2025上野&浅草の桜スポット9選<br/>江戸の花見名所や穴場でイベントも
更新日2025年03月17日/公開日2025年03月13日

2025上野&浅草の桜スポット9選
江戸の花見名所や穴場でイベントも

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東京都台東区

今回は、東京都台東区の上野・浅草周辺にある桜のお花見スポットのなかから、親子におすすめの名所と穴場をピックアップ。

上野・浅草は、江戸庶民に愛された花見の名所がいくつも残るエリア。観光スポットも充実しており、春のおでかけ先にぴったりです。

例年の見頃やアクセスもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください

東京の「桜まつり」をまとめてチェック!

上野・浅草周辺の夏祭り&行事をチェック!

【上野公園】上野恩賜公園

シーズン中300~400万人が訪れる、都内有数の桜スポット

「上野恩賜公園」大通り(画像提供:まちゃー / PIXTA)
「上野恩賜公園」大通り(画像提供:まちゃー / PIXTA)

東京都を代表する桜の名所「上野恩賜公園」。お花見客は1日数十万人にのぼり、シーズンを通してのべ300~400万人が訪れる一大スポットです。

品種によって少しずつ見頃が異なり、例年、寒桜系は3月上旬~下旬、ソメイヨシノと上野公園発祥の小松乙女は3月下旬~4月上旬、遅咲きの関山(かんざん)や一葉(いちよう)は4月中旬~下旬に開花。

例年3月中旬から4月下旬にかけて、約2カ月間も春の風景を楽しませてくれます。

見どころ1.大通り

大通りのライトアップ(画像提供: じゅらいじゅらい / PIXTA)
大通りのライトアップ(画像提供: じゅらいじゅらい / PIXTA)

広い上野公園で、お花見の中心となるのは桜並木がある大通り。約800本の桜がある都内屈指のお花見スポットなので満開時にはかなりの人でにぎわいます。

3月中旬から4月上旬には、ぼんぼりによるライトアップが実施されます。

見どころ2.不忍池(ボート池)

春のボート池と「不忍池辯天堂」(画像提供:Masa / PIXTA)
春のボート池と「不忍池辯天堂」(画像提供:Masa / PIXTA)

ボート池と、その周辺に咲く桜の共演も見逃せません。満開の桜に囲まれた「不忍池辯天堂」からも非日常感がただよいます。

ボートに乗ってお花見を楽しむのも気持ちがいいですよ。

イベント情報:うえの桜フェスタ(2025年3月18日~4月6日)

例年3月中旬から4月上旬にかけて開催される、「うえの桜フェスタ」も人気です。

日本と世界のグルメを満喫できるほか、ステージイベントやスタンプラリーが行われます。親子で楽しい春の一日を過ごしましょう♪

イベント公式サイト

■桜お花見スポット概要&開花情報
桜の見頃:例年3月中旬~4月上旬
所在地:東京都台東区上野公園5-20
アクセス:電車:①JR各線、東京メトロ各線「上野駅」、または京成線「京成上野」から徒歩で約2分

【上野公園】東京国立博物館

趣深い庭園を10種類の桜が彩る、上野の穴場スポット

春の庭園
春の庭園

一年中さまざまなイベントや展示が開催されている、上野の「東京国立博物館」。毎年桜の開花時期には本館北側の庭園が開放され、彼岸桜(ひがんざくら)、大島桜など10種類ほどの桜が美しく咲き誇ります。

春の「東京国立博物館」(画像提供:sk / PIXTA)
春の「東京国立博物館」(画像提供:sk / PIXTA)

たくさんの花見客でにぎわう「上野恩賜公園」の中にありますが、「東京国立博物館」は趣深い庭園でゆったりと桜を観賞できる穴場スポット。

博物館の展示を見たあとや、ゆったりと桜を眺めたいときにおすすめです。

イベント情報:博物館でお花見を(2025年3月11日~4月6日)

「博物館でお花見を!」2025年のビジュアル
「博物館でお花見を!」2025年のビジュアル

桜シーズンの恒例行事「博物館でお花見を」が2025年も開催されます。

桜をモチーフにした日本美術の名品を鑑賞できるほか、お花見ヨガや「春らんまん 桜ぬりえ」も楽しめます。親子で、ひと味ちがうお花見を楽しんでみませんか?

イベントを詳しくチェック!

