮)
梅が枝神楽(画像提供:城南宮)

毎年、2月中旬から3月中旬にかけて「しだれ梅と椿まつり」が開催されています。

「梅の花守り」の特別授与での鈴祓い(画像提供:城南宮)
「梅の花守り」の特別授与での鈴祓い(画像提供:城南宮)
 花切り絵御朱印【しだれ梅と落ち椿】(画像提供:城南宮)
花切り絵御朱印【しだれ梅と落ち椿】(画像提供:城南宮)

巫女が「梅が枝神楽」を舞い、健康と招福を祈願した「梅の花守り」の特別授与があります。

※期間中、北神苑のみ公開(春の山、平安の庭)

イベント公式サイト

■スポット概要&開花情報
所在地:
京都府京都市伏見区中島鳥羽離宮町7
梅の見頃:例年2月中旬~3月中旬
アクセス:電車:市営地下鉄烏丸線、近鉄京都線「竹田駅」から徒歩で約15分、またはバスに乗車、「城南宮東口」バス停で下車後、徒歩で約3分 
駐車場:あり
イベント情報:しだれ梅と椿まつり:2025年2月18日(火)~3月22日(火)


【京都府京都市】京都府立植物園

季節の花々を楽しめる日本最古の植物園

満開の梅(画像提供:めがねトンボ / PIXTA)
満開の梅(画像提供:めがねトンボ / PIXTA)

京都府京都市の「京都府立植物園」は、日本最古の植物園。京都市地下鉄烏丸線「北山駅」近くにあります。

総面積約24万平方メートルの広大な園内に、日本最大級の回遊式観覧温室や広々とした芝生広場、軽食やドリンクでひと息つけるカフェなど、さまざまな施設が揃っています。

園内には「つばき園」や「ぼたん・しゃくやく園」、「はなしょうぶ園」など、四季折々の花々を楽しめるエリアが充実。

雪の梅林(画像提供:kanakana03 / PIXTA)
雪の梅林(画像提供:kanakana03 / PIXTA)

中央付近に梅林があり、観賞用の花梅(はなうめ)を中心に「楊貴妃」、「玉垣枝垂」、「玉牡丹」、「白加賀」など約60品種・100本が植えられています。

早咲きから遅咲きまでさまざまな品種があり、例年2月上旬~3月下旬まで次々と咲き続けるのが魅力。しだれ梅や、1本の木に紅白、絞りの花が咲く品種もあり、見応え抜群です。

■スポット概要&開花情報
所在地:京都府京都市左京区下鴨半木町
梅の見頃:例年2月上旬~3月下旬
アクセス:車:名神高速道路・京都南ICから京都市内北山方面へ約45分
電車:市営地下鉄烏丸線「北山駅」3番出口からすぐ
駐車場:あり

【京都府京都市】しょうざん庭園

観梅とあわせてランチとお茶席を楽しみたい

約130本の紅・白梅を観賞できるスポット(画像提供:Tony / PIXTA)※イメージ画像
約130本の紅・白梅を観賞できるスポット(画像提供:Tony / PIXTA)※イメージ画像

京都市北区にある「しょうざんリゾート京都」は、鷹峯(たかがみね)の山々を借景に広がる自然豊かなリゾート。約3万5千坪の広大な敷地に結婚式場やレストラン、ホテルなど、多彩な施設がそろいます。

新緑の時季も美しい日本庭園(画像提供:オフィスK / PIXTA)
新緑の時季も美しい日本庭園(画像提供:オフィスK / PIXTA)

一番の見どころは、北山台杉と紀州青石とを贅沢に使った回遊式の日本庭園。清らかな紙屋川が流れ、趣ある和風建築が点在し、桜や花菖蒲、あじさい、紅葉と、一年を通して草花の美しさを楽しめます。

約130本の紅・白梅も植えられており、梅の名所としても有名です。

イベント情報:梅見の宴(2025年3月1日~9日)

毎年、梅の花が咲く頃には、ランチとお茶席を楽しめる「梅見の宴」を開催。普段は非公開の迎賓館「峰玉亭」で舞妓さんによる優雅なお点前を見学し、接待を受けられるほか、一緒に写真を撮ることもできます。

基本的には予約制のイベントなので、公式サイトで詳細を確認してからおでかけください。

■スポット概要&開花情報
所在地:京都府京都市北区衣笠鏡石町47
梅の見頃:例年3月上旬~中旬
アクセス:電車:市営地下鉄烏丸線「北大路駅」からタクシーで約10分、またはバスに乗車、「北木ノ畑町」バス停で下車後、徒歩で約3分
駐車場:あり
イベント情報:梅見の宴:2025年3月1日(土)~9日(日)

【京都府京都市】随心院 小野梅園

小野小町と「はねずの梅」で知られるお寺

京都市山科区にある「隨心院」は、991年(正暦二年)に創建された、真言宗善通寺派の大本山。重要文化財に指定された快慶作の金剛薩捶(こんごうさった)坐像、書院を彩る狩野派の襖絵などが見どころです。

また、絶世の美女・小野小町の邸宅跡とされ、化粧に使ったとされる井戸や約1,000通の恋文を埋めたという文塚などが残ります。

梅の名所「小野梅園」
梅の名所「小野梅園」

境内にある「小野梅園」は人気の観梅スポット。毎年3月1日~31日の1カ月だけ特別公開されています。

「はねずの梅」という遅咲きの品種を中心に約200本の梅が植えられ、例年3月中旬が見頃です。

イベント情報:名勝・小野梅園 観梅会(例年3月上旬~下旬)/はねず踊り(例年3月最終の日曜)

はねず色の衣と梅の笠を身に着けた、地元の小学生が舞い踊ります
はねず色の衣と梅の笠を身に着けた、地元の小学生が舞い踊ります

例年3月上旬~下旬には、「名勝・小野梅園 観梅会」と題して梅園を一般公開しています。

会期中最初の土日には、抽選会やグルメ、ワークショップなど、家族みんなで楽しめるオープニングイベントを開催。

また、例年3月最終の日曜に行われる「はねず踊り」は一番の見どころです。はねず色(薄紅色)の着物を身にまとった小学4~6年生の少女たちが、小野小町を慕った深草少将と、小野小町に扮して踊りを披露します。

はねずの梅
はねずの梅

「はねず踊り」の歴史がいつ頃始まったかは不明ですが、江戸・元禄年間から大正時代には、「はねずの梅」が咲く頃になると、里の子たちが家々を訪ねて披露していたそうです。

その後、大正時代に途絶えてしまいましたが、寺と地域住民が一体となり、1973年(昭和48年)に復活させました。

いにしえより伝わってきた貴重な伝統行事を、親子で見学してみませんか?

