神戸フリークの家族がご案内
定番&最新1泊2日観光ガイド
兵庫県神戸市は、異国情緒を漂わせる「まち」を中心に、開放的な「うみ」と自然豊かな「やま」に囲まれた観光地。
エリアごとに異なる魅力を持つ神戸は、さらなる魅力アップを目指して生まれ変わろうとしている真っ只中! 親子で楽しめる施設も続々と誕生しています。
今回は、「神戸が大好き!」という大場さん家族(ママ、パパ、はるとくん/11歳、あきとくん/9歳、かいとくん/1歳)と一緒に、変わりつつある神戸を訪れ、ファミリーにおすすめのスポットを案内してもらいました。
※撮影時のみマスクをはずしています
【写真】能勢太郎
神戸なら「うみ」「まち」「やま」を一度に楽しめる!
海と山の間に挟まれるように広がる神戸の街。「うみ」「まち」「やま」が近い距離で隣接しているため、1泊2日ですべてを満喫できます。
1泊2日親子旅プランはこちら!
【1日目】三宮周辺~須磨でうみ&まちを満喫♪
【2日目】「六甲山エリア」で思い切り遊ぶ!
1日目:三宮周辺~須磨でうみ&まちを満喫♪
旅の初日は、海辺の施設と市街地の楽しみを盛り込んだ贅沢プランで神戸観光を満喫!
港町神戸を代表するウォーターフロントエリアから出発です!
「神戸ウォーターフロントエリア」から旅をスタート
神戸開港150年記念プロジェクトとして2017年にリニューアルした「メリケンパーク」の「BE KOBE モニュメント」は、絶好のフォトスポットです。
ほかにも、劇場型アクアリウムátoaやフードホールなどで構成される「神戸ポートミュージアム」など、親子で訪れたい施設がいっぱい。
2024年春には「神戸ポートタワー」がリニューアルし、1万人収容可能なスポーツ・エンターテイメント施設「神戸アリーナ(仮称)」もオープンします。よりパワーアップしていくウォーターフロントに期待が高まりますね。
東遊園地内の新スポット「こども本の森 神戸」へ
続いて、三宮エリアの貴重な緑のオープンスペース「東遊園地」へ。神戸の玄関口・三宮エリアは、もっと「ワクワクする」まちになるためさまざまな再整備プロジェクトが進行中で、「東遊園地」の再整備もそのなかのひとつ。
2022年11月現在、さらなる癒し&憩いの空間を目指して着々と工事が進められており、北側にはのんびりとくつろげる大小の芝生広場やカフェ、レストランができる予定です。
南側はひと足先に「こどもと花のひろば」へと生まれ変わり、三宮のシンボルとして愛されてきた「神戸花時計」が移設されました。
2022年には、花時計の隣に「こども本の森 神戸」が誕生。建築家・安藤忠雄氏が手がけた“こどものための図書施設”です。
中に入ると、足元から天井までの壁一面に本がずらり。絵本、児童文学、図鑑、アートブックなどが15のテーマごとに並びます。蔵書数はなんと約1万8,000冊!
天気の良い日には東遊園地内でも読書ができますよ。
「EAT LOCAL KOBE FARMERS MARKET」で神戸食材を買う&食べる
ランチ&お買い物のために立ち寄ったのは「EAT LOCAL KOBE FARMERS MARKET」。“生産者と消費者を継続的につなぐ”ことをコンセプトに、毎週土曜に東遊園地で開催されてきました(東遊園地の再整備期間中は市内各所で実施。詳しくは公式サイトをご確認ください)。
毎回こだわりの地元農家や飲食店が出店していて、地産地消のごはんやスイーツ、新鮮な野菜が評判です。大場さん一家も「おいしそうなものばかり」とキョロキョロしながらお店を巡ります。
普段なかなかお目にかかれない野菜に、こどもたちも興味津々。食への関心を高めるきっかけにもなりそうですね。
「神戸市立須磨海浜水族園」で海の生きものに触れる
次にやってきたのは、三宮から車や電車で約20分の「神戸市立須磨海浜水族園」。須磨海水浴場に面した水族館です。
入口を入ると、目の前の大水槽をサメやエイが悠々と泳ぎ、みんな目が釘付け!
3階の「水辺のふれあい遊園」では、エイやヒトデにさわったり、アザラシやペンギンを間近に見たりして、こどもたちが大喜びです。
同水族館は、2023年5月末に閉館となりますが、2024年春に向け、新水族館の工事が着々と進行中。生きものの種類や数も大きく増え、公園や賑わい施設、宿泊施設とともに、海浜リゾートパークとしてオープン予定です!
