【2023】関東近郊で開催される<br/>親子で行きたい年始の伝統行事
更新日2022年12月28日/公開日2022年12月26日

【2023】関東近郊で開催される
親子で行きたい年始の伝統行事

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歴史・文化を感じる
埼玉県所沢市、新潟県新潟市、ほか

新しい年が始まり、おめでたい雰囲気が漂う年始の期間は、各地で開運や幸運などを祈願する行事やイベントが数多く開催されます。

今回は、関東近郊で開催される「日本の伝統を感じる年始の恒例行事」のなかから、親子で参加したい行事を厳選してご紹介します。

2023年1月1日(日・祝)から6日(金)に行われる伝統行事をチェックして、晴れやかな気持ちで1年のスタートを切りましょう!

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

【関東】1月開催の伝統行事まとめ

所澤総鎮守 所澤神明社「熊手市」(埼玉県所沢市/2023年1月1日)

埼玉県所沢市にある「所澤総鎮守 所澤神明社」では、2023年1月1日(日・祝)に、「熊手市」が行われます。年が明けた元日の午前0時から始まる、日本で一番最初の熊手市です。

販売される熊手は、全国トップシェアの生産量を誇る地元の老舗「面亀」(めんかめ)のもの。鯛や亀、おかめの面、千両箱などのおめでたい飾りがついた熊手がずらりと並びます。

豪華な熊手や、響き渡る威勢の良いかけ声と手締めの音など、見るだけでも心が躍る熊手市ならではの雰囲気を楽しみながら、新しい年の幸せを祈りましょう!

詳しくはこちら!

■熊手市
開催日:2023年1月1日(日・祝)
開催時間:0:00〜早朝
会場:所澤総鎮守 所澤神明社
料金:入場無料

年越神輿渡御(新潟県新潟市/2023年1月1日)

幻想的な和太鼓の音色が響き渡る夜の境内を、お神輿が練り歩きます
幻想的な和太鼓の音色が響き渡る夜の境内を、お神輿が練り歩きます

新潟県新潟市にある「新潟縣護國神社」では、2023年1月1日(日・祝)0時から、総勢300人の担ぎ手たちが神輿を担いで境内練り歩く年越し行事「年越神輿渡御」が行われます。

例年、大晦日の23時から年をまたいで行われますが、今回は年が明けた元日0時からです。

お正月限定の御札・御守・縁起物などが頒布されるほか、露店は感染対策を徹底し、2021年より多い21店舗が並ぶ予定です。

詳しくはこちら!

■年越神輿渡御
開催日:2023年1月1日(日・祝)
開催時間:0:00~0:30頃
会場:新潟縣護國神社
料金:入場無料

大磯寒中神輿(神奈川県大磯町/2023年1月1日)

神奈川県大磯町の「大磯北浜海岸」では、2023年1月1日(日・祝)の11時から、一年の安泰を祈願する伝統行事「大磯寒中神輿」が行われます。

50年以上続いている初春のお祝い行事で、海岸一帯に響き渡る「どっこいどっこい、どっこいそ〜りゃ」という威勢のいい掛け声とともに、担ぎ手たちが続々と入水(にゅうすい)します。

厳しい寒さのなか、ふんどし姿の担ぎ手たちが勇敢に海に入っていく姿は、見ているだけで元気がもらえそう!

詳しくはこちら!

■大磯寒中神輿
開催日:2023年1月1日(日・祝)
開催時間:11:00〜
会場:大磯北浜海岸 兜岩前
料金:入場無料

由比のお太鼓祭(静岡県静岡市/2023年1月1日)

静岡県静岡市清水区にある「豊積(とよづみ)神社」では、2023年1月1日(日・祝)に、1,200年もの長きにわたり伝えられている伝統行事「由比(ゆい)のお太鼓祭」が行われます。

前年に祝い事のあった家で太鼓をたたく「入れ太鼓」の様子
前年に祝い事のあった家で太鼓をたたく「入れ太鼓」の様子

威勢よく太鼓をたたきながら地域一帯を練り歩き、各家庭を訪れて家内安全や豊漁を祈願する漁師町ならではのお祭りで、静岡県の無形文化財に指定されています。

以前は元旦から3日未明にかけて行なわれていましたが、2023年からは元日のみに凝縮して行われます。祭り終了時には福銭、紅白餅が進呈される予定です。

詳しくはこちら!