■スポット概要&開花情報
所在地:京都府京都市山科区小野御霊町35
梅の見頃:例年3月
アクセス:車:名神高速道路・京都東ICから10分
電車:市営地下鉄東西線「小野駅」から徒歩で約5分
駐車場:あり
イベント情報:名勝・小野梅園 観梅会:例年3月上旬~下旬(2025年は確認中)/はねず踊り(例年3月最終の日曜)

【京都府京都市】大豊神社

しだれ梅の名所

3月の「大豊神社」(画像提供:Photonchu / PIXTA)
3月の「大豊神社」(画像提供:Photonchu / PIXTA)

「哲学の道」から徒歩数分の「大豊神社」。少彦名命(すくなひこなのみこと)、応神天皇、菅原道真をあわせてお祀りし、鹿ヶ谷や南禅寺一帯の産土神(うぶすながみ、うぶしなのかみ、うぶのかみ)として古くから信仰を集めてきました。

境内にある末社には、「狛さる」や「狛とび」など、一風変わった動物像が祀られていることでも有名。大国社には珍しい「狛ねずみ」も人気です。

樹齢300年といわれる梅の老木も

境内に咲く紅梅(画像提供:ニッサン / PIXTA)
境内に咲く紅梅(画像提供:ニッサン / PIXTA)

また、樹齢300年といわれる梅の老木がある名所として知られています。高さ約4mのしだれ梅は遅咲きで、例年3月上旬~中旬が見頃です。

本殿前には梅と向かい合うようにしだれ桜が植えられ、稀に梅と桜の奇跡のコラボレーションが見られることも。

その年の気候により開花時期が変動するため、事前に確認してからの訪問がおすすめです。

■スポット概要&開花情報
所在地:京都府京都市左京区鹿ケ谷宮ノ前町1
梅の見頃:例年3月上旬~中旬
アクセス:車:名神高速道路・京都東ICから約18分
電車:JR「京都駅」、阪急「京都河原町」、市営地下鉄東西線「三条京阪駅」などからバスに乗車、「東天王町」バス停で下車後、徒歩で約7分
駐車場:あり

公式サイト

【京都府京都市】常寂光寺

盆梅展に出かけよう!

3月の境内(画像提供:sharman1121 / PIXTA)
3月の境内(画像提供:sharman1121 / PIXTA)

風光明媚な景色で知られ、京都でも指折りの人気観光地・嵯峨野にある「常寂光寺」。

小倉山の中腹にある日蓮宗のお寺で、江戸時代に大本山本圀寺十六世・日禛(にっしん)上人により開かれました。

山に沿って立ち並ぶ、重要文化財・多宝塔などの古建築も見どころ。展望台からは京都市内を一望できます。

イベント情報:盆梅展(例年2月下旬~3月下旬/2025年は確認中)

毎年2月下旬から3月下旬にかけて、「盆梅展」が開催されています。大小20~30鉢ほどの梅の盆栽が展示され、冬の境内に色を添えます。

高さ1m以上の大きな盆栽は見応え抜群。小さな鉢に植えられた梅はかわいらしく、興味津々で眺める子供の姿も見られます。

紅葉シーズンはたくさんの人でにぎわう境内も、冬は比較的静か。美しい盆梅を眺めて、ゆったり過ごせるスポットです。盆梅展の開催時期は梅の開花具合により、毎年変わります。問い合わせてからおでかけしてみて下さいね。

■スポット概要&開花情報
所在地:京都府京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3
梅の見頃:例年2月中旬~3月中旬
アクセス:車:
電車:JR山陰本線「嵯峨嵐山駅」から徒歩で約20分
駐車場:あり
イベント情報:盆梅展:年2月下旬~3月下旬(2025年は確認中)

【京都府城陽市】青谷梅林

天山の山頂から梅を眺めるのもおすすめ

約1万本の梅が栽培されている梅林(画像提供:一般社団法人京都山城地域振興社)
約1万本の梅が栽培されている梅林(画像提供:一般社団法人京都山城地域振興社)

京都府城陽市は、梅の実の生産量が府内でもっとも多いまち。

「青谷梅林」のルーツはいまだにはっきりとはしていませんが、後醍醐天皇の皇子・宗良(むねなが)親王の歌に「風かよふ 綴喜の里の 梅が香を 空にへだつる 中垣ぞなき」と残されており、鎌倉末期頃から存在したのではないかと推測されています。

江戸時代には、淀藩(よどはん/京都市伏見区淀本町に存在した藩)が梅の栽培を奨励し、梅の木が植えられました。

青空に映える可憐な梅の花(画像提供:lavender / PIXTA)
青空に映える可憐な梅の花(画像提供:lavender / PIXTA)

さらに1900年(明治33年)に「青谷梅林保勝会」が設立され、梅林の保護もスタート。今では、50軒あまりの農家が約1万本の梅を栽培しています。

そのほとんどが白梅で、満開の時期は“純白の羽二重(織物の一種)を広げたよう“と称される美しさです。

イベント情報:青谷梅林梅まつり(2025年2月22日~3月9日)

暖かい服装で梅のお花見を楽しみましょう(画像提供:一般社団法人京都山城地域振興社)
暖かい服装で梅のお花見を楽しみましょう(画像提供:一般社団法人京都山城地域振興社)

見頃の時期に開催される「梅まつり」では、生産梅林に自由に立ち入ることができるエリアが設けられ、たくさんの観梅客が訪れます。。

「中天満神社」で特産品の梅干なども販売されますよ。見て、食べて、梅を丸ごと満喫できるイベントです。

イベント公式サイト

■スポット概要&開花情報
所在地:京都府城陽市中黒土66
梅の見頃:例年2月下旬~3月中旬
アクセス:電車:①JR奈良線「山城青谷駅」から徒歩で約20分 ②近鉄京都線「新田辺駅」からバスに乗車、「多賀口」バス停から徒歩で約25分
駐車場:あり(臨時駐車場)※混雑するため公共交通機関の利用を推奨
イベント情報:青谷梅林梅まつり:2025年2月22日(土)~3月9日(日)

