神奈川の日帰り紅葉名所と穴場11選<br/>2024ライトアップ情報&見頃予想も
更新日2024年10月17日/公開日2024年10月17日

神奈川の日帰り紅葉名所と穴場11選
2024ライトアップ情報&見頃予想も

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鎌倉や横浜、相模湖など多彩な観光地がある神奈川県。紅葉の名所も多く、見頃にあわせてライトアップやイベントも開催されます。

そこで今回は神奈川県の人気紅葉スポットと穴場をご紹介。都内から日帰りでき、ドライブにおすすめの名所も多数ピックアップしたので、秋の週末にぜひ親子でおでかけしてみてください。

地域を一番よく知る、各自治体の役場・役所の担当者からのおすすめ情報も掲載していますので、参考にしてくださいね。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください
※例年の見頃をご紹介しています。気候により変動することがありますので各スポットや気象庁の「紅葉見頃予想」を確認してください

神奈川県の人気観光地と穴場をチェック!

埼玉県の日帰り紅葉スポットをチェック!

【伊勢原市】大山寺・大山阿夫利神社下社

「大山阿夫利(おおやまあふり)神社」からの眺望(画像提供:Enao-kagari / PIXTA)
「大山阿夫利(おおやまあふり)神社」からの眺望(画像提供:Enao-kagari / PIXTA)

丹沢大山国定公園内にある大山ケーブルカーで大山を登ると、「大山寺」の参道の階段や「大山阿夫利神社」周辺で、真っ赤に色づいたモミジやカエデが観光客を迎えてくれます。

見頃は11月中旬~下旬。深紅に染まった紅葉や相模湾を望む景色が人気で、毎年多くの人で賑わいます。

「大山寺」の紅葉(画像提供:NA★RU / PIXTA)
「大山寺」の紅葉(画像提供:NA★RU / PIXTA)

日没後には木々がライトアップされ、昼とは異なる美しさを見せてくれますよ。

ライトアップ期間中はケーブルカーの夜景運転が実施されます(平日~19時、土日祝日~20時)。

■スポット概要&紅葉情報
所在地: 神奈川県伊勢原市大山
紅葉の見頃:【例年】10月中旬~11月中旬 【2024年予測】11月23日頃〜
その他紅葉情報:【ライトアップ】あり:2024年11月20日(水)~12月1日(日)

【大磯市】大磯城山公園

不動池(画像提供:takashi / PIXTA)
不動池(画像提供:takashi / PIXTA)

「大磯城山(じょうやま)公園」内にある旧三井別邸地区は、1898年(明治31年)に三井財閥当主が別荘を構えた場所。「不動池」のまわりを紅葉が彩る日本庭園は「もみじの広場」と呼ばれています。

紅葉の時季になると池に紅色のモミジが映り、見応え抜群。夜にはライトアップされ、昼間とは違う幻想的な紅葉を楽しむことができます。

お抹茶と季節の和菓子でひと休み

「城山庵」と紅葉(画像提供:jooko3 / PIXTA)
「城山庵」と紅葉(画像提供:jooko3 / PIXTA)

かつて旧三井財閥別邸の一部として置かれていた国宝の茶室「如庵」を模して建てられた茶室「城山庵」も見どころのひとつ。

その隣には畳とテーブル席の休憩所があり、その場で点てたお抹茶と季節の生菓子をいただけます。サイダーやジュースもあるので、抹茶が苦手な子供も安心です。

園内には、“関東の富士見百景”に指定されている展望台や「大磯町郷土資料館」もあるので、親子でのんびりと秋の一日を過ごしてみてはいかがでしょうか?

