地元FMパーソナリティが発信!
親子の観光情報/FMチャッピー編
全国コミュニティFM局の人気パーソナリティーが、「我がまち」の個性、親子におすすめの体験やスポットを紹介するシリーズ。
第4回目の今回は、埼玉県入間市の「FMチャッピー」で水曜と土曜の放送を担当するパーソナリティ、杉島理一郎市長と篠田敬子さんが登場します。
入間市には、池やせせらぎ、芝生の広場が心地よい「彩の森入間公園」や、ハイキングコースの途中にある「桜山展望台」など、大自然のなかで思い切り遊べるスポットがいっぱい。
地元を愛してやまないパーソナリティーならではの「知る人ぞ知る」情報も盛り込んで、お届けします!
※2022年取材時の情報です。最新情報は公式サイトなどをご確認ください
FMチャッピー「杉島市長のお茶っこラジオ」のお2人が登場!
■杉島理一郎さん(入間市長/写真右)
すぎしま りいちろうさん:1982年(昭和57)年12月16日生まれ。入間市内の小中学校出身。6人家族(妻、子4人)で現在も市内在住。
子や孫の世代にも明るい未来が想像できる、活力ある豊かなまちを目指し「来てよし、住んでよし、働いてよしのまち入間」を実現すべく奮闘中!
■篠田敬子さん(キャスター/写真左)
しのだけいこさん:FMチャッピーと入間ケーブルテレビで地域情報を取材・発信して20年。今回、親子におすすめしたい食事スポットは私がチョイスしました!
埼玉県入間市とは?
狭山茶のおもな産地として知られ、近年は関東最大級のアウトレット「三井アウトレットパーク入間」や「コストコ」、「東京インテリア」でのショッピングも楽しめるようになった入間市。
東京都内から電車や車でアクセスしやすく、ファミリーにも人気のまちです。
航空自衛隊の入間基地があり、毎年11月3日に行われる航空祭も有名。かつて米軍の基地があった名残で、現在もアメリカンなまち並みが広がる「ジョンソンタウン」など、ほかにはない見どころも豊富です。
入間市で「狭山茶」を見る・体験する・味わう!
江戸時代の中頃から、水はけのよい土地を生かしてお茶の栽培が盛んになった狭山丘陵地域。
全国の産地のなかでは平均気温が低く、冬の寒さを乗り越えたお茶の葉に独特の火入れを行うことで甘く濃厚な風味に仕上がります。
「狭山茶」はこの地域で生産されるお茶の総称で、入間市はその主産地。市内には生産から販売までを一貫して行う「自園・自製・自販」のお茶屋さんが多く、茶園ごとに味や風味が異なります。
「金子台の茶畑」は必見!茶摘みイベントも開催
入間市西部、霞川の南に位置する金子台台地は狭山茶の主産地。JR八高線「金子駅」の東側に、入間市が誇る「金子台の茶畑」が広がります。
ひとまとまりの茶畑としては全国有数の大規模な茶畑で、総面積はなんと約400ヘクタール!
見渡す限り続く一面の畑とその先の丘陵、遠くの山々の競演は、入間市ならではの絶景です。
体力に自信のある親子なら、茶畑の東端にある「入間茶業(ちゃぎょう)公園」にも足を運んでみましょう! 「金子駅」から茶畑を眺めながら約50分ほど歩くと到着します。
遊具はありませんが、展望デッキから眺める広大な茶畑は圧巻です。狭山茶の紹介や入間の歴史などが記されたパネル展示もあります。
収穫時期の4月から5月にかけては、お茶摘みなどのイベントも開催。5月には「八十八夜新茶まつり」や「入間茶祭り」などがあり、お茶摘み体験や新茶の試飲などができます。
杉島理一郎市長のおすすめポイント
金子台の茶畑は新茶の季節である5月初旬ごろに一面が美しい黄緑色に染まり、その光景は入間市の風物詩となっています。天気のよい日には富士山も見えるので、美しく色づいた茶畑と富士山を同時に眺めることができます。
「入間市博物館 ALIT」で狭山茶を学ぼう!
子供がお茶に興味を持ったら、「入間市博物館 ALIT」に行くのもおすすめ。中国から伝来したころからのお茶の歴史や、狭山茶の歴史を学べるコーナーがあり、お茶についての学びがグンと深まりますよ!
