2025千葉・房総の「菜の花畑」は1月から開花!日帰り名所&穴場8選
今回は、千葉県の房総半島にある菜の花の名所をまとめてご紹介!
気候が温暖な房総エリアでは、ほかの地域に先駆けて例年1月から満開の菜の花畑を観賞できます。
“菜の花列車”と呼ばれるいすみ鉄道や小湊鐵道、日帰りドライブに人気の「房総スカイライン」など、人気スポットもいっぱい。
周辺には親子におすすめの観光名所もたくさんあるので、冬~早春の日帰り旅を楽しんでみてください♪
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください
【いすみ市・大多喜町】いすみ鉄道
“菜の花列車”の愛称を持つローカル鉄道
「いすみ鉄道」は千葉県房総半島のいすみ市と大多喜町を結ぶローカル線。「大原駅」から「上総中野駅」まで14駅あり、景色を楽しみながら房総半島を横断できる鉄道です。
とくに、春の線路沿いに咲き広がる菜の花が有名。例年3月上旬から4月上旬には、鉄道全線26.8kmのうち約15kmが黄色いじゅうたんを敷いたような線路になります。レトロでかわいい車体とも相性抜群です!
菜の花✕桜の絶景コラボに注目
さらに、桜の開花時期には菜の花とのコラボレーションも見どころ。ピンクと黄色のコントラストを楽しむおすすめポイントは「総元駅」の周辺です。上には桜、下には菜の花が咲き誇る絶景を車窓から堪能しましょう!
■スポット概要&
所在地:【大原駅】千葉県いすみ市大原8701 【上総中野駅】千葉県夷隅郡大多喜町堀切61
菜の花の見頃:例年3月上旬~4月上旬
アクセス:【大原駅】「東京駅」からJR特急わかしおで約70分
駐車場:あり(大原駅、国吉駅、大多喜駅、上総中野駅)
【市原市・大多喜町】小湊鐵道
「石神菜の花畑」や「飯給駅」付近など見どころ多数!
いすみ鉄道と「上総中野駅」でつながるローカル鉄道「小湊鐵道」(こみなとてつどう)では、例年3月中旬から4月上旬に、無数の菜の花が沿線を彩ります。
一番の絶景ポイントは、「養老渓谷駅」と「上総大久保駅」の間にある「石神の菜の花畑」。広大な菜の花畑をレトロな列車が走る、のどかな風景が人気です。
また「飯給駅」付近では、桜と菜の花が咲き競う春の絶景が見られます。
地元住民が愛情をこめて育てるハートフルな菜の花畑
一時期、小湊鐵道沿いの菜の花畑は連作障害などで花があまり咲かなくなり、壊滅的な状況になった過去があります。
現在は、地元の有志が集う「石神なの花会」がクラウドファンディングで資金を集めて畑の土づくりからメンテナンスを施すなど、美しい菜の花畑を守る活動を続けています。
タイミングが良ければ、電車に乗って訪れた観光客に、地元の皆さんが菜の花畑から手を振って歓迎してくれることも。そんなあたたかい光景も、ぜひ目に焼き付けたいハートフルな菜の花畑です。
里山に溶け込むアートにも注目!
