【関東】梅雨を彩る純白のあじさい<br/>2025アナベルの名所&イベント情報
更新日2025年06月11日/公開日2025年06月11日

【関東】梅雨を彩る純白のあじさい
2025アナベルの名所&イベント情報

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東京都府中市、東京都立川市、ほか

梅雨の時期、どこにおでかけしようか悩むご家庭も多いのではないでしょうか?
そんなときにおすすめなのが、ふんわりと咲き誇る白い紫陽花(あじさい)「アナベル」です。

アナベルは、雨の季節を明るく彩ってくれる人気の花。とくに、アナベルが群生するスポットでは、まるで絵本の中に入り込んだような幻想的な景色が広がります。

今回は、親子で楽しめる名所から静かに癒される穴場スポットまで、見頃の時期に訪れたいおすすめのアナベルが見られるスポットをご紹介します。

※アナベルの開花時期は気候などによって変わるため、各施設の見頃はあくまで目安です。開花時期は公式サイトなどでご確認ください。また、品種・株数は栽培状況や開花状況によって異なる場合があります

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アナベルとは?あじさいとの違いも紹介

「アナベル」は、アメリカ原産の紫陽花(あじさい)の一種で、別名「アメリカアジサイ」や「セイヨウアジサイ」とも呼ばれています。

大きな花房(はなぶさ)で、日本のあじさいと違い、開花時期が長いのが特徴。咲き進むにつれて黄緑色から純白へと花の色が変化するのも魅力です。

また、茎がしっかりしているので倒れにくく、ふわっと大きな球状の花がとても美しく、写真映えも抜群! 最近では公園や植物園などでもよく見かけるようになり、「アナベルの名所」と呼ばれるスポットも増えてきました。

アナベルの花色は土壌の酸性度で変化しない

あじさいの花といえば、「土の性質によって色が変わる」という話を聞いたことがある方も多いかもしれません。一般的に、青いあじさいは酸性の土、ピンクのあじさいはアルカリ性の土で育つと言われています。

しかし、アナベルは、土壌の性質で変化しないのが特徴。白いアナベルも、ピンクのアナベルも、土の酸性度に関係なく、その品種ごとの花色を咲かせます。

アナベルにはどんな品種がある?

アナベルには、色や形の違ういくつかの品種があります。それぞれに魅力があり、おでかけ先で見られる品種もスポットごとに異なります。

アナベル(白色)

もっともポピュラーな品種で、純白の花がふんわりと咲く姿が特徴です。

花が大きく、一面が白く染まる景色は圧巻! まるで雪が降り積もったような光景が広がり、親子で写真を撮るのにもぴったりですよ。

ピンクアナベル(ピンク色)

アナベルのなかでも、やさしいピンク色の花を咲かせる人気の品種です。

白いアナベルと並ぶように植えられていることもあり、色のコントラストがとてもきれいです。咲きはじめは濃いピンク色で、徐々に薄いピンク色、最後には緑色へと変化していきます。

インクレディボール(白色)

通常のアナベルよりもさらに大きな花を咲かせる品種です。

開花時には緑色の花を咲かせ、やがて白色になり、その後、美しい黄緑色に変化します。

その見た目は写真映え抜群! 名前の通り”信じられない”(Incrediball)ほど大きい花を咲かせるこの品種は、茎も太くしっかりしていて倒れにくいのが特徴です。

ここから、関東エリアでアナベルが見られるスポットについて見どころや見頃、イベント情報を紹介します。

【東京都あきる野市】東京サマーランド・わんダフルネイチャーヴィレッジ

東京都あきる野市にある、東京サマーランドに隣接する「わんダフルネイチャーヴィレッジ」。

園内には、ドッグラン、カフェレストラン、ハイキングコース、 ドッグプール、バーベキュー、オートキャンプ、スポーツフィッシングなど愛犬と一緒に過ごせる施設がそろっています。

敷地面積約3万平方メートルを誇る「あじさい園」は、約60品種・1万5,000株ものあじさいが咲き誇る国内有数のあじさいスポットです。

なかでも「アナベルの雪山」と呼ばれる純白のアナベル群落は、まさに圧巻! ハイキングコースに沿って丘一面を覆う姿は、まさに”雪山”のよう。例年6月中旬から7月上旬にかけて楽しめます。