■スポット概要&紅葉情報
所在地:神奈川県中郡大磯町国府本郷551-1
紅葉の見頃:例年11月中旬~12月上旬
その他紅葉情報:【ライトアップ】あり:2024年11月22日(金)~24日(日) 【イベント】ライトアップで使う竹灯籠を作ろう:受付開始10月16日(水)~、開催日11月9日(土)・10日(日)

【鎌倉市】円覚寺

円覚寺の坐禅道場「居士林」(画像提供:gandhi / PIXTA)
円覚寺の坐禅道場「居士林」(画像提供:gandhi / PIXTA)

JR横須賀線「北鎌倉駅」からすぐの場所にある、北鎌倉ハイキングの入り口といえる寺院です。

鎌倉時代後半に北条時宗が中国から無学祖元禅師を招いて創建しました。時宗公は18歳で執権職につき、 心の支えとして無学祖元禅師を師と仰ぎ、禅宗に帰依したといいます。

広大な境内は静寂に包まれ、まるで別世界のよう。山門をくぐると本堂をバックに見事なカエデが彩ります。

参道を進むと紅葉が各所に点在し、見上げながら散策できるのがポイント。

また、南北に広がる境内には、御本尊の宝冠釈迦如来像を祀る仏殿や、北条時宗の廟所でもある「仏日庵」などの見どころがあります。

毎日の早朝坐禅会と、毎週土曜と毎月第 1・3日曜の坐禅会は初心者でも参加可能です。紅葉が彩る境内で、何も考えずただ自分の呼吸の数を数えながら無心に浸る体験ができますよ。

■スポット概要&紅葉情報
所在地:神奈川県鎌倉市山ノ内409
紅葉の見頃:例年11月中旬~12月上旬

【川崎市】生田緑地

川崎市にある人気観光スポット「生田緑地」。自然豊かな多摩丘陵が織りなす、秋の色彩を満喫できる名所です。

秋のメタセコイヤ
秋のメタセコイヤ

起伏に富んだ園内を散策すると、場所により異なる景色と発見があります。

例年11月中旬から12月中旬にはメタセコイアの葉が緑から黄色、そしてレンガ色へと変化し、青空とのコントラストがきれい。歴史を感じさせる日本民家園のイロハモミジも訪れる人々の目を楽しませてくれます。

また、「枡形山展望台」から見る360度のパノラマビューも必見ですよ。

■スポット概要&紅葉情報
所在地:神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-4
紅葉の見頃:例年11月中旬~12月中旬

【相模原市】相模湖

相模湖の風景(画像提供:tamu / PIXTA)
相模湖の風景(画像提供:tamu / PIXTA)

相模原市にある「相模ダム」の完成とともに生まれた「相模湖」。周辺のさまざまな場所かで紅葉狩りを楽しめるスポットです。

紅葉の楽しみ方1:「神奈川県立相模湖公園」から眺める嵐山の紅葉

公園内の「艇の広場(県立相模湖漕艇場)」から嵐山を望む(画像提供:haku / PIXTA)
公園内の「艇の広場(県立相模湖漕艇場)」から嵐山を望む(画像提供:haku / PIXTA)

特におすすめなのが、芝生広場や噴水広場などがある「神奈川県立相模湖公園」。相模湖畔の北側に位置し、嵐山(あらしやま/相模嵐山とも)の紅葉を眺めることができます。

カエデ、クヌギ、ケヤキ、イチョウ、ヤマザクラ、モミジなどの木々が、例年11月上旬から色づき、中旬まで見頃が続きます。

紅葉の楽しみ方2:船に乗って湖上で紅葉狩り

親子でのんびり舟遊び(画像提供:haku / PIXTA)
親子でのんびり舟遊び(画像提供:haku / PIXTA)

遊覧船やボートに乗って、湖面に映る紅葉をゆっくり楽しむのもおすすめ。遊覧船は「くじら丸」や「ニュースワン船」、ボートは手漕ぎや足漕ぎなど多彩に揃っています。

紅葉の楽しみ方3:「相模湖大橋」から嵐山の紅葉をハント!