市原市ではアートを日常的に感じられるまちづくりに取り組んでおり、3年に1度芸術祭が開催されています。
「飯給駅」の自然の中に佇む不思議なトイレ、「月崎駅」の「森ラジオ ステーション×森遊会」、「上総大久保駅」の「森の入口」など、いつでも観賞できる常設展示もあるので、ぜひチェックしてみてください。
■スポット概要&
所在地:【五井駅】千葉県市原市五井中央東1-1-2(本社所在地)
菜の花の見頃:例年3月中旬~4月中旬
アクセス:【五井駅】「千葉駅」からJR内房線で約17分
駐車場:あり(五井駅、養老渓谷駅など)
【鴨川市】菜な畑ロード
一万坪の広大な菜の花畑
関東でも温暖な千葉県鴨川市では、例年1月上旬から3月上旬にかけて期間限定スポット「菜な畑ロード(ななばたけろーど)」が開園。約一万坪の菜の花畑で、ひと足早い春の訪れを満喫できる人気観光地です。
広い土地一面が黄色に染まる光景は圧巻のひとこと。その美しさに魅了され、毎年訪れるリピーターもたくさんいます。
葉の花摘み&絶景を走るミニトレインも人気
花摘み体験(10本200円)も好評。朝採り食用菜の花、野菜、果物の販売も行っていますよ。
さらに2025年1月11日(土)および2月の日曜限定で、菜の花畑の中を走行するミニトレイン「ドクターイエロー」のアトラクションも実施(200円、雨天運休)。走行する車内からのんびり菜の花を観賞するのもおすすめですよ。
鴨川市には大人気テーマパーク「鴨川シーワールド」や、日蓮宗ゆかりのお寺「誕生寺」など、観光スポットも多数点在しています。周辺観光も兼ねて訪れてみてはいかがでしょうか?
■スポット概要&
所在地:千葉県鴨川市広場2163付近
菜の花の見頃:例年1月上旬~3月上旬
アクセス:車:館山自動車道・君津ICから房総スカイライン、鴨川有料道路経由で約55分
電車:JR外房・内房線「安房鴨川駅」から徒歩で約18分
駐車場:あり
【袖ケ浦市】東京ドイツ村
合計約550万本が咲き誇る菜の花の名所
袖ケ浦市の「東京ドイツ村」。敷地面積約27万坪、東京ドームの約19倍という広大な敷地にさまざまな施設が設置されている複合型テーマパークです。
園内では約20種類のお花が次々と園内を彩ります。菜の花は「パークガーデン」に約300万本、「パークエリア遊歩道」に約250万本植えられており、例年12月下旬~2月中旬の長い間見られます。
菜の花の開花時期にはイルミネーションも!
冬から春にかけての菜の花シーズンにあわせ、イルミネーションほか多彩なイベントも開催。同じ時期に、「レイクエリア」のビオラも見頃を迎えます。
ぜひ、たくさんの施設や景色を満喫してくださいね。
■スポット概要&
所在地:千葉県袖ケ浦市永吉419
菜の花の見頃:例年12月下旬〜2月中旬
アクセス:電車:JR内房線「袖ヶ浦駅」よりタクシーで約20分、JR内房線「袖ヶ浦駅」からバスに乗車、「東京ドイツ村」バス停で下車 ③JR各線、千葉都市モノレール「千葉駅」から高速バス「カピーナ号」に乗車、「東京ドイツ村」バス停で下車
駐車場:あり
【館山市・南房総市】房総フラワーライン
菜の花に沿ってドライブしよう!
「房総フラワーライン」は千葉県館山市から南房総市までの海岸沿いを走る、約40kmの道路です。
伊戸から相浜までの約6kmは、日本の特色ある優れた道路を選定する“日本の道100選”にも選定。早春には菜の花、春にはノースポール、夏にはマリーゴールドなどが沿道に咲き誇ります。
菜の花は例年1月頃から開花スタート。海沿いの開放的な景色と両側に続く菜の花畑の中をドライブできます。
空気が澄んだ日は富士山も見えますよ。
周辺には「館山城」や「アロハガーデンたてやま’(旧・南房パラダイス)」など観光スポットも点在。
ドライブだけでも充分楽しめますが、せっかくなら近隣の観光スポットにも足を運んでみてはいかがでしょうか?
■スポット概要&
所在地:千葉県館山市
菜の花の見頃:例年1月~3月
アクセス:車:富浦ICから約40分
【富津市】マザー牧場
花の大斜面に菜の花が咲き誇る!