イベント情報:第49回あじさいまつり(2025年6月7日~7月6日)

あじさいが見頃を迎える、2025年6月7日(土)~7月6日(日)の期間には「第49回あじさいまつり」が開催されます。

期間中は、市内にあるあじさいの名所「南沢あじさい山」と連携し、「秋川渓谷あじさいまつり2025」として、2施設共通のお得な入山・入園チケット(1,000円)を販売。ぜひ2カ所を巡って合計3万株のあじさいを満喫しましょう♪

「わんダフルネイチャーヴィレッジ」会場では、6月14日(土)〜29日(日)の土日限定で、大多磨エリアの特産品販売や、地域の温泉を楽しめる足湯体験コーナーなども設置されるので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

「第49回あじさいまつり」(公式サイト)の詳細はこちら!

「秋川渓谷あじさいまつり」の詳細はこちら!

■スポット概要&開花情報
所在地:東京都あきる野市上代継600
開花時期・見頃:例年6月中旬~7月上旬
アクセス:【車】中央道・八王子ICから約10km
圏央道・あきる野ICから約3km
【電車】JR各線「八王子駅」、京王線「京王八王子駅」からバスで30~35分
JR五日市線「秋川駅」からバスで約10分

【東京都府中市】府中市郷土の森博物館

広大な敷地の中に、復元された歴史的建造物と豊かな自然が広がる「府中市郷土の森博物館」です。

「アジサイの小径」や「アジサイの丘」には、日本の里山に自生するヤマアジサイを中心に、約30品種・約1万株のあじさいが咲き誇り色とりどりの可憐な美しいあじさいを堪能できる名所。

「アナベルの小径」や「アナベルの丘」では、白いアナベルがまとまって咲き、ふんわりとしたアナベルが、まるで小道や丘を雪のように染める幻想的な風景が広がり、訪れた人々を魅了します。

イベント情報:郷土の森あじさいまつり(2025年5月31日~7月6日)

2025年5月31日(土)から7月6日(日)まで「郷土の森あじさいまつり」が開催されます。

期間中には、博物館スタッフが選ぶ「あじさいフォトコンテスト」が行われるほか、「アジサイ展」には100種類ものあじさいの鉢植えが大集合! 

週末の特定日には、迫力ある「武蔵国府太鼓演奏会」や「猿まわし」などの伝統芸能や、あじさいをテーマにしたクラフト体験も予定されています。

「郷土の森 あじさいまつり」の詳細はこちら!

■スポット概要&開花情報
所在地:東京都府中市南町6-32
開花時期・見頃:例年5月下旬~6月下旬
アクセス:【車】中央自動車道「国立府中IC」から約10分
【電車】JR南武線「府中本町駅」から徒歩約20分
JR南武線、京王電鉄京王線「分倍河原駅」からバスに乗車、「郷土の森正門前」バス停で下車

【東京都昭島市・立川市】国営昭和記念公園

東京都昭島市および立川市に位置する「国営昭和記念公園」では、梅雨の時期に約9,000株ものあじさいが彩りを添えます。

例年6月上旬には、花木園や、ふれあい広場北側斜面を中心に、園内各所では色とりどりのあじさいが咲き誇り、梅雨の趣を感じられる光景に。

花木園展示棟前や、ふれあい広場の斜面には、アナベルが群生し、淡い黄緑から純白へと変化する姿や、ピンクアナベルなども見られますよ。

イベント情報:紫陽花さんぽ2025(2025年6月7日~7月6日)

2025年6月7日(土)~7月6日(日)には、「紫陽花さんぽ2025」が行われます。

期間中は、アジサイ傘のフォトスポットや、立川口カナールの噴水前では水に浮かぶフローティングフラワーを設置。無料貸出のアジサイ傘を片手に、ゆったりとした時間を過ごせますよ。

また、花木園展示棟では、秋川渓谷を代表するあじさいの名所を紹介する写真展も開催。園内の飲食店では、あじさいをモチーフにしたスイーツも販売されているので、ぜひ親子で味わってみてくださいね。

「紫陽花さんぽ2025」の詳細はこちら!