秋の相模湖大橋(画像提供:Gengorou / PIXTA)
秋の相模湖大橋(画像提供:Gengorou / PIXTA)

「相模湖大橋」は相模ダムまで見渡せる、絶好の写真スポット。歩いて渡れますが、狭いので車には十分注意してくださいね。

橋を渡った先は嵐山につながっています。橋から見える嵐山洞門トンネルと紅葉の景色は圧巻! 

紅葉の楽しみ方4:石老山の紅葉ハイキング

石老山「融合平展望台」からの眺望(画像提供:hiro / PIXTA)
石老山「融合平展望台」からの眺望(画像提供:hiro / PIXTA)

相模湖の南側に位置する石老山(せきろうざん)での紅葉ハイキングも人気です。

巨大な奇岩や「顕鏡寺」を通り、紅葉した森を進むと「大明神展望台」に到着。山の紅葉と相模湖の共演が見事ですよ。

■スポット概要&紅葉情報
所在地:神奈川県相模原市緑区橋本
紅葉の見頃:例年11月中旬~下旬

【相模原市】評議原

画像提供:相模原市
画像提供:相模原市

相模原市にある「評議原(ひょうぎっぱら)」では、例年11月中旬から下旬にかけて紅葉が見頃になります。

ハイキングコース内にある「もみじの林」では、木々が赤や黄色に染まった美しい光景が広がります。

評議原は、戦国時代に徳川家康勢が現在の相模原市にあった山城「津久井城」を攻撃した際に、津久井城とその支城である「片倉城」「小松城」の武将たちが、落城について相談した場所といわれています。

歴史好きな子供には特におすすめの紅葉スポットですよ。

■スポット概要&紅葉情報
所在地:神奈川県相模原市緑区川尻
紅葉の見頃:例年11月中旬~下旬


【逗子市】蘆花記念公園

画像提供:逗子市・逗子フォト
画像提供:逗子市・逗子フォト

逗子市の「蘆花記念公園」では、例年11月下旬から12月上旬にかけて紅葉の見頃を迎えます。

「蘆花記念公園」は、逗子海岸から徒歩5分ほどの小高い丘にある公園。明治時代の文豪・徳富蘆花(とくとみろか)にゆかりがあります。

公園からは相模湾や江の島を一望でき、紅葉だけでなく海の景色も楽しめます。

逗子市担当者からのおすすめコメント

蘆花記念公園の紅葉とあわせて、国指定史跡「長柄桜山古墳」へのハイキングがおすすめ。第2号墳からは逗子湾が一望できます。

■スポット概要&紅葉情報
所在地:神奈川県逗子市桜山8-2274-1
紅葉の見頃:例年11月下旬~12月上旬

【箱根町】箱根美術館

苔の緑にカエデの赤が映える苔庭(画像提供:denkei / PIXTA)
苔の緑にカエデの赤が映える苔庭(画像提供:denkei / PIXTA)

国の名勝に指定された庭園「神仙郷」は、美術品と並ぶ「箱根美術館」の見どころです。

中国風の庭園「竹庭」や、萩がトンネルのように続く「萩の道」など、四季の変化に富んだ景色が魅力。

特に、約130種類の苔が広がる「苔庭」には220本以上のモミジが植えられ、紅葉の名所としても有名なスポットです。

地面を覆う青々とした苔に赤く色づく紅葉が映え、まるで絵画のような絶景が広がります。

紅葉と「神山荘」(画像提供:旅ニケーション / PIXTA)
紅葉と「神山荘」(画像提供:旅ニケーション / PIXTA)

また、土日祝日と11月には、巨石の石組みと渓流を中心とした「石楽園」も特別公開されます。

苔庭に面したお茶室では、季節のお菓子と抹茶を楽しむこともできますよ。美しい庭園を眺めながら、四季の移ろいを感じてみてはいかがでしょうか。

■スポット概要&紅葉情報
所在地:神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300
紅葉の見頃:例年11月上旬~中旬