公式サイト


【京都府長岡市】長岡天満宮・長岡公園

学問の神様を祀る花の名所

(画像提供:MINORUOKA / PIXTA)
(画像提供:MINORUOKA / PIXTA)

「長岡天満宮」は“学問の神様”として有名な菅原道真をお祀りする神社で、春は桜やキリシマツツジ、秋は紅葉の名所として知られています。

御祭神の道真公が梅を好んだことから、境内全域に約30種類・150本の梅が植えられ、梅の名所としても有名です。遅咲きの品種が多く、例年3月上旬から下旬に花を楽しめます。

「長岡公園」の梅林も満喫♪

例年3月には「長岡天満宮」と「長岡公園」の両方で梅を観賞できます(画像提供:soulman / PIXTA)
例年3月には「長岡天満宮」と「長岡公園」の両方で梅を観賞できます(画像提供:soulman / PIXTA)

隣接する「長岡公園」も、あわせて立ち寄りたいスポット。

「長岡天満宮」の本殿近くに梅林が広がり、「鴬宿梅」、「 鹿児島紅梅」、「八重寒紅梅」など約20種・140本の梅が、例年2月中旬から3月下旬にかけて見頃になります。

梅のシーズン中は長岡公園旧管理棟が無料開放され、2階から梅林を一望できますよ。

イベント情報:梅花祭(2025年3月8日)

見頃を迎える3月中旬には毎年「梅花祭」が開催され、お茶席などが設けられます。

■スポット概要&開花情報
所在地:京都府長岡京市天神2-15
梅の見頃:【長岡天満宮】例年3月上旬~下旬 【長岡公園】例年2月中旬~3月下旬
アクセス:車:京都縦貫道・長岡京ICから約5分
電車:①阪急電車「長岡天神駅」から徒歩で約10分 ②JR東海道線「長岡京駅」から徒歩で約20分
駐車場:あり
イベント情報:梅花祭:2025年3月8日(土)

【京都府南丹市】生身天満宮

「日本最古の天満宮」に約100本の梅が咲き誇る

早春の青空と白梅の対比がきれい(画像提供:haku / PIXTA()※イメージ画像
早春の青空と白梅の対比がきれい(画像提供:haku / PIXTA()※イメージ画像

「生身(いきみ)天満宮」は、京都府南丹市にある天神山の山麓に鎮座する神社です。全国に約1,200ある天満宮のなかで唯一、菅原道真を生前から祀っていたことから、日本最古の天満宮ともいわれます。

“学問の神”や“仕事の神”として信仰を集めるほか、摂社の「厳島神社」は美人祈願のパワースポット。

また、参道脇の梅園を中心に100本ほどの梅が植えられ、梅の名所として名高い神社でもあります。

早咲き遅咲き、八重や一重、紅・白梅と多彩な種類があり、例年2月中旬から3月下旬にかけて長期間にわたり美しい梅の花が楽しめますよ。

イベント情報:梅花祭(2025年3月23日)

毎年3月25日前後の日曜に、道真公の慰霊祭「梅花祭」を開催。

神事が執り行われたあと、琴や三味線が奉納されるほか、お抹茶と和菓子がいただけるお茶席も設けられます。

■スポット概要&開花情報
所在地:京都府南丹市園部町美園町1‐67
梅の見頃:例年2月中旬~3月下旬
アクセス:電車:嵯峨野線「園部駅」西口から徒歩で約12分
駐車場:あり
イベント情報:梅花祭:2025年3月23日(日)

【兵庫県明石市】石ケ谷公園

梅の香り漂う「明石の梅園」

桃源郷のような風景(画像提供:写人 / PIXTA)
桃源郷のような風景(画像提供:写人 / PIXTA)

「石ケ谷(いしがだに)公園」は、兵庫県明石市の北西部、標高約90mの丘陵地にあるカルチャーパーク(文化公園)です。

園内には梅の名所として知られる「明石の梅園」があり、例年2月下旬から3月下旬の最盛期には、約1,000本の白梅と紅梅が甘酸っぱい香りを漂わせます。

そのほかの植物も豊富で、「石ケ谷ハーブガーデンズ」では約80種類ものハーブや季節の花々を見ることができます。

家族の週末にぴったりの公園

「石ケ谷自然工房」では、子供向けの「石ケ谷自然体験教室」など多彩なイベントを開催(画像提供:masa / PIXTA)
「石ケ谷自然工房」では、子供向けの「石ケ谷自然体験教室」など多彩なイベントを開催(画像提供:masa / PIXTA)

梅園のほかにも、ピクニックに最適な芝生エリア、恐竜を模した大型遊具がある「あそびの丘」、のんびり散策したい「ひだまりの広場」などがあり、親子で一日満喫できる公園です。

■スポット概要&開花情報
所在地:兵庫県明石市大久保町松陰1126-47
梅の見頃:例年2月下旬~3月下旬
アクセス:車:第2神明道路・大久保ICから国道2号線経由で約12分
駐車場:あり

【兵庫県神戸市】岡本公園(岡本梅林公園)

「梅は岡本、桜は吉野…」と詠われた地

住宅地に囲まれた公園(画像提供:いっちゃん / PIXTA)
住宅地に囲まれた公園(画像提供:いっちゃん / PIXTA)

「岡本公園」は神戸市東灘区岡本の閑静な住宅街にある公園。4566平方メートルの園内に約40種・200本の梅の木が植えられていることから、「岡本梅林公園」とも呼ばれています。

岡本は昔から西摂津の梅の名所として知られ、「梅は岡本、桜は吉野、蜜柑紀の国、栗丹波」と詠われていることでも有名。現在、梅は東灘区の花として親しまれています。

早咲きから遅咲きまで多彩な梅があるので長く楽しめる!

