
5月に行くべき神田・上野・浅草の祭り3選 江戸っ子の熱気を体感
5月に入ると、東京を代表する祭りが下町(主に神田・上野・浅草周辺)を中心に続々と開催され、熱気に満ちたシーズンがスタート。
江戸時代から続く「神田祭」や、浅草の風物詩「三社祭」では、まちじゅうに祭り囃子と太鼓の音が響き渡り、はっぴ姿の担ぎ手やたくさんの見物客でにぎわいます。
タイムスリップした感覚を味わえる大行列や、親子で体験してみたい神事もいろいろ。ずらりと並ぶ屋台や周辺のまち歩きも楽しみのひとつです。
記事を参考に、江戸風情が残る下町の祭りを満喫してくださいね!
※トップ画像:神田祭(画像提供:千代田区観光協会)
【台東区・上野】下谷神社大祭(2025年5月9日〜11日)

「下谷神社」は、730年(天平2年)に創建された“都内最古のお稲荷様”。「上野駅」から徒歩で約6分、東京メトロ銀座線「稲荷町駅」から歩いてすぐの場所にあります。
2025年5月9日(金)〜11日(日)に行われる「下谷神社大祭」は1,000年以上の歴史を誇り、“東京の下町で一番早く開催される夏祭り”として知られています。

隔年で「本祭り」と「陰祭り」(かげまつり)が開催されていて、本祭りでは「千貫神輿」(せんがんみこし)と称される本社神輿(ほんじゃみこし)が登場!
今年は陰祭りのため「本社神輿渡御」はありませんが、約16町会の神輿が神社周辺を勇ましく練り歩きます。10日(土)の夜にはライトアップされた連合神輿が神社に集合し、幻想的な雰囲気に。
また、期間中の土・日曜には神社の周りに140軒余りの露店が並び、ひと足早い夏祭り気分を満喫できますよ。
【台東区・浅草】三社祭(2025年5月16日~18日)

2025年5月16日(金)~18日(日)に行われる「三社祭」は、東京・浅草の総鎮守であり、“三社様”と親しまれる「浅草神社」の例大祭。浅草のまちが一年でもっとも活気づく、初夏の風物詩です。
初日の5月16日(金)は、びんざさら舞、白鷺(しらさぎ)の舞、芸妓連(げいこれん)の手古舞(てこまい)などによる「大行列」が浅草のまちを歩き、祭礼の始まりを告げます。

2日目の17日(土)には約100基の町内神輿が登場! 3日目の18日(日)には3基の本社神輿が氏子エリアを練り歩き、16時頃から境内に鳴り響く太鼓の音で、祭りの熱気はピークに達します。
ほかにも小・中学生の子供たちによる見事な巫女舞や、子供神輿、ずらりと並ぶ屋台など、さまざまな楽しみがあるお祭りです。
【千代田区・神田、日本橋など】神田祭(2025年5月8日~15日)

“日本三大祭り”や“江戸三大祭り”のひとつに数えられる「神田祭」は、例年30万人以上が訪れる大規模なお祭り。2025年は5月8日(木)~15日(木)に開催されます。
東京の総鎮守として知られる「神田明神」では本祭りと陰祭りが隔年で行われており、一般的には2年に一度の本祭りが「神田祭」と呼ばれています。
江戸時代には祭礼の行列が江戸城内を巡行し、将軍や御台所(みだいどころ/大臣・将軍家の妻)もその様子をご覧になったのだとか。そのため庶民からは“天下祭”と親しまれました。

今年は本祭りにあたるため、絢爛豪華(けんらんごうか)な大行列が神田・日本橋・丸の内などを練り歩く「神幸祭」(しんこうさい)、趣向を凝らした曳き物が巡行する「附け祭」(つけまつり)、大小200を超える神輿が「神田明神」に向かって威勢よく進む「神輿宮入」など、見どころ満載です。
秋葉原の電気街が“神輿天国”になる光景も必見! 江戸時代と現代が溶け合う特別な瞬間を、ぜひ親子で体験してください。
5月は「吉原神社」「小野照崎神社」「五條天神社」の例大祭にも注目!

5月の東京・下町では、2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」で注目を集める「吉原神社」の例大祭ほか、複数のお祭りが執り行われます。
●吉原神社例大祭:2025年5月17日(土)〜18日(日)
●小野照崎神社大祭:2025年5月16日(金)~18日(日)
●五條天神社例大祭:2025年5月25日(日)
また6月には「鳥越祭」や「三島神社例大祭」などが控えています。親子でたくさんの祭りにでかけて、日本の伝統を楽しみましょう!
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いこーよとりっぷ編集部
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