
【2025】まもなく見頃!東京の絶景つつじ名所5選 穴場や祭りも紹介
今回は、東京都内にある「つつじ」の名所&穴場をご紹介します!
都内では例年4月から5月にかけて、つつじが開花します。各スポットでは、色鮮やかなつつじの花を堪能できるのはもちろん、つつじ祭りなどのイベントも開催され、見どころが盛りだくさん。
GWのおでかけにもぴったりなので、ぜひ親子で訪れてみてくださいね。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください
「つつじ」の特徴と見頃は?

公園や民家の庭などでもよく見かけるつつじの花。アジア圏で広く分布しており、日本人にも古くから親しまれてきました。
学術的にはツツジ科ツツジ属に属する花を指しますが、ドウダンツツジのようにツツジ属に属さない植物でもつつじと呼ばれているケースも。アザレアやサツキも、つつじの仲間に含まれます。
常緑のものと落葉のものがあり、花の大きさや色のバリエーションが豊富。東京都内では、例年4月中旬から5月上旬にかけてが開花のピークです。
「つつじ」の代表品種や人気品種は?
とても多くの種類がある、つつじの花。赤やピンクといった鮮やかな色の品種から、白や斑入りのものまでさまざまです。
ヤマツツジ

春の山里を彩る野生つつじの代表種で、古来から人々に親しまれてきたヤマツツジ。一般的にはオレンジがかった赤色をしていますが、他種と交配しやすいため、ピンクや白など、花色の種類が豊富です。
リュウキュウ(琉球)

リュウキュウ(琉球)は大輪の白い花を咲かせるつつじです。
江戸時代から栽培されるようになり、現在も庭木として重宝されています。「琉球」と聞くと沖縄を連想しますが、ほぼ日本全国で見られるメジャーな品種です
キリシマ(霧島)

園芸種の代表格といえばキリシマ(霧島)です。ヤマツツジから品種改良された品種で、昔から一般家庭の庭などでも栽培されてきました。
突然変異したものも含めると200種以上あり、さまざまな色の花があります。
クルメ(久留米)

早咲き品種のクルメ(久留米)は、小さめの花を数多く咲かせます。多くのつつじは地植えで育てられますが、クルメは小ぶりなので、観賞用として室内でも育てられることも多い品種です。
それではここから、東京都内のつつじスポットをご紹介します。
【新宿区】新宿御苑

東京都新宿区にある「新宿御苑」は四季折々の花を観賞できる近代西洋庭園の名園です。
広さ約58.3ヘクタール、周囲3.5kmの園内に、「日本庭園」、「フランス式整形庭園」、「イギリス風景式庭園」の3つが巧みに組み合わされています。
例年4月上旬からは山野などに自生するミツバツツジが色鮮やかに開花。4月中旬から5月上旬になると、約3,100株のつつじが見頃を迎え、赤、白、オレンジ、薄紅、紫とカラフルに咲き誇ります。
おすすめは「中の池」付近の「つつじ山」や「イギリス風景式庭園」です。なかでも「つつじ山」には、約170本ものつつじが集まっているので見応えがありますよ。
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都新宿区内藤町
例年の見頃:4月中旬〜5月上旬
アクセス:【電車】①JR「千駄ケ谷駅」から徒歩で約3分 ②丸ノ内線「新宿御苑前駅」から徒歩で約8分
駐車場:あり
【世田谷区】西沢つつじ園

「西沢つつじ園」は世田谷区の住宅地にあるスポット。“つつじ博士”と呼ばれる西沢氏が、代々受け継がれてきた約1,500坪もの広大な庭で、丹精込めてつつじを栽培しています。入場無料で常時開放されていて、自由に観賞できるつつじ園です。
約90種類・2万株のつつじが開花するのは、例年4月中旬から5月上旬にかけて。
「せたがや百景」にも選ばれており、隣接する「烏山つつじ緑地」と一度に楽しめるのも魅力です。カラフルなつつじが咲く景色は見事ですよ。
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都世田谷区北烏山6-16−10
例年の見頃:4月中旬〜5月上旬
アクセス:【車】中央自動車道「高井戸IC」から約10分
【電車】京王線「千歳烏山駅」から徒歩で約10分
駐車場:なし(近くにコインパーキングあり)
【練馬区】平成つつじ公園

練馬区の「平成つつじ公園」は、区の花でもあるつつじを観賞できる公園です。西武池袋線「練馬駅」からすぐの場所にあり、アクセス抜群のスポット。
園内には、クルメツツジを中心にヒラド(平戸)ツツジ、キリシマ、野生種、サツキツツジ、アザレア、シャクナゲなど約600品種・1万株ものつつじの仲間が植えられています。