公式サイト

【箱根町】箱根小涌園 蓬莱園

紅に染まる「箱根小涌園 蓬莱園」(画像提供:ytake / PIXTA)
紅に染まる「箱根小涌園 蓬莱園」(画像提供:ytake / PIXTA)

「箱根小涌園 蓬莱園」は「三河屋旅館」の主・榎本恭三氏が東京の「大久保公園」からつつじを移植し、約5,000坪の「つつじ園」を造ったことがはじまり。

旅館の裏山の名をとり「蓬莱園」と名づけたといわれています。

現在では約3万株のつつじやさつきが植えられているほか、秋には紅葉がとてもきれいなスポットです。

赤一色に染まるのではなく、黄色やオレンジ、きみどりなどカラフルな色合いを楽しめるのも特徴のひとつ。

また、入園が無料なのもうれしいポイント。広大な敷地内を散策しながら、彩り豊かな紅葉を気軽に楽しめますよ。

■スポット概要&紅葉情報
所在地:神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷503
紅葉の見頃:例年11月中旬~下旬

【横浜市】三溪園

紅葉に彩られた「聴秋閣」(画像提供:kazukiatuko / PIXTA)
紅葉に彩られた「聴秋閣」(画像提供:kazukiatuko / PIXTA)

横浜市にある「三溪園」は東京ドーム約4個分(約17万5,000平方メートル)の広さを誇る日本庭園です。

園内には三重塔をはじめ、京都や鎌倉などから集められた17棟の歴史的建造物が点在。

例年11月下旬から12月中旬にかけては、モミジやカエデ、イチョウなどが園内各所で美しく紅葉します。

なかでも内苑の「聴秋閣」や「春草廬(しゅんそうろ)」の周辺、外苑の「横笛庵」や「林洞庵」周辺がビュースポットとして人気です。

また紅葉シーズンにあわせ、誰でも気軽に参加できる茶会が開催されます。かつて原三溪が晩年を過ごした邸宅で、中庭の紅葉を眺めながら、薄茶と和菓子でほっとひと息ついてみませんか?

■スポット概要&紅葉情報
所在地:神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1
紅葉の見頃:【例年】11月中旬~12月中旬 【2024年の予想】11月下旬~12月下旬
その他紅葉情報:【ライトアップ】あり:2024年11月22日(金)から12月8日(日)までの金~日曜【イベント】秋の一日庵茶会:2024年12月8日(日)

【湯河原町】池峯 もみじの郷

「池峯もみじの郷」の秋(画像提供:湯河原町)
「池峯もみじの郷」の秋(画像提供:湯河原町)

湯河原町にある、「池峯 もみじの郷」は、約540本ものイロハモミジが植えられているスポット。ほかの地域より少し遅く、例年11月中旬から12月上旬にかけて紅葉が見頃となります。

ここではハイキングコースをのんびり歩きながら紅葉狩りをするのがおすすめ。

「奥湯河原入口」と「落合橋」をつなぐ約80分のコース上には、豊かな生態系が残る池(池峰)や日帰り温泉「こごめの湯」、足湯施設を併設した「万葉公園」など、立ち寄りたい場所がたくさんあります。

湯河原町担当者からのおすすめコメント

奥湯河原は、通り沿いにモミジが多く植えられているので、モミジの赤いトンネルをくぐって、温泉旅館街をのんびりと散策するのがおすすめです。今年の紅葉シーズンは、湯河原へリラックスしに来てはいかがでしょうか。

■スポット概要&紅葉情報
所在地:神奈川県足柄下郡湯河原町宮上地内
紅葉の見頃:例年11月中旬~12月上旬

公式サイト

神奈川県の紅葉スポットは個性豊かな名所ぞろい。お気に入りの場所で紅葉を満喫したら、ぜひ周辺の観光やグルメも楽しんでくださいね!

※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2018年11月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2024年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

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