■桜お花見スポット概要&開花情報
桜の見頃:例年3月下旬~4月上旬
所在地: 東京都台東区上野公園13-9
アクセス:電車:①JR「上野駅」から徒歩で約11分 ②京成電鉄京成上野駅から徒歩15分

【池之端】旧岩崎邸庭園

異国情緒を感じる桜の穴場スポット

洋館を彩る桜(画像提供:shepherdsatellite / PIXTA)
洋館を彩る桜(画像提供:shepherdsatellite / PIXTA)

三菱財閥の第3代社長・岩崎久彌の本邸として建てられた「岩崎邸」。桜の本数は多くないものの、洋館2階ベランダから眺める大島桜やソメイヨシノはみごとです。

日本を代表する西洋近代建築物と桜のコラボレーションは、どこか異国情緒を感じさせる雰囲気。上野のお花見スポットのなかでは比較的穴場で、落ち着いて桜を楽しみたい親子におすすめです。

■桜お花見スポット概要&開花情報
桜の見頃:例年3月下旬~4月上旬
所在地:東京都台東区池之端1-3-45
アクセス:電車:①東京メトロ千代田線「湯島駅」から徒歩で約3分 ②「上野駅」徒歩で約10分、など

【浅草】浅草寺(伝法院庭園、仲見世など)

本堂や五重塔を背景に咲く桜が美しい

五重塔と枝垂れ桜(画像提供:浅草寺)
五重塔と枝垂れ桜(画像提供:浅草寺)

国内外から観光客が訪れる、浅草の「浅草寺」。毎年春になると、「仲見世通り」が美しい桜で彩られます。

五重塔、宝蔵門と枝垂れ桜(画像提供:浅草寺)
五重塔、宝蔵門と枝垂れ桜(画像提供:浅草寺)

境内にある桜も見事で、特に宝蔵門と五重塔を背景に咲く桜は人気の撮影スポットです。

「伝法院庭園」では東京スカイツリーと枝垂れ桜が共演

通常は非公開の庭園(記念事業等があった際に公開)。一歩足を踏み入れると別世界が広がっています
通常は非公開の庭園(記念事業等があった際に公開)。一歩足を踏み入れると別世界が広がっています

また例年3月から5月には、仲見世の西側にある「伝法院庭園」でも桜が開花します。

池の周りを回遊できる池泉回遊式庭園で、歩むたびに景観の変化を楽しめる名所。さらに、美しい枝垂れ桜と五重塔、東京スカイツリーを一度に眺められる絶好のビュースポットです。

記念事業等があった際に一般公開されますので、「浅草寺」公式サイトをチェックしてくださいね!

■桜お花見スポット概要&開花情報
桜の見頃:例年3月下旬~4月上旬
所在地:東京都台東区浅草2-3-1
アクセス:電車:各線「浅草駅」から徒歩で5~7分

【浅草】一葉桜・小松橋通り

通りの名前にもなっている「一葉桜」が咲き誇る!

一葉桜(画像提供:スミレ / PIXTA)※イメージ画像
一葉桜(画像提供:スミレ / PIXTA)※イメージ画像

「浅草寺」裏の下町風情あふれるエリアにある「一葉桜・小松橋通り」。

約2,500mの通りに約320本の一葉(いちよう)が植えられており、ソメイヨシノより一週間ほど遅く、例年4月上旬~中旬に開花のピークを迎えます。

イベント情報:浅草観音うら・一葉桜まつり(2025年4月13日)

例年4月に行われる「浅草観音うら・一葉桜まつり」では、木遣りやお囃子、子ども歌舞伎、津軽三味線といった伝統芸能や、地元の子供たちによる演奏などが披露されます。

歴史ある花魁(おいらん)道中を今に伝える「江戸吉原おいらん道中」も開催されてきましたが、2025年は実施されない予定です。

イベント公式サイト

■桜お花見スポット概要&開花情報
桜の見頃:例年3月下旬~4月上旬
所在地:東京都台東区浅草4
アクセス:電車:①「浅草駅」から徒歩で約10分 ②東京メトロ日比谷線「入谷駅」から徒歩で10分

【東浅草】山谷堀公園

スカイツリー × 桜を撮影できる隠れスポット

「山谷堀公園」から見た東京スカイツリー(画像提供: K@zuTa / PIXTA)
「山谷堀公園」から見た東京スカイツリー(画像提供: K@zuTa / PIXTA)

“奥浅草”と呼ばれるエリアにある「山谷堀公園」は、もともと北区王子の音無川から隅田川に注ぐ水路でしたが、1975年(昭和50年)頃から埋め立てられ、現在はかつての堀に沿った全長700mの細長い公園となっています。

例年3月下旬から4月上旬にかけて、道の両側に植えられた桜が満開の花を咲かせ、桜のトンネルの下で多くの人がお花見を楽しみます。

公園からは東京スカイツリーもよく見え、満開の桜との共演をきれいに撮影できますよ!