■スポット概要&開花情報
所在地:東京都立川市緑町3173
開花時期・見頃:例年6月上旬~7月上旬
アクセス:【電車】立川口:JR中央線「立川駅」徒歩約15分、多摩都市モノレール「立川北駅」徒歩約13分
西立川口:JR青梅線「西立川駅」徒歩約2分
砂川口:西武拝島線「武蔵砂川駅」徒歩約20分


【埼玉県幸手市】権現堂公園

桜の名所として名高い幸手市の「権現堂公園」(権現堂堤)では、例年6月上旬〜下旬にかけて、約100種・1万株ものあじさいが咲き誇る名所です。

特に桜堤の斜面を埋め尽くすように咲く「アナベル」は圧巻。「アナベルの雪山」とも称されるその光景は、まるで白い絨毯を敷き詰めたかのようですよ。

ほかにもガクアジサイやブルースカイ、ダンスパーティなど多彩な品種が植えられており、青、紫、ピンク、白と、梅雨空の下で色とりどりの美しいグラデーションを楽しめます。

公式サイトでは、開花情報を発信しているので、見頃を逃さないよう、おでかけ前にチェックしましょう。

イベント情報:第23回幸手あじさいまつり(2025年6月7日〜29日)

「権現堂公園」では、2025年6月7日(土)〜29日(日)の期間、「第23回幸手あじさいまつり」が行われます。

例年、NPO法人「幸手権現堂桜堤保存会」による公園の無料案内や、あじさいの苗木の販売を実施。

また、園内にある、「峠の茶屋」では、ドリンクやソフトクリームの販売をはじめ、市内の物産品なども販売しているので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

「第23回幸手あじさいまつり」の詳細はこちら!

■スポット概要&開花情報
所在地:埼玉県幸手市内国府間887-3
開花時期・見頃:例年6月上旬~下旬
アクセス:【車】首都圏中央連絡自動車道「幸手IC」から約10分
東北自動車道「久喜IC」から約20分
【電車】東武日光線「幸手駅」東口から徒歩で約30分
東武日光線「幸手駅」東口から路線バス(五霞町役場前行き)乗車、バス停「権現堂」下車後、徒歩で約7分

【埼玉県加須市】ふじとあじさいの道

埼玉県加須市の玉敷公園(たましきこうえん)と騎西総合公園、騎西文化・学習センター(キャッスルきさい)を結ぶ約1,500mの遊歩道。

例年6月中旬から下旬にかけて約1万株ものあじさいが道沿いを彩り、「ふじとあじさいの道」として親しまれています。

アナベルの白い可憐な花をはじめ、青や紫、ピンクなど色とりどりのあじさいが咲き誇る光景が広がる名所。のどかな田園風景と調和し、ゆったりと散策が楽しめます。

イベント情報:加須市騎西あじさい祭り(2025年6月14日)

「ふじとあじさいの道」では、2025年6月14日(土)に「加須市騎西あじさい祭り」が開催されます。

当日は、玉敷公園をメイン会場に、「人力車の乗車体験」(有料・先着順)や、スタンプラリーなど、子供から大人まで楽しめるイベントを実施。スタンプラリー達成者には、あじさい苗の配布もありますよ。

美しいあじさいを愛でながら、家族で楽しい一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

イベントの公式サイトはこちら!

■スポット概要&開花情報
所在地:埼玉県加須市騎西535-1(玉敷公園)
開花時期・見頃:例年6月中旬~下旬
アクセス:【電車】東武伊勢崎線「加須駅」またはJR高崎線「鴻巣駅」から両駅間運行の朝日バス。 「玉敷公園」へは「騎西一丁目バス停」下車徒歩約7分

【神奈川県箱根町】箱根ガラスの森美術館

箱根仙石原にある「箱根ガラスの森美術館」には、早咲きから遅咲きまで楽しめる「あじさい庭園」があります。

日本各地に分布するヤマアジサイ系統や、ガクアジサイ系統など多くの品種が見られるほか、水車小屋の裏のエリアでは、関東では珍しいエゾアジサイ系統を中心に”富士”の名の付くあじさいも楽しめます。

また、例年6月下旬から7月下旬には、早川側の遊歩道に沿って約400株のアナベルが咲き誇る「あじさいの滝」が出現。緑の木立を背景に、一面に広がる純白の花はまるで滝が流れるような光景が広がります。

イベント情報:クリスタル・ガラスのアジサイ(2025年5月24日〜8月13日)

2025年5月24日(土)〜8月13日(水)の期間中は、箱根ガラスの森美術館の庭園に、1万5000粒のクリスタルガラスで作られた「あじさいオルテンシア」が展示されます。

太陽光と風を受けてキラキラと虹色に輝く幻想的なガラスのあじさいは、ここでしか見ることができない珍しい光景。

ガラスの体験工房では、あじさいモチーフのグラスや、アクセサリーなども制作できるので、ぜひ親子で体験してみましょう。

「クリスタル・ガラスのアジサイ」の詳細はこちら!