場所は西武池袋線「入間市駅」からバスで約20分です。
お土産にも狭山茶を♪「いるまんじゅう」をお茶請けに
狭山茶は入間市のお土産にもぴったり。お茶そのものはもちろん、お菓子もおすすめです。
「いるまんじゅう」は、狭山茶の餡を包んだ薄皮まんじゅう。パッケージは茶畑の風景で、入間市らしさ満点です。
お茶入りといってもほんのり香る程度なので、お茶の渋味が苦手な子供でも大丈夫。
おうちで後日、おでかけを思い出しながら一緒に食べてもいいですね。もちろん狭山茶との相性も抜群です。
市役所や市内のお茶屋さん、「入間第一ホテル」、「丸広百貨店 入間店」、「所沢市観光情報・物産館YOT-TOKO」などで購入できます。
杉島理一郎市長のおすすめポイント
狭山茶餡を薄皮で包んだまんじゅうです。入間市産狭山茶を餡に練りこんでいます。パッケージには入間市の茶畑の風景写真が使われ、入間市のお土産としておすすめです。
いつもと違う時が流れる「おでかけスポット」
かつては米軍の基地があり、いまもアメリカ文化の面影が残る入間市。米軍基地の跡地や、基地に勤めていたアメリカ人の住宅跡などを活かした施設も見どころです。
海外旅行気分でまち歩き♡「ジョンソンタウン」
航空自衛隊入間基地近くの、いわゆる「進駐軍ハウス」のあったエリアを再生した「ジョンソンタウン」。
平屋のアメリカン古民家「米軍ハウス」と、その雰囲気を継承して新築した「平成ハウス」が続くまち並みは、まるで古き良きアメリカの郊外のよう。
まちに並ぶ40軒以上のお店のほとんどが、このまちで暮らす人によって営まれています。どれもオーナーの個性がキラリと光る魅力的な店ぞろい。
雑貨や洋服、家具、本などをショッピングしたり、かわいいカフェでくつろいだりと、親子でのんびり過ごせます。
杉島理一郎市長のおすすめポイント
児童向けの遊具が充実した「富士見公園」が隣接するほか、歩いて5分以内に「彩の森入間公園」、プラネタリウム併設の児童センターや図書館もあるので、家族で一日遊べます。
きれいな芝生や水辺の景観に癒される「埼玉県営 彩の森入間公園」
西武池袋線「入間市駅」から徒歩で15分ほどの場所にある「埼玉県営 彩の森入間公園」。
米軍から返還された基地の跡地を整備した公園で、豊かな緑の中に2つの池やせせらぎ、芝生広場などがあります。
桜やチューリップなどの春の花や秋の紅葉が美しく、ベビーカーで散歩するのも快適。ゆったりとした休日を過ごしたいときにぴったりです。
2つの池をつなぐせせらぎや、ふわふわ遊具は子供に大人気。のびのびと身体を動かして遊ぶことができます。
園内には手ぶらで利用できるBBQガーデン(予約制)のほか、軽食やドリンクを手軽にオーダーできるカフェも。さまざまなプランで休日を満喫しましょう。
杉島理一郎市長のおすすめポイント
入間市民や近隣の市町村の方に潤いと安らぎを与えるオアシスとして親しまれている公園です。休日はお弁当や手ぶらのBBQで「いるまの休日」をお過ごしください。
入間市の産業・自然を体感できる「体験スポット」
都心から近い場所にありながら、秩父多摩甲斐国立公園に連なる「加治丘陵」もあり、豊かな自然を堪能できる入間市。過去と現在の、地場産業にまつわる体験もできます。
加治丘陵を散策~「桜山展望台」から眺望を満喫
埼玉県入間市・飯能市、東京都青梅市の3市にまたがる加治丘陵。
標高189mの位置にある「桜山展望台」では、富士山や筑波山といった関東近郊の名峰を眺めることができます。
遠方には都内の高層ビルや東京スカイツリー、眼下には広大な茶畑と、入間市らしい眺望が楽しめます。
丘陵は古くから暮らしと結びついてきた里山で、地元の子供にとっては遠足の定番。
「桜山展望台」を通るハイキングコース(遊歩道)も整備されているので、植物や昆虫、鳥などの野生生物や、四季折々の自然を観察しながら散策するのもおすすめです。
杉島理一郎市長のおすすめポイント
西武池袋線「仏子(ぶし)駅」からのハイキングコースを歩くと、「桜山展望台」まで約50分。適度なアップダウンが心地よく幼稚園児くらいから挑戦できます。自分で登れた達成感も味わえますよ。
かつて盛んだった繊維産業を学ぶ「織物・染色体験」
かつて入間で盛んだった繊維産業。繊維工業試験場の跡地をコミュニティ空間に再生した「入間市文化創造アトリエAMIGO!」は、市民の文化活動拠点として利用されているほか、染色や織物体験ができる工房もあります。
「織物工房」では踏み木を足で踏んで織る「高機(たかはた)」で、バッグやランチョンマット、タペストリー、ポーチなどを作れます。
「染色工房」では30分ほどの入門講座から、季節の植物を使った草木染め、植物の採取から行う一日体験などがあり、ハンカチから日傘まで作れます。
杉島理一郎市長のおすすめポイント
「織物工房」は高機や裂き織などを体験でき、さまざまな作品が作れます。「染色工房」では30分ほどでハンカチが完成。お土産やプレゼントにもぴったりです。親切に指導してもらえるので、子供でも安心して挑戦できます。
市民が元気!入間ならではの活気ある「おまつり」
入間市民は明るく活動的! 市内で行われるイベントも、市民のパワーや活気を感じるものが多くあります。地元の人と一緒に盛り上がりましょう。
入間市民がひとつになる「入間万燈まつり」
毎年10月末ごろの週末に行われ、お茶と並んで知名度が高い「入間万燈(まんどう)まつり」。
入間市ができる前の旧町村のお祭りを集めたのが始まりで、各地に伝わるお囃子(はやし)やステージでのイベントで盛り上がります。
まつりの名称は、地元の社寺のお祭りの際に、家内安全や健康を祈願して飾っていた「万燈」(花笠や提灯のこと)に由来。
多くの市民がスタッフとして参加し、300以上ある出店も市民や地元の企業がほとんどです。市民総出のまつりで、地元グルメを味わいましょう。
2022年は内容を変更して、3年ぶりに開催される予定です。
杉島理一郎市長のおすすめポイント
市民と行政が一体になって作り上げる入間市独特のおまつりです。市外の方からもよく「入間市民の熱いエネルギーを感じる」という声をいただきます。太鼓やかねのリズミカルなお囃子(はやし)を楽しんでください。
地元の子供が企画から参加する「児童センターまつり」
入間市で唯一のプラネタリウムなど、充実した設備でさまざまな体験ができる「入間市児童センター アイクス」。毎年こどもの日には「児童センターまつり」が開催されます。
当日の目玉は、プラネタリウムの無料上映!