「岡本公園」に咲く「思いのまま」(画像提供:夢雫 / PIXTA)
「岡本公園」に咲く「思いのまま」(画像提供:夢雫 / PIXTA)

園内の梅は早咲き、中咲き、遅咲きと種類が豊富で、例年2月中旬から4月上旬まで長い期間楽しめるのが魅力。開花のピークは例年3月上旬です。

菅原道真公ゆかりの「飛梅」や、紅白の梅を気まぐれに咲かせる「思いのまま」も必見です。

イベント情報:摂津岡本梅まつり(2025年2月16日)

園内から眺める岡本の市街地(画像提供:photop / PIXTA)
園内から眺める岡本の市街地(画像提供:photop / PIXTA)

毎年、梅の見頃の時期には「摂津岡本梅まつり」が開催され、美しい梅を目当てにたくさんの人が集まります。

阪神・淡路大震災の翌年から、地元有志が始めたイベントで、現在も地元商店街やボランティアが協力して運営しています。当日は甘酒の配布や梅パンの販売などが行われますよ。

■スポット概要&開花情報
所在地:兵庫県神戸市東灘区岡本6
梅の見頃:例年1月中旬~4月上旬
アクセス:電車:①阪急電鉄「岡本駅」から徒歩で約10分 ②JR「摂津本山駅」から約15分
駐車場:なし
イベント情報:摂津岡本梅まつり:2025年2月16日(日)

【兵庫県神戸市】保久良梅林

散策しながらお花見を満喫(画像提供:Souzan / PIXTA)
散策しながらお花見を満喫(画像提供:Souzan / PIXTA)

「岡本公園」から北東へ約20分ほど登ったところにある「保久良梅林」。阪急電車「岡本駅」からは、「天上川公園」を経由して徒歩40分ほどのルートをハイキング気分で歩けます。

園内には「白加賀」などの白梅が約150本、「摩耶(まや)紅梅」などの紅梅が約100本あり、例年3月中旬~4月上旬が見頃。

梅の花越しに美しい眺望が広がります(画像提供:hiro / PIXTA)
梅の花越しに美しい眺望が広がります(画像提供:hiro / PIXTA)

東灘区のまち並みから、大阪湾、瀬戸内海まで見渡せる眺望も見事です。開花期には梅の甘い香りがふわっと漂い、とても癒されますよ。

近くにある絶景パワースポット「保久良神社」を参拝するのもおすすめです。

「保久良神社」をチェック!

■スポット概要&開花情報
所在地:兵庫県神戸市東灘区岡本6
梅の見頃:例年3月中旬~4月上旬
アクセス:電車:阪急「岡本駅」から徒歩で約40分
駐車場:なし

公式サイト

【兵庫県神戸市】須磨離宮公園

アスレチックも人気の公園に約25種・160本の梅が咲き誇る

「神戸須磨離宮公園」の梅林(画像提供:KOBE YAMANOTE / PIXTA)
「神戸須磨離宮公園」の梅林(画像提供:KOBE YAMANOTE / PIXTA)

「須磨離宮公園」は神戸市須磨区の丘陵にある都市公園です。約82ヘクタールの広大な土地に広がり、大阪湾を望む景観とともに季節の花を観賞できる場所として知られています。

地元小学生の遠足先でもあり、地域の人々にとっては思い出深い公園でもあります。

園内に咲く花のなかで、もっともポピュラーなのはバラですが、例年2月上旬~3月上旬にはきれいな梅も見ることができます。

園内には約25種・160本の梅の木があり、早咲きの「八重寒紅」から遅咲きの「豊後」まで、種類がとても豊富。比較的長い間、梅を楽しめるスポットです。

その年の気候にもよりますが、同じ時期に菜の花や椿、水仙が見られることも多いですよ。

イベント情報:梅見会(2月25日~3月9日)

梅の開花シーズンに開催される「梅見会」は、2021年は2月5日(金)~3月7日(日)まで。少し早い春の香りに包まれに行きませんか。

■スポット概要&開花情報
所在地:兵庫県神戸市須磨区東須磨1-1
梅の見頃:例年2月上旬~3月上旬
アクセス:車:阪神高速道路神戸線「月見山IC」から約700m、第2神明道路・須磨ICからすぐ
電車:山陽電車「月見山駅」、「須磨寺駅」、「東須磨駅」から徒歩で約10分
駐車場:あり
イベント情報:梅見会:2025年1月25日(土)~3月9日(日)※木曜定休


【兵庫県たつの市】御津自然観察公園(世界の梅公園)

瀬戸内海を一望しながら、世界の梅を眺める

梅と海が共演!(画像提供:オフィスK / PIXTA)
梅と海が共演!(画像提供:オフィスK / PIXTA)

兵庫県たつの市にある「御津(みつ)自然観察公園」は、瀬戸内海を一望できる場所にある絶景スポット。


園内にある「世界の梅公園」には、日本をはじめ、中国、韓国、台湾など各国の梅が約315品種・1,250本植えられています。

中国建築を彩る梅(画像提供:オフィスK / PIXTA)
中国建築を彩る梅(画像提供:オフィスK / PIXTA)

また、梅の資料館「尋梅(じんばい)館」や休憩施設の「来鶴軒」などもあり、異国情緒を感じさせる場所です。展望施設「唐梅閣」(とうばいかく)からの景色も、ぜひ堪能しましょう。

さらに、ろう細工のような黄色い花を咲かせる約50本のロウバイも見どころ。異国情緒あふれる中国建築を背景に、透明感のある小ぶりな花を咲かせます。

■スポット概要&開花情報
所在地:兵庫県たつの市御津町黒崎1858-4
梅の見頃:例年2月中旬~3月下旬
アクセス:車:姫路バイパス・中地ICから国道250号線を約35分,山陽自動車道・龍野ICまたは、龍野西ICから約30分
電車:JR山陽本線「網干駅」、山陽電車「山陽網干駅」からバスで約15分
駐車場:あり

【兵庫県たつの市】綾部山梅林

「“海が見える西日本一の梅林」と称される名所!