■スポット概要&開花情報
所在地:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48
開花時期・見頃:例年6月中旬~7月下旬
アクセス:【車】東名高速道路「御殿場IC」から約20分
【電車】箱根登山線「箱根湯本駅」から箱根登山バス湖尻桃源台行きにて約25分、「俵石・箱根ガラスの森前」下車後、徒歩約1分

【神奈川県相模原市】相模原北公園

「相模原北公園」は、年間を通じて四季折々の花や野草、樹木などを楽しめる、まるで植物園のような雰囲気の公園です。

園内はシーズンごとに四季折々の草花や樹木で演出されています。木や花の名前を当てたり、珍しい植物を観察したりと、たくさんの植物に親しめるのが魅力です。

初夏になると、園内中央の「アジサイ園」を中心に、和・洋種あわせて約200種・約1万株のあじさいが植栽されてえおり、ガクアジサイや、真っ白なアナベルなど、カラフルなあじさいが園内を彩ります。

園内の一部を真っ白に覆い尽くすアナベルの光景から、相模原北公園と言えば、アナベルとも呼ばれるほど市内でも有数のアナベルの名所として知られています。

ぜひ親子で、初夏の風物詩を堪能してみませんか?

イベント情報:アジサイフェスティバル(2025年6月14日)

2025年6月14日(土)には「アジサイフェスティバル」が開催されます。

鼓笛隊パレードや演奏をはじめ、お囃子、子供向けの出店、物販など、あじさいを観賞しながらさまざまな催しが楽しめます。

「チビッ子広場」では、缶ポックリやけん玉、竹馬など懐かしい遊び体験も。10時30分からは管理事務所前にて「アジサイの苗無料配布」も行われます。

イベントの公式サイトはこちら!

■スポット概要&開花情報
所在地:神奈川県相模原市緑区下九沢2368-1
開花時期・見頃:例年6月中旬~7月中旬
アクセス:【電車・バス】JR横浜線・相模線「橋本駅」南口からバスに乗車、「上中の原団地」下車後、徒歩約5分

公式サイト

【茨城県北茨城市】北茨城あじさいの森

茨城県北茨城市に位置する「北茨城あじさいの森」は、関東最大級のあじさい園として知られるスポット。

約25,000平方メートルの広大な敷地には、日本アジサイ協会のコレクターが全国各地から集めたヤマアジサイを中心に、約1,300品種・約3万株ものあじさいが植えられています。

「アナベルの白いあじさいの遊歩道」では、外来原種のアナベルの群生が見られ、咲きはじめの黄緑色から、白へと変化する花のグラデーションも幻想的。

ほかにも、「ヤマアジサイの散歩道」や、思わず息をのむ「展望の丘」など、多彩な景観が広がっています。

イベント情報:あじさいまつり(2025年6月12日〜7月未定)

例年、「北茨城 あじさいの森」では、あじさいの見頃にあわせて「あじさいまつり」が開催されます。

2025年は6月12日(木)から7月中まで開催予定。期間中はキッチンカーが出店するので、ドリンクやランチで休憩しながら散策を楽しめますよ。

なお、五分咲き前は入園無料。五分咲き以降は大人500円、中学生以下300円が必要です。

■スポット概要&開花情報
所在地:茨城県北茨城市華川町小豆畑274
開花時期・見頃:例年6月中旬~7月中旬
アクセス:【車】常磐自動車道「北茨城IC」から約10分
【電車】JR常磐線「磯原駅」からタクシーで約10分

公式サイト

関東には、親子で楽しめるアナベルの名所がたくさんあります。白くふんわりとした姿が特徴のアナベルが一面に咲く風景は、梅雨の時期でも心が明るくなるような美しさ。写真映えはもちろん、散策にもぴったりです。今年の梅雨は、ぜひアナベルの名所へ親子でおでかけしてみてくださいね。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

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