【埼玉】しだれ桜の絶景名所4選!<br/>2025秩父「清雲寺」の開花状況は?
更新日2025年03月28日/公開日2025年03月28日

【埼玉】しだれ桜の絶景名所4選!
2025秩父「清雲寺」の開花状況は?

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今回は、埼玉県にあるおすすめの「しだれ(枝垂れ)桜の名所」をご紹介します。

春を告げる花として日本人に愛されてきた桜。なかでも、ひときわ存在感を放つのが、垂れ下がった枝に多くの花を咲かせるしだれ桜です。

降り注ぐように咲くしだれ桜は、まるで花のシャワー! とても華やかで見応え抜群です。

見頃や期間限定のイベントもまとめましたので、記事を参考に、親子で春の絶景を眺めにおでかけしてくださいね♪

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください

【東京】しだれ桜の名所はこちら!

【関東】しだれ桜の名所はこちら!

しだれ桜とは?

日本三大桜のひとつ「三春滝桜」
日本三大桜のひとつ「三春滝桜」

しだれ桜とは、垂れ下がった枝に花を咲かせる桜の総称。ベニシダレ(紅枝垂)やエドヒガン(江戸彼岸)、イトシダレ(糸枝垂)などの品種があります。

枝は幹から横に広がり、長く枝垂れた小枝に花をつけるのが特徴です。

しだれ桜の寿命は長く、例えば“日本三大桜”にも数えられる福島県の「三春滝桜」は、樹齢推定1,000年以上! 国の天然記念物にも指定されています。

全国には、長い歴史を持つしだれ桜の名木が多数あります。ここからは、埼玉県で楽しめるしだれ桜の名所をご紹介します。

日本三大桜と五大桜とは?歴史ある桜の名所をチェック

【川越市】中院

春には数種類の桜が次々と開花していきます
春には数種類の桜が次々と開花していきます

川越市にある中院(天台宗別格本山 星野山 無量寿寺 中院)は、830年に建立された、1,000年以上の歴史を誇る寺院です。

境内にはカンヒザクラ(寒緋桜)やエドヒガン、ソメイヨシノなどの桜があり、早春から例年4月中旬にかけて競いあうように開花します。

なかでも有名なのが、本堂前に咲くしだれ桜。小江戸川越で「しだれ桜といえば中院」、「中院といえばしだれ桜」といわれ、春の風物詩として親しまれています。

例年、桜の開花シーズンになると境内に「SakuraCafe」(さくらカフェ)がオープン。通常は非公開の「不染亭」の茶室で抹茶と和菓子が提供され、趣のある時間を過ごせます。

■スポット概要&開花情報
所在地:埼玉県川越市小仙波町5-15-1
しだれ桜の見頃:例年3月下旬~4月上旬
アクセス:電車:西武新宿線「本川越駅」から徒歩約12分
車:関越自動車道「川越IC」から車で約14分

【坂戸市】慈眼寺

「慈眼寺」のしだれ桜(画像提供:m.kawamura / PIXTA)
「慈眼寺」のしだれ桜(画像提供:m.kawamura / PIXTA)

坂戸市の「慈眼寺」は、安土桃山時代にはすでに開基されていたと伝わる、真言宗のお寺です。

境内に立つ樹齢270年以上、樹高約15mのしだれ桜は、江戸時代から地域の人々に愛されてきました。市の天然記念物にも指定されており、2007年(平成19年)には住民による保存会が発足しました。

見上げると、空から桜が降り注ぐよう(画像提供:y_y / PIXTA)
見上げると、空から桜が降り注ぐよう(画像提供:y_y / PIXTA)

例年3月下旬~4月上旬の開花シーズンには、たくさんの参拝客が訪れます。

本堂にどっしりと構える巨大閻魔(えんま)像も必見です。子供たちに善悪を説くためにつくられたもので、1.5m以上の大きさがあります。閻魔様らしい威圧感があり、顔の表情も迫力満点。ご住職の不在時は見学できないため、事前に問い合わせをしてくださいね。

また、市内には埼玉県生まれの安行寒桜が咲き誇る「北浅羽桜堤公園」をはじめ、桜の名所が多数点在。親子で桜めぐりを楽しんでみてはいかがでしょうか。

坂戸市の桜スポット&開花情報(坂戸市公式サイト)

■スポット概要&開花情報
所在地:埼玉県坂戸市中小坂285
しだれ桜の見頃:例年3月下旬~4月上旬
アクセス:電車:東武東上線「川越駅」「若葉駅」からバスに乗車、「中小坂」バス停で下車後、徒歩で約3分

【秩父市】清雲寺

春のお彼岸の頃に咲くエドヒガン(江戸彼岸)
春のお彼岸の頃に咲くエドヒガン(江戸彼岸)

秩父市にある「清雲寺」は、1420年(応永27年)に創建されたと伝わる寺院です。

境内には、大小30本ほどの桜が植えられています。特に有名なのが、創建時に植えられたといわれるエドヒガン。樹高15m、枝張り10数m、根回り4.25mの堂々とした姿をしており、1932年には埼玉県の天然記念物にも指定されました。

早咲きのエドヒガンと遅咲きのベニシダレ、2種の桜を観賞できます(画像提供:秩父市)
早咲きのエドヒガンと遅咲きのベニシダレ、2種の桜を観賞できます(画像提供:秩父市)

そのほか、しだれ桜のなかでも花の色が濃いベニシダレも植えられています。

例年エドヒガンは3月下旬から4月初旬、ベニシダレは4月初旬から上旬が見頃。開花時期が1週間ほどずれているため、長期間しだれ桜を観賞できるのも魅力です。

また、2025年3月28日(金)、29日(土)、4月4日(金)、5日(土)の4日間、桜のライトアップが行われます。最新の開花状況は、以下のリンク先でご確認くださいね!

「清雲寺のしだれ桜」2025年桜開花情報はこちら!

■スポット概要&開花情報
所在地:埼玉県秩父市荒川上田野690
しだれ桜の見頃:例年3月下旬~4月上旬 ※2025年3月27日(木)現在、2分咲き
アクセス:車:関越自動車道「花園IC」から国道140号経由で約40分
電車:秩父鉄道「武州中川駅」から徒歩で約15分(開花期間中は武州中川駅に急行停車、日程要問合せ)

【長瀞町】法善寺

まるで桜の傘のよう!樹齢100年のしだれ桜
まるで桜の傘のよう!樹齢100年のしだれ桜

長瀞町を流れる荒川に架かる「高砂橋」を渡ると、対岸にあるのが“長瀞七草寺”のひとつ「法善寺」。

境内に大きなしだれ桜が2本あり、どちらも長瀞町の天然記念物に指定されています。

寺院入口のお地蔵さんの向かいにあるのが「与楽(よらく)の地蔵桜」。樹齢は100年を超えており、枝は横幅16m! まるで桜の傘のような姿で、参拝者を迎えてくれます。

また、奥のほうに植えられている桜は「弥陀(みだ)の桜」と呼ばれています。「与楽の地蔵桜」よりも歴史がある、見事なしだれ桜です。

■スポット概要&開花情報
所在地:埼玉県秩父郡長瀞町井戸
しだれ桜の見頃:例年3月下旬~4月初旬
アクセス:関越自動車道・花園ICから約35分

樹齢100年超えのしだれ桜が点在する埼玉県。ほかにもたくさんの桜スポットがあるので、お気に入りの場所を見つけておでかけしてみてください♪

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

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