開花シーズンは例年3月下旬から5月下旬にかけて。品種が多いので、例年4月中旬のクルメツツジから始まり、5月中旬のサツキツツジまで、長期に渡って観賞できるのも魅力です。
公園の完成を記念して命名された希少なクルメツツジ、「練馬の鏡」も必見ですよ。
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都練馬区練馬1-17-6
例年の見頃:4月中旬〜5月中旬
アクセス:【電車】西武池袋線「練馬駅」北口から徒歩で約1分
駐車場:あり
【文京区】根津神社

文京区にある「根津神社」は、1900年近く前に創建されたと伝わる、非常に歴史のある神社。
現在の社殿は、1706年(宝永3年)に徳川5代将軍・綱吉が諸大名に命じて造営したものです。
戦火をまぬがれた、貴重な江戸の名建築も必見。都内で江戸時代の楼門が残るのはここだけなので、こちらも見どころです。
春の「つつじ苑」は壮観
東京屈指のつつじの名所としても有名。約2,000坪の「つつじ苑」に、およそ100種・3,000株のつつじが咲き誇り、開花シーズン限定で入苑することができます(入苑寄進料500円、引率者がいる小学生以下は無料)。
早咲きから遅咲きまでさまざまな品種があり、色とりどりのつつじが咲き誇る景色は圧巻のひとこと。長期間楽しめるのも特徴で、例年4月中旬から下旬まで1カ月間、次々と花が咲き続けます。
風車のような花弁のハナグルマ、黒ツツジと呼ばれるカラフネ、豆つぶほどの小さい花をつけるフジツツジなどの珍しい品種もあるので、親子で探してみてください♪
イベント情報:文京つつじまつり(2025年4月1日~30日)

2025年4月1日(火)~30日(水)の期間、毎年恒例の「文京つつじまつり」が開催されます。
期間中は、朝9時30分から17時30分まで「つつじ苑」に入苑可能。ほかにも稚児行列や神輿など、見どころ満載です。
2025年の「文京つつじまつり」で開催される主な行事
・稚児行列:4月6日(日)10:45~ 雨天延期日 4月21日(日)
・神輿渡御:4月6日(日)12:00~
・食品衛生街頭相談:4月18日(金)10:00~12:00
・根津権現太鼓:4月19日(土)、20日(日)、26日(土)、27日(日)、29日(火・祝)13:00~15:00
・植木市、骨董市・露店・キッチンカー:期間中毎日(4月1日、6日はキッチンカーなし))
・三十六歌仙絵拝観:期間中毎日12:00~/14:00~
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都文京区根津1-28-9
例年の見頃:4月上旬~下旬
アクセス:【車】首都高速「神田橋ランプ」から約4km
【電車】①千代田線「根津駅」「千駄木駅」、南北線「東大前駅」から徒歩で約5分 ②三田線「白山駅」から徒歩で約10分
駐車場:あり
関連イベント:【文京つつじまつり】2025年4月1日(火)~4月30日(水)
【青梅市】塩船観音寺

“花の寺”として有名な「塩船観音寺」は、西暦645~650年、若狭国の八百比丘尼(やおびくに・はっぴゃくびくに※)が一寸八分の紫金の観音像を安置したのが起源と伝わるお寺。
茅葺き切妻造りの「仁王門阿弥陀堂」は室町時代の建造物で、国の重要文化財にも指定されています。
1966年(昭和41年)から植えられた春のつつじは、「護摩堂弘誓閣」を囲むすり鉢状の斜面に約15種類・1万7,000本もあり、一斉に咲く様子はまさに絶景です。
※日本各地に残る伝説に登場する長寿の老尼僧
イベント情報:つつじまつり(2025年4月8日~5月4日)
例年、つつじは4月中旬から5月上旬にかけて花開きます。種類も豊富なので見頃の時期はカラフルできれいですよ。
また、毎年4月上旬の開園式を皮切りに、「つつじまつり」がスタート。春季限定御朱印(花すかし御朱印、切り絵御朱印)の授与をはじめ、4月第4日曜に「花稚児行列」、5月3日には山伏の行列、火渡りの荒行を行う例大祭が開催されます。
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都青梅市塩船194
例年の見頃:4月中旬〜5月上旬
アクセス:【車】圏央道「青梅今井IC」から約10分
【電車】JR青梅線「河辺駅」からバスに乗車、「塩船観音入口」バス停で下車後、徒歩で約10分
駐車場:あり
関連イベント:【つつじまつり】2025年4月8日(火)~5月4日(日)
都内のつつじスポットは、ゴールデンウィークまで見頃が続く場所も多く、イベントもいろいろ。親子のおでかけ先選びの参考にしてみてくださいね!
※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2021年4月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2025年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。
記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部
「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。
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