夕食は「南京町」で絶品中華料理を
夕食は、グルメスポットとして有名な南京町へ。中華料理店や食材店、雑貨店など100店舗以上が軒を連ね、散策も楽しいまちです。
夕方になると、東側にある長安門や、まちの中心にある南京町広場がライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれます。
お店に入ってゆっくり味わうのもよし、テイクアウトして南京町広場で食べるのもよし。お腹いっぱいになって1日目の旅は終了です。
【2日目】「六甲山エリア」で思い切り遊ぶ!
2日目は神戸を代表する「やま」六甲山を巡る旅。豊かな自然の魅力あふれる六甲山にも、新たな賑わいが次々と生まれているんですよ。
そのひとつが、2021年に誕生した「六甲山 アスレチックパーク GREENIA(グリーニア)」。さらに2025年には「六甲サイレンスリゾート」(旧六甲山ホテル)が一大リゾート施設として全面開業予定で、ますます目が離せません。
2021年誕生「六甲山アスレチックパークGREENIA」で全力遊び
2021年に誕生した日本最大級の屋外アスレチック「六甲山アスレチックパーク GREENIA」は、大人気動画クリエイター「フィッシャーズ」が120ポイントのアスレチックを監修したことで話題。
甲子園球場6個分にも及ぶ広大な敷地に、陸上・空中・水上の全7エリア164ポイントのアスレチックが揃います。
走って、登って、飛んでと身体をフルに使って遊べる「ヤッホイ」や、スリルあふれる水上が舞台の「ワンダーアメンボ―」など、はるとくん&あきとくんは次々に挑戦。
難易度は4段階あるので、ファミリーで思いっきり遊べます。
森に囲まれた「653カフェ」でのんびりランチ
ランチは、六甲ケーブル「六甲山上駅」近くの「653(ロッコウサン)cafe」へ。かつて個人の別荘だった建物と敷地をリノベーションしたカフェは、とっても広々!
店内のほか、木々に囲まれたテラス席でも食事が可能。芝生広場にはヒマラヤ杉にかかる大きなブランコがあり、ママパパも童心に帰ってこどもと一緒に遊んでいました。
カレーやハンバーガー、季節の素材を使ったドリアのほか、スイーツやドリンク類も充実しています。
「六甲山牧場」でふれあい体験&アイスクリーム作り
午後からは、六甲山上にある「六甲山牧場」へ。スイスの山岳酪農をイメージした125ヘクタールの牧場に羊、牛、馬などが放牧され、のどかな風景が広がります。
動物たちをなでたり、エサをあげたり、ふれあいを存分に満喫しました。
はるとくん&あきとくんはアイスクリーム作りにも挑戦。牧場のミルクを使い、自分たちで作ったアイスクリームは「とってもミルキーで濃厚!」と満足げな表情です。
バターやチーズなどを手作りする体験メニューもありますよ。
六甲ガーデンテラス「自然体感展望台 六甲枝垂れ」で季節を体感
「六甲ガーデンテラス」内の「自然体感展望台 六甲枝垂れ」は、“六甲山上に立つ1本の大きな樹”がコンセプトの展望台。
枝葉をイメージした網目のようなフレームと、床、壁にヒノキが使われ、内部に入ると優しい香りに包まれます。
空から木漏れ日のように柔らかな光が降り注ぎ、フレームをのぞけば六甲山の自然と神戸のまち並みが。
四季折々の風景を切り取る窓「風穴」や、六甲山に吹く風を利用して自然換気を行う「風室」など、時の流れと自然を体感できる工夫も随所に施されています。
展望台の仕組みを解説する約20分間の無料ガイドツアーもあるので、親子で参加してみては。
夜景の名所「摩耶山 掬星台」もおすすめ!
「やま」から見下ろすまちの絶景は神戸の大きな魅力。日本三大夜景のひとつ、「摩耶山 掬星台(まやさん きくせいだい)」も一度は訪れたいスポットです。
掬星台という名前は、先人が「手を伸ばせば夜景や星を掬(すく)えそうだ」と表現したことに由来するのだとか。
神戸から大阪にかけて180度広がるパノラマ夜景を、まさに手が届きそうなほど間近に感じられますよ。
※専用の駐車場がないため、手前にある天上寺前駐車場をご利用ください。掬星台まで徒歩約10分です
定番のスポットはもちろん、進化中の神戸を満喫した1泊2日の神戸旅。今後ますます魅力が高まる神戸へ、ぜひ足を運んでみてください!
記事を書いた人
茶野真智子
大阪生まれの大阪育ち。出版社、編集プロダクション勤務を経て、現在はフリーランスのライター・ライターとし活動。雑誌・書籍・WEB・PRツールなどの制作に携わる。得意ジャンルは、グルメ/おでかけ/医療/出産・育児/教育/ライフスタイル/ビジネス/芸能など。趣味はビールと刑事ドラマ鑑賞。
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