ほかにも、普段は入れない場所まで探検できる「ウォークラリークイズ」や、地元の子供が考えた「わくわくゲームコーナー」、自分の誕生日の星座をプリントしてもらえる「星座印刷」コーナーなど、お楽しみが満載です。
杉島理一郎市長のおすすめポイント
子供を含めた多くの市民が運営ボランティアとして参加しているので、地元の人たちともふれあえ、親子で楽しい一日を過ごせます。
「ランチ&ディナー」は地元で愛される名店へ!
その土地のおいしいものを食べるのはおでかけの醍醐味。創業以来、半世紀にわたって地元の人に愛される和洋の名店をご紹介します。
「手づくりハンバーグの店 タジマ」のハンバーグは市民のソウルフード!?
2022年に創業51周年を迎え、3世代で大ファンというお客さんもいる「手づくりハンバーグの店 タジマ」。
やわらかな食感のハンバーグは、創業以来つぎ足し続けながら毎朝仕込んでいる絶品のソースでいただく看板メニューです。“入間のソウルフード”という声もあるほど愛されています。
サイズは150gから500gまでの4種類。さらに100g単位でボリュームアップも可能です。
ほかにもカレーや昔ながらの定番洋食メニュー、パフェなどのデザート、親子にうれしいキッズメニューがラインアップ。
いつも地元の老若男女でにぎわうなか、楽しい気分で食事ができます。
篠田敬子さんのおすすめポイント
「いるまPR大使」の朝日奈央さんも、小さいときに家族で行っていたお気に入りだそう。キッズメニューやおもちゃのプレゼントもあり、ママ目線でもぜひおすすめしたい昔ながらの洋食レストランです。
おばあちゃんちで食べた懐かしの味!「手打うどん つきじ」
入間市を含む武蔵野台地では、古くから小麦の栽培が盛んでした。
そのため、郷土料理のひとつとして知られているのが、小麦が主役の手打うどん「武蔵野うどん」です。
そんな「武蔵野うどん」を提供しているのが「手打うどん つきじ」。1975年(昭和50年)の創業以来、手打ちにこだわるお店です。
小麦の味わいとコシのある食感、鰹(かつお)だしのきいた濃いめのつゆが相性抜群で、昔懐かしい味。地元ファンも多い名店です。
シンプルな「もり」から、具だくさんの「肉汁」「玉子とじ」までそろい、どれもお手頃価格。広々としたお座敷席もあるので、親子の外食デビューにもぴったりです。
篠田敬子さんのおすすめポイント
親子で食べるなら、ふわふわの卵がやさしい味わいの「玉子とじうどん」がおすすめ。ママ+子供には中サイズ(1.5玉)がぴったりです。
電車でも車でもアクセスしやすい場所にありながら、ユニークな体験ができる入間市。おでかけ先候補にぜひ加えてみましょう。
■「杉島市長のお茶っこラジオ」概要
番組内容:FMチャッピー&入間ケーブルテレビのキャスター篠田敬子が、入間市の杉島市長に「まちづくりに対する想い」や「暮らしに関わる話題」などについて聞く番組。 狭山茶を飲みながらのざっくばらんトークです。
放送曜日・時間:毎週土曜8:00~8:30/毎週水曜21:00〜21:30
放送エリア:埼玉県西部・東京都多摩西部地区
※「Radimo」で聴取できます
記事を書いた人
高柳涼子
雑誌編集部出身のフリーランス。ライティングと校閲を中心に、ときどき編集も手がける3児の母です。これまでに関わった分野は、求人、教育、ウェディング、アート、手芸、田舎暮らし、食育、仏教、旅行、料理、子どもなど。仕事を通して新しい世界に触れ、記事や本を読んだ方の役に立つことが何よりの喜びです。
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