梅林と家島諸島(画像提供:処一 / PIXTA)
梅林と家島諸島(画像提供:処一 / PIXTA)

「綾部山(あやべやま)梅林」は、約24ヘクタールの敷地に約2万本の梅が咲く壮大な観梅スポット。、“海が見える西日本一の梅林”ともいわれます。

梅は例年2月から咲き始め、2月中頃には5分咲き、2月下旬~3月上旬にかけて満開に。瀬戸内海の青い海を背景に紅白の梅が咲き誇る景色は圧巻です。

おすすめは梅林内の山の中腹にある見晴らし台からの眺望。天気の良い日は播磨工業地帯から新舞子浜の海岸、淡路島や小豆島、遠くには四国まで望めます。

イベント情報:観梅イベント(2月11日~3月20日)

梅の開花シーズンの土日祝日には、餅つき大会、猿まわし、「梅の種とばし」、中学生以下の写生大会など楽しいイベントが盛りだくさん。

また、「綾部山梅林風景写真コンテスト」も行われます。

■スポット概要&開花情報
所在地:兵庫県たつの市御津町黒崎1492
梅の見頃:例年2月下旬~3月上旬
アクセス:車:山陽自動車道・龍野IC、龍野西ICから約20分
電車::JR山陽本線「網干駅」からバスで約30分、山陽電車「山陽網干駅」からバスで約10分
駐車場:あり
イベント情報(2025年):【猿まわし】2月11日(火・祝)以降の土・日・祝日など 【写生大会】 2月22日(土)~23日(日) 【餅つき大会】2月22日(土)、3月1日(土)【梅の種とばし】3月9日(日)、ほか

【大阪府大阪市】大阪城公園梅林

梅香る早春の風景も見事

(画像提供:オフィスK / PIXTA)
(画像提供:オフィスK / PIXTA)

大阪の中央に位置する「大阪城公園」は、総面積約105.6ヘクタールの広大な公園。天守閣内には貴重な歴史資料、美術品などが展示されています。

内濠の東側にある約1.7ヘクタールの梅林は、大阪府立北野高校の卒業生が開校100周年事業として880本の梅の木を大阪市に寄付し、1974年(昭和49年)3月に開園しました。

現在では100品種を超える梅の花が1,270本が早春に花開き、あたり一面に甘酸っぱい梅の香りを漂わせます。梅林を一望できる城址の高台からは大阪ビジネスパークの高層ビル群と梅林の対比も楽しめます。

桜の名所としても知られる公園ですが、少し早い梅の季節も美しいので、ぜひ訪れてみてください。

■スポット概要&開花情報
所在地:大阪府大阪市中央区大阪城
梅の見頃:例年2月上旬~3月中旬
アクセス:電車:大阪メトロ谷町線、天満橋「谷町四丁目駅」/大阪メトロ中央線「森ノ宮駅」「谷町四丁目駅」/JR環状線「森ノ宮駅」「大阪城公園駅」からすぐ
駐車場:あり

【大阪府大阪市】大阪天満宮

菅原道真公が愛した梅の木々

「大阪天満宮」の梅花(画像提供:atsu / PIXTA)
「大阪天満宮」の梅花(画像提供:atsu / PIXTA)

「大阪天満宮」は天神橋筋商店街から脇道に入った場所にあり、地元では“天満(てんま)の天神さん”と呼ばれ、親しまれています。

その歴史は古く、平安時代の949年(天暦3年)に、村上天皇の勅命で菅原道真が創建したと伝わります。学問の神として信仰されている菅原道真が祀られているため、受験シーズンにはたくさんの親子連れや学生が合格祈願に訪れます。

境内には合計100本ほどの梅の木があり、道真公がこよなく愛した梅の花を愛でることができます。

イベント情報:てんま梅まつり(2025年2月11日~ 3月2日)

境外末社の「祖霊社」付近に咲くかわいいしだれ桜(画像提供:でじたるらぶ / PIXTA)
境外末社の「祖霊社」付近に咲くかわいいしだれ桜(画像提供:でじたるらぶ / PIXTA)

「大阪天満宮」で観梅をするなら、例年2月中旬〜3月上旬まで開催される「てんま天神梅まつり」の時期がおすすめ。天満名物「梅の木餅」「梅うどん」などを味わえる茶店や、梅の木の下でお茶を楽しめるカフェもあり、のんびり過ごせます。

書院造り百畳敷きの「参集殿」では、関西最大規模の盆梅展「盆梅と刀剣展」を実施。樹齢200年を超える名木をはじめ、50鉢以上の盆梅を観賞できます。

お酒が好きなママパパは、全国300種もの梅酒が集う「天満天神梅酒大会」も要チェックです!

イベント公式サイト 

■スポット概要&開花情報
所在地:大阪府大阪市北区天神橋2-1-8
梅の見頃:例年2月中旬〜3月上旬
アクセス:車:阪神高速道路1号環状線・北浜出口から約10分
電車:①大阪メトロ谷町線、堺筋線「南森町駅」から徒歩で約5分 ②JR東西線大阪天満宮駅下車徒歩5分
駐車場:あり
イベント情報:てんま梅まつり:2025年2月11日(火祝)~ 3月2日(日)

【大阪府堺市】荒山公園

早咲きから遅咲きまで、梅の見頃が長く続く公園

晴天の「荒山公園」(画像提供:poturiko / PIXTA)
晴天の「荒山公園」(画像提供:poturiko / PIXTA)

大阪府堺市にある「荒山公園」(こうぜんこうえん)は、「多治速比売(たじはやひめ)神社」の敷地の一部を取得して造られた、約17ヘクタールの総合公園です。

公園内の梅林は、市の「花の名所づくり」の一環として整備されたもの。「多治速比売神社」に合祀されている菅原道真公とゆかりの深い梅の木が、50品種・1,400本ほど植えられています。

「白加賀」は果実を梅干しや梅酒などに用いる品種(画像提供:Ystudio / PIXTA)
「白加賀」は果実を梅干しや梅酒などに用いる品種(画像提供:Ystudio / PIXTA)

開花時期が梅の品種によって異なるため、長く梅見を楽しめるのが特徴。早咲きは「鹿児島紅」、「大盃」(おおさかずき)、「寒紅梅」など。中咲きは「白加賀」、「白滝枝垂」(しらたきしだれ)、「紅千鳥」、遅咲きは「豊後」、「摩耶」、「淋子梅」(りんしばい)と、さまざまな品種があります。

梅林を散策するのも楽しく、子供に人気の大きな複合遊具もあり、親子で豊かな時間を過ごせる公園です。

■スポット概要&開花情報
所在地:大阪府堺市南区宮山台2丁3
梅の見頃:例年2月中旬~3月上旬
アクセス:車:阪和道・堺出口から約1.5km
電車:泉北高速鉄道「泉ヶ丘駅」から南海バスに乗車、「宮山台2丁」バス停」で下車すぐ
駐車場:あり

【大阪府吹田市】万博記念公園

「梅干し種飛ばし選手権」も!ユニークなイベントにも注目

つぼみもかわいい梅の花(画像提供:すり~る / PIXTA)
つぼみもかわいい梅の花(画像提供:すり~る / PIXTA)