■桜お花見スポット概要&開花情報
桜の見頃:例年3月下旬~4月上旬
所在地:東京都台東区東浅草1-4-9
アクセス:電車:①東武伊勢崎線「浅草駅」から徒歩で約16分 ②東京メトロ銀座線「浅草駅」7番出口から徒歩で約19分 ③都営浅草線「浅草駅」A5出口から徒歩で約22分

【今戸】今戸神社

縁結びのご利益で有名な浅草のパワースポット

招き猫発祥の地のひとつとされる「今戸神社」
招き猫発祥の地のひとつとされる「今戸神社」

「浅草寺」から徒歩15分ほどに位置する「今戸神社」は、縁結びのご利益とシンボルの招き猫が有名です。新撰組・沖田総司の終焉の地ともいわれています。

春の境内(画像提供:: JPN.Samurai_Style74 / PIXTA)
春の境内(画像提供:: JPN.Samurai_Style74 / PIXTA)

例年2月中旬からは早咲きで有名な河津桜が、3月下旬から4月上旬にかけてはソメイヨシノが花を咲かせ、境内を彩ります。

縁結びの祈願とともに、満開の桜を愛でてはいかがでしょう。

■桜お花見スポット概要&開花情報
桜の見頃:例年3月下旬~4月上旬
所在地:東京都台東区今戸1-5-22
アクセス:電車:「浅草駅」から徒歩で約15分

【今戸、浅草、花川戸】隅田公園

江戸時代からにぎわう桜の名所

台東区側にあるカフェ付近に咲く桜(画像提供:台東区)
台東区側にあるカフェ付近に咲く桜(画像提供:台東区)

東京を代表する桜のお花見スポット「隅田公園」。江戸時代に8代将軍・徳川吉宗が桜を植えたのが始まりです。

現在、隅田川の両岸に約1kmの桜並木が続いており、浅草側は台東区、対岸は墨田区の公園になっています。合計約700本の桜が、川沿いに咲き誇る様子はまさに圧巻!

スカイツリーと桜がコラボ(画像提供:aki / PIXTA)
スカイツリーと桜がコラボ(画像提供:aki / PIXTA)

東京スカイツリーが近く、スカイツリーと桜をフレーム内に一緒におさめることができる絶好の写真スポットでもあります。

屋形船や水上バスからゆっくりと桜の風景を眺めるのもいいですね。

イベント情報:隅田公園桜まつり2025年(3月16日~4月6日)

夜の東京スカイツリー✕桜も見どころ(画像提供:台東区)
夜の東京スカイツリー✕桜も見どころ(画像提供:台東区)

例年3月下旬から4月上旬にかけて台東区浅草側で「隅田公園桜まつり」が開催されています。期間中は幻想的な夜桜も楽しめます。

「墨堤さくらまつり」過去開催時の様子(画像提供:aki / PIXTA)
「墨堤さくらまつり」過去開催時の様子(画像提供:aki / PIXTA)

同じ時期(2025年は3月16日~4月13日)に墨田区側でも「墨堤さくらまつり」が開催され、向嶋芸妓茶屋や地元町会模擬店が並びます。両方の祭りを満喫するのもおすすめです♪

イベント公式サイト

■桜お花見スポット概要&開花情報
桜の見頃:例年3月下旬~4月上旬
所在地:
【台東区側】東京都台東区今戸1-1、浅草7-1、花川戸2-1、花川戸1ほか
【墨田区側】東京都墨田区向島1・2・ 5
アクセス:
【台東区側】東京メトロ銀座線、東武伊勢崎線「浅草駅」から徒歩で約10分
【墨田区側】都営浅草線「本所吾妻橋駅」から徒歩で約6分

【谷中】都立谷中霊園

桜のトンネルをくぐって谷根千観光

さくら通り(画像提供:七番 / PIXTA)
さくら通り(画像提供:七番 / PIXTA)

「寛永寺」と「天王寺」、2つの寺院墓地と入り組むようにある「都立谷中霊園」。この霊園内の中央を貫くさくら通りでは、道の両側に桜が立ち並び、桜のトンネルをくぐっているかのような景色を楽しめます。

お寺の歴史ある雰囲気、咲き乱れる淡いピンク色の桜が調和した風景は、まさに日本の春。

見頃を迎えるのは、例年3月下旬から4月上旬にかけて。お花見を楽しんだあとは、近くの「谷中銀座商店街」から「根津神社」まで、情緒あふれる谷根千(谷中・根津・千駄木)エリアも散策してみましょう。

■桜お花見スポット概要&開花情報
桜の見頃:例年3月下旬~4月上旬
所在地:東京都台東区谷中7-5-24
アクセス:電車:「日暮里駅」から徒歩で約5分

公式サイト

江戸から続く花見スポットも多く、下町風情や歴史を体感できる名所ぞろい。いつ訪れても新しい発見がある上野&浅草で、楽しい春の一日を過ごしましょう。

※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2021年3月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2025年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

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