約250ヘクタールという広大な敷地を誇る「マザー牧場」は、房総半島を代表する観光スポットのひとつです。
牧場をはじめ観光農園や遊園地、四季折々の花が咲く花畑などの見どころがあるほか、バンジージャンプなどのアクティビティも体験できます。
例年3月以降に気温が上がると、「花の大斜面・西」の菜の花が一気に咲き始めます。約350万本の菜の花が場内全域に咲き誇り、まるで黄色の絨毯のよう。絶景と香りで春の訪れを実感できる、まさに春の風物詩です。
満ち溢れた花の香りに誘われてやってくる、ミツバチたちの姿も見られます。珍しい種類のミツバチがいることもあるので、子供と一緒に観察してみるのも楽しいですよ!
■スポット概要&
所在地:千葉県富津市田倉940−3
菜の花の見頃:例年3月上旬〜4月中旬
アクセス:車:①館山自動車道・木更津南ICから約15Km ②館山自動車道・君津PAスマートICから約8km ③館山自動車道・君津ICから約14km
電車:JR内房線「佐貫町駅」からバスで約25分、「マザー牧場まきばゲート」バス停下車
駐車場:あり
【南房総市】道の駅とみうら 枇杷倶楽部
道の駅に巨大菜の花畑が出現!
「全国道の駅グランプリ」では最優秀賞を受賞したことがある「道の駅とみうら 枇杷(びわ)倶楽部」。
南房総はびわの日本二大産地のひとつであり、びわを使ったオリジナル商品や、グルメを楽しめます。いちごやびわ、ぶどうなど、季節の果物狩りも人気。
休憩スペースのアトリウムや気軽に利用できる足湯もあるので、観光の途中にちょっと休憩するのにも便利です。
春になると、同施設の前には南房総エリア最大級の巨大菜の花畑が出現! 東京ドームがまるごと入るほど広い花畑は圧巻のひとことです。食用菜の花摘みもできます。
花畑を眺めながらカフェランチ
花畑の近くには桜の木もあるので、開花時期にあわせておでかけすれば桜と菜の花の両方を楽しめます。
オープンテラスがあるカフェレストランもおすすめ。外のお花畑を見ながら、人気のびわソフト、びわカレーといった南房総ならではのメニューを味わえます。カフェテラスはペット同伴もOKです。
■スポット概要&
所在地:千葉県南房総市富浦町青木123-1
菜の花の見頃:例年2月中旬~3月中旬
アクセス:車:富津館山道路・富浦ICから約2分
電車:JR内房線「富浦駅」から徒歩で約15分
駐車場:あり
【南房総市】和田浦のお花畑
12月の開花から5月まで見頃が続く菜の花畑
南房総市にある「和田浦のお花畑」に菜の花が咲き始めるのは、例年12月。温暖な気候により、どこよりも早く菜の花の見頃が訪れるだけでなく、5月頃まで咲き続けるのも特徴です。
この地は大正時代から続く花卉(かき)の一大生産地であり、田宮虎彦の小説「花」や、映画「花物語」の舞台となったことでも知られています。
一面に菜の花が咲く花畑と、南房総の温かい気候が織りなす春の雰囲気は、やさしい気持ちにさせてくれることうけあい。
花摘みができる花畑(2025年の開催は未定)もあるので、お気に入りの花を自宅に持ち帰って、美しい風景の余韻を自宅で楽しむのもおすすめです。
■スポット概要&
所在地:千葉県南房総市和田町花園
菜の花の見頃:例年12月中旬~5月
アクセス:車:富津館山道路・富浦ICから約20km
電車:JR内房線「和田浦駅」から徒歩で約25分
駐車場:あり
1月~2月に春を先取りできる菜の花スポットは、親子のおでかけにぴったり。いち早く春を感じながら、記念撮影や摘み取りを満喫してくださいね♪
※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2022年3月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2024年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。
記事を書いた人
いこーよとりっぷ編集部
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