大阪府吹田市にある「大阪記念公園」には梅林が2つあり、梅のシーズンにはたくさんの観梅客でにぎわいます。

梅林があるのは自然文化園の中と、日本庭園。合計約140品種・680本の梅が、例年2月上旬から3月上旬にかけて見事に花開きます。

万博記念公園は「世界一の品種数を誇る梅林」を目指し、毎年新しい品種の梅を収集しているのが特徴。「朱鷺(とき)の舞」「桃山」「月の光」といった珍しい梅もあり、それぞれの特徴を見比べるのもおすすめです。

イベント情報:万博記念公園梅まつり(2025年2月8日〜 3月9日)

「太陽の塔」を彩る梅の花(画像提供:万博記念公園マネジメント・パートナーズ)
「太陽の塔」を彩る梅の花(画像提供:万博記念公園マネジメント・パートナーズ)

見頃の時期には、毎年恒例の「万博記念公園梅まつり」を開催。

子供が参加できる「梅干しすっぱ顔選手権」「梅干し種飛ばし選手権」などのユニークなイベントをはじめ、つまみ細工のワークショップ、梅マルシェなど充実の内容です。

園内のレストラン「NORTH GARDEN」では梅まつり限定メニューが提供されます。

「太陽の塔」をバックに咲く梅の花も必見です。少し早い春を感じに、おでかけしてみませんか?

イベントを詳しくチェック!

■スポット概要&開花情報
所在地:大阪府吹田市千里万博公園
梅の見頃:例年2月上旬~3月上旬
アクセス:車:名神自動車道・吹田ICから約5分
電車:大阪モノレール「万博記念公園駅」から徒歩で約5分
駐車場:あり
イベント情報:万博記念公園梅まつり:2025年2月8日(土)〜 3月9日(日)


【大阪府藤井寺市】道明寺天満宮

菅原道真公の祖先・土師氏の氏神として成立した由緒ある神社

道明寺天満宮(画像提供:CHU / PIXTA)
道明寺天満宮(画像提供:CHU / PIXTA)

学問の神様として名高い菅原道真を祀る「道明寺天満宮」。もともとは埴輪をはじめて作ったとされる豪族の土師氏(はじし)が祀られる「土師神社」として成立し、のちに土師氏の子孫である菅原道真公を祭神に加え天満宮となりました。

境内にある梅園には、菅原道真公とゆかりが深い約80種・800本の梅があります。参拝者の目の高さで梅を観賞できるよう梅の剪定が行われており、美しい梅の花をじっくり見ることができます。

受験生必見の“落ちない梅”

主な品種は、一年中実をつけている「常成梅」(じょうなりうめ)や、色鮮やかな「寒紅梅」、あでやかなしだれ梅など。いずれも例年2~3月に見頃になります。

「常成梅」は拝殿そばに御神木として据えられています。受験や商売のゲン担ぎに“落ちない梅”を観て、参拝するのもおすすめですよ。

イベント情報:梅まつり(2025年2月8日~3月12日)

趣のあるしだれ桜にうっとり(画像提供オフィスK / PIXTA
趣のあるしだれ桜にうっとり(画像提供オフィスK / PIXTA

梅が花盛りになる頃に行われている「梅まつり」は、毎年たくさんの人でにぎわいます。

豊かな香りとともに咲き誇る梅の花見はもちろん、「梅花祭」や和楽器演奏、骨董市、猿回しなど多彩な行事も見どころです。

■スポット概要&開花情報
所在地:近鉄南大阪線「道明寺駅」から徒歩で約3分
梅の見頃:例年2月上旬~3月中旬
アクセス:電車:近鉄南大阪線、道明寺線「道明寺駅」から徒歩で約4分
駐車場:あり ※梅まつり開催中は駐車場が混み合うため、公共交通機関の利用を推奨
イベント情報:梅まつり:2025年2月8日(土)~3月12日(水)

【奈良県五條市】賀名生梅林

雲海のように広がる梅の花

約2万本の梅が咲き渡る圧巻の景色(画像提供:オフィスK / PIXTA)
約2万本の梅が咲き渡る圧巻の景色(画像提供:オフィスK / PIXTA)

「賀名生梅林」(あのうばいりん)は、北曽木の丘陵をふもとから中腹までおおうように広がる梅林。

約60万平方メートルの面積を誇り、約2万本の梅が見られる梅の名所です。

南北朝時代(1336~1392年)には、都を追われた公家たちが賀名生の梅を歌に詠み、明治時代に入ると果実の収穫のために栽培が拡大。

1923年(大正12年)に東宮殿下の御成婚記念として5,000本の苗が植えられたことを経て、広大になったとされています。

梅の見頃は例年2月下旬から3月上旬にかけて。同梅林の梅は純白や淡い紅色が多く、満開時の景色はまるで雲海のよう。ほのかな香りとともに、梅の花が山を優しく包み込みます。

■スポット概要&開花情報
所在地:奈良県五條市西吉野町北曽木
梅の見頃:例年2月下旬~3月上旬
アクセス:電車:JR和歌山線「五條駅」から「西日裏」「十津川」「新宮」「湯ノ峰」行きバスに乗車、「賀名生和田北口」バス停で下車
駐車場:あり

公式サイト

【奈良県桜井市】長谷寺

紀貫之が詠んだ梅の香りが今も漂う花の御寺

「長谷寺」に咲く梅(画像提供:オフィスK / PIXTA)
「長谷寺」に咲く梅(画像提供:オフィスK / PIXTA)

“奈良大和路の花の御寺”である「長谷寺」の春は、梅の開花とともにやってきます。特に桜や牡丹で知られるお寺ですが、梅の季節も見応え抜群です。

境内にある「郷里の梅」は、「百人一首」で有名な紀貫之(きのつらゆき)の歌「人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香に匂ひける」に登場する、梅の木の子孫とされています。

甘い香りとともに春の訪れを告げる梅は、当時桜よりも人々に好まれ、春の代名詞といえる花でした。

1200年の時を経て、今も人々の心を明るくしてくれる梅の花。「長谷寺」での観梅は、時空を超えた春の喜びを感じられます。

■スポット概要&開花情報
所在地:奈良県桜井市初瀬731-1
梅の見頃:例年2月中旬~3月中旬
アクセス:車:西名阪道・天理ICから約40分
電車:近鉄大阪線「長谷寺駅」から徒歩で約20分
駐車場:あり

【奈良県下市町】広橋梅林

展望デッキから梅林を一望!

見晴らしも抜群!(画像提供:オフィスK / PIXTA)
見晴らしも抜群!(画像提供:オフィスK / PIXTA)

“奈良三大梅林”のひとつである「広橋梅林」(ひろはしばいりん)。

「豊後」「見驚」(けんきょう)「玉英」「寒紅梅」「白加賀」「南高梅」などの品種があり、例年2月下旬~3月下旬にかけて白、紅、淡桃色、一重咲き、八重咲きと、多彩な梅の花が咲き乱れます。

約25ヘクタールの敷地に5,000本もの梅の木が植えられ、展望デッキからは金剛山と葛城山、大和平野を見渡すこともできます。

散策道が整備されているので、家族でのハイキングにもぴったりです。

イベント情報:梅の里山まつり(例年3月中旬/2025年は確認中)

満開の紅梅が華やか(画像提供:CHU / PIXTA)
満開の紅梅が華やか(画像提供:CHU / PIXTA)

梅の花が咲き誇る時期には「梅の里山まつり」が行われます。

例年、温かい茶粥や甘酒の無料サービス、地元特産物をリーズナブルに購入できる「青空市」、梅林と周辺観光がさらに楽しくなるスタンプラリーを実施。

たくさん歩いたあとは、スタンプラリーの抽選会場「下市温泉秋津荘・明水館」で温泉に浸かり、疲れを癒しましょう♪

「下市温泉秋津荘・明水館」をチェック!

■スポット概要&開花情報
所在地:奈良県吉野郡下市町広橋
梅の見頃:例年2月下旬~3月下旬
アクセス:電車:近鉄吉野線「下市口駅」から「洞川」行きバスに乗車、「大杉」または「乳屋辻」バス停で下車すぐ
駐車場:あり
イベント情報:梅の里山まつり:例年3月中旬(2025年は確認中)

公式サイト

【奈良県奈良市】月ヶ瀬梅林(月ヶ瀬梅渓)

日本政府が最初に指定した名勝のひとつ

「月ヶ瀬梅林」のメインスポット「帆浦梅林」(画像提供:オフィスK / PIXTA)
「月ヶ瀬梅林」のメインスポット「帆浦梅林」(画像提供:オフィスK / PIXTA)

奈良県奈良市の月ヶ瀬尾山にある「月ヶ瀬梅林」は「月ヶ瀬梅渓」とも呼ばれ、約1万本もの梅の木がある県立の自然公園。

同じく奈良市の「奈良公園」、石川県金沢市の「兼六園」とともに、日本政府が最初に指定した名勝のひとつで、古くから知られる関西屈指の梅の名所です。

鎌倉時代に起源を持つ歴史ある梅林

たくさん歩いたら茶屋で一服(画像提供:kt-gw / PIXTA)
たくさん歩いたら茶屋で一服(画像提供:kt-gw / PIXTA)

同梅林の梅は、鎌倉時代中期に「真福寺」の境内に植えられた梅が始まりだといわれています。

1969年に完成した高山ダムの建設にともない梅林は分散されましたが、五月川と梅の花が織りなす渓谷は今も美しく、観梅客を楽しませてくれます。

親子の見どころが盛りだくさん!

きれいに整備された「梅林公園」は家族連れに人気(画像提供:オフィスK / PIXTA)
きれいに整備された「梅林公園」は家族連れに人気(画像提供:オフィスK / PIXTA)

「月ヶ瀬梅林」には「代官坂」「天神梅林」「梅林公園」「帆浦梅林」「一目八景」といった名所が点在しています。

なかでも有名なのが「帆浦梅林」。出店も多く、グルメも満喫できます。

「梅林公園」はファミリーがくつろぐのに最適。

体力のある親子は、坂道を登って「一目八景」へ! 眼下に広がるダム湖と梅の絶景に出会えますよ。

「月ヶ瀬梅林」の梅は、咲き始めから2週間ほどかけてゆっくりと見頃を迎えます。咲き始め・3分咲き・5分咲き・7分咲き・満開と、咲き進みが異なる多彩な梅のハーモニーを堪能しましょう。

イベント情報:梅まつり(2025年2月9日~3月23日)

2025年2月9日(月)からは「月ヶ瀬梅渓梅まつり」がスタート。

初日に開催される「月ヶ瀬梅渓早春マラソン」から始まり、最終日3月23日(日)の「春の宴」まで、さまざまなイベントが企画されています。

イベント公式サイト

■スポット概要&開花情報
所在地:奈良県奈良市月ケ瀬尾山112
梅の見頃:例年2月中旬~3月
アクセス:車:名阪国道・五月橋ICから約5分
電車:伊賀鉄道伊賀線「上野市駅」からバスで約30分
駐車場:あり
イベント情報:梅まつり:2025年2月9日(月)~3月23日(日)

【奈良県奈良市】片岡梅林(奈良公園)

鹿も観梅に訪れる?奈良らしい梅スポット

鹿で有名な「奈良公園」の梅林です(画像提供:オフィスK / PIXTA)
鹿で有名な「奈良公園」の梅林です(画像提供:オフィスK / PIXTA)

「奈良公園」内の小高い丘の上にある「片岡梅林」には約250本の梅の木があり、例年2月下旬から3月まで美しい花を咲かせます。タイミングがよければ「鹿と梅」という奈良の春らしい光景を見ることもできるかもしれません。

県内にある大規模な梅林のようなスケールはありませんが、「奈良公園」を訪れた際に気軽に立ち寄って、春の気配を感じられるスポットです。

紅梅と白梅がバランスよく植樹されており、風情があります。

■スポット概要&開花情報
所在地:奈良県奈良市高畑町
梅の見頃:例年2月中旬~3月
アクセス:電車:JR、近鉄線「奈良駅」から市内循環バスに乗車、「春日大社表参道」バス停で下車すぐ
駐車場:あり


【奈良県大和郡山市】郡山城跡

しだれ梅とやぐら内の盆梅で観梅を満喫

「城址会館」と満開のしだれ梅(画像提供:barman / PIXTA)
「城址会館」と満開のしだれ梅(画像提供:barman / PIXTA)

大和郡山のシンボルとして親しまれる「郡山城」の跡地に広がる公園です。

桜の名所として知られていますが、情緒豊かな梅の季節もおすすめ。濃い紅色のしだれ梅をはじめ、さまざまな梅が植えられており、江戸時代に「梅林門」と呼ばれていた追手門にも彩りを添えています。

イベント情報:盆栽展(2025年2月1日~3月9日)

過去開催時の様子(画像提供:sharman1121 / PIXTA)
過去開催時の様子(画像提供:sharman1121 / PIXTA)

しだれ梅が咲く時期に、毎年「盆梅展」が開催されています。

城の櫓(やぐら)の中に並ぶ約120鉢の盆栽は、愛好家が愛情を注いで育てたもの。野外に咲く梅とは異なる趣があります。

入場料は700円で小学生以下は無料です。公園内の梅を満喫したら、ぜひ「盆栽展」にも立ち寄ってみてくださいね。

イベント公式サイト

■スポット概要&開花情報
所在地:奈良県大和郡山市城内町
梅の見頃:例年2月上旬~3月中旬
アクセス:車:西名阪道・郡山ICから約20分
電車:近鉄橿原線「近鉄郡山駅」から徒歩で約7分
駐車場:あり
イベント情報:盆栽展:2025年2月1日(土)~3月9日(日)

【奈良県大和郡山市】みんぱく梅林(奈良県立大和民族公園)

雛人形の展示とともに、日本の春を感じて

ロウバイ(手前)と紅・白梅が同時に見られることも(画像提供:すみみん / PIXTA)
ロウバイ(手前)と紅・白梅が同時に見られることも(画像提供:すみみん / PIXTA)

「奈良県立大和民族公園内」にある「みんぱく公園」には、紅白の梅と、ロウバイが約140本あります。

例年、梅に先駆けて2月初旬にロウバイが花開き、続いて紅梅と白梅が満開に。城下町の情緒ある風景の中で、美しく咲き競います。

イベント情報1:ならみんぱく梅まつり(2025年2月22日~ 24日)

「みんぱく梅林」に咲く紅梅(画像提供:ペイレスイメージズ 2 / PIXTA)
「みんぱく梅林」に咲く紅梅(画像提供:ペイレスイメージズ 2 / PIXTA)

「ならみんぱく梅まつり」は、毎年恒例の人気イベント。

親子で楽しめるワークショップやスタンプラリー、和太鼓・雅楽の特別公演、地酒販売などが行われ、キッチンカーが並びます。

園内にある古民家園・町屋集落の「旧岩本家」では、2月22日(土)・23日(日)に古民家の修理現場が公開され、間近で見学できますよ。

イベント情報2:古民家でひなまつり(2025年2月15日~3月9日)

たくさんの古民家があります(画像提供:akira / PIXTA)
たくさんの古民家があります(画像提供:akira / PIXTA)

同じく古民家園の「旧赤土家」では、2月15日(土) から3月9日(日)まで、ひな人形が展示されます。

親子で梅の花とひな人形を観ながら、春の訪れを感じましょう♪

イベント公式サイト

■スポット概要&開花情報
所在地:奈良県大和郡山市矢田町545
梅の見頃:例年2月中旬~3月中旬
アクセス:電車:近鉄「郡山駅」、JR大和路線「大和小泉駅」からバスに乗車、「矢田東山」バス停から徒歩で約10分
駐車場:あり
イベント情報:【ならみんぱく梅まつり】2025年2月22日(土) ~24日(月) 【古民家でひなまつり】2025年2月15日(土) ~3月9日(日)

【滋賀県彦根市】彦根城梅林

国宝のお城と梅の競演

「彦根城」と梅の花(画像提供:qumran1307 / PIXTA)
「彦根城」と梅の花(画像提供:qumran1307 / PIXTA)

初代の井伊直政(いいなおまさ)から、14代にわたり彦根藩主を務めた井伊氏の居城「彦根城」。天守が現存する12城のひとつで、天守は国宝に、櫓は重要文化財に指定されています。

また、下屋敷の庭園である「玄宮園」と、内堀・中堀が当時の美観を留めていることから、城域一帯は国の特別史跡とされています。

大手門の近くにある梅林は、江戸時代に米蔵があった場所。1950年に「彦根城」が“新日本観光地百選”にが選ばれたのを記念して梅が植えられたので、現在は約400本の紅・白梅が咲き誇ります。

■スポット概要&開花情報
所在地:滋賀県彦根市金亀町
梅の見頃:例年3月中旬~下旬
アクセス:車:名神高速道路・彦根ICから約15分
電車:JR東海道本線、近江鉄道近江本線「彦根駅」から徒歩で約15分
駐車場:あり

【和歌山県みなべ町】南部梅林

梅の生産高日本一の名所

広々としたのどかな梅林(画像提供:shimanto / PIXTA)
広々としたのどかな梅林(画像提供:shimanto / PIXTA)

和歌山県の中央部に位置するみなべ町は、黒潮の海に面した温暖な気候のまちで、梅の生産高日本一。梅の代表品種「南高梅」発祥の地でもあります。

町内にある「南部(みなべ)梅林」は「一目百万、香り十里」と称される見事な梅林で例年、梅の開花時期である2月上旬から3月上旬までオープン。2025年の開園期間は1月25日(土)〜3月2日(日) です。

シーズン中の土日祝日は、特急「くろしお」5号がJR紀勢本線「南部駅」に臨時停車します。来園の際に利用するとみなべ観光協会から「ちょっぴりプレゼント(梅干し1粒とパンフレットのセット)」がもらえますよ。

「南部駅」からは、臨時路線バス でアクセスできます。

イベント情報:梅まつり(2025年2月11日)、もち投げ(2月土日祝日)など

さまざまな催しとともに梅のお花見を楽しめます
さまざまな催しとともに梅のお花見を楽しめます

開園中は「梅まつり」をはじめ、猿回しや「もち投げ」、「紀州梅林太鼓」の演奏、よさこいの披露など、イベントが充実!

ペットとの入園も可能です。ぜひ家族みんなでおでかけしてみてくださいね!

イベント公式サイト

■スポット概要&開花情報
所在地:和歌山県日高郡みなべ町晩稲
開園期間:2025年1月25日(土)〜3月2日(日)
梅の見頃:例年1月下旬~3月上旬
アクセス:車:阪和道・みなべICから約5分
電車:JR紀勢本線「南部駅」から臨時バスで約10分
駐車場:あり

風情ある寺社や歴史ある梅林など、一度は親子で訪れてみたい名所ばかり。記事を参考に、早春のおでかけプランを立ててみてください!

※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2021年2月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

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