■由比のお太鼓祭
開催日:2023年1月1日(日・祝)
開催時間:
【豊積神社出発】14:30~16:30
【豊積公園で一般参加のお太鼓祭り】16:30~17:00
【豊積公園で子ども太鼓・三連太鼓】17:00~17:40
【豊積公園から豊積神社へ移動】17:40~18:15
【豊積神社境内で送り太鼓】18:15~19:00
会場:豊積神社
料金:入場無料

埼玉厄除け開運大師・龍泉寺「初詣大祈願祭・だるま市」(埼玉県熊谷市/2023年1月1日~9日)

「初詣大祈願祭・だるま市」過去開催の様子
「初詣大祈願祭・だるま市」過去開催の様子

埼玉県熊谷市にある「埼玉厄除け開運大師・龍泉寺(りゅうせんじ)」では、2023年1月1日(日・祝)~9日(月・祝)に「初詣大祈願祭・だるま市」が開催されます。開催時間は全日9時から17時です。

だるまを販売する露店のほかにも、たこ焼き、お好み焼き、焼きそばなどさまざまな屋台が登場します。

さらに、「初詣大祈願祭・だるま市」の期間中は、厄除け・開運・方位除け・家内安全・交通安全の護摩祈願も行われます。

事前予約不要で、無料で参加・見学ができます。初詣の際はぜひ参加してみてくださいね。

詳しくはこちら!

■初詣大祈願祭・だるま市
開催期間:2023年1月1日(日・祝)~9日(月・祝)
開催時間:9:00~17:00
会場:埼玉厄除け開運大師・龍泉寺
料金:入場無料

高崎だるま市(群馬県高崎市/2023年1月1日~2日)

高さ2.8mの特大だるまが登場する人気フォトスポットやステージイベントなど見どころ&お楽しみがたくさん♪
高さ2.8mの特大だるまが登場する人気フォトスポットやステージイベントなど見どころ&お楽しみがたくさん♪

群馬県高崎市のJR「高崎駅」西口駅前通りでは、2023年1月1日(日・祝)~2日(月)に、新春恒例行事「高崎だるま市」が行われます。開催時間は両日10時から16時です。

「一年の恵は高崎にあり」をキャッチフレーズに、高崎市の伝統工芸品である「高崎だるま」を人々に広めるべく、2017年から毎年開催されています。

高崎だるまの特徴は、全体が丸みを帯びたふくよかな形状。眉毛は鶴、ひげは亀を表現しており、日本の吉祥である鶴と亀が顔に描かれていることから、「縁起だるま」や「福だるま」とも呼ばれ親しまれています。

2023年はうさぎの干支だるまが登場♪
2023年はうさぎの干支だるまが登場♪

また「高崎だるま市」で販売される「干支だるま」は、全国で一番多くの種類を取り揃えていることで有名です。

詳しくはこちら!

■高崎だるま市
開催期間:2023年1月1日(日・祝)~2日(月)
開催時間:10:00~16:00
会場:高崎駅西口駅前通り(本会場)、高崎市立南小学校(ドライブスルー会場)
料金:入場無料

喜多院「初大師だるま市」(埼玉県川越市/2023年1月3日)

埼玉県川越市にある「川越大師 喜多院」では、2023年1月3日(火)の早朝から日没まで(おおむね8時~17時)、明治時代から続く伝統行事「初大師だるま市」が行われます。

近年は赤以外にも色とりどりのだるまが販売されています
近年は赤以外にも色とりどりのだるまが販売されています

境内には多くのだるま店が並ぶほか、飲食店やおもちゃを販売する露店も数多く立ち並び、賑やかな雰囲気を楽しめます。

なお、1月3日は喜多院がまつる「慈恵大師良源」(じえだいしりょうげん)のご縁日と「初詣」の時期が重なる日であるため、縁日としての大きなご利益と一年の福を求めて、毎年非常に多くの人が参拝に訪れます。

例年、10時から16時は特に混み合うため、混雑を避けて楽しみたい親子は、早い時間に足を運ぶのがおすすめです。

詳しくはこちら!

■初大師だるま市
開催日:2023年1月3日(火)
開催時間:早朝から日没まで(おおむね8:00~17:00)
会場:川越大師 喜多院
料金:入場無料(護摩祈願は有料)

少林山達磨寺 少林山七草大祭だるま市(高崎市/2023年1月6日~7日)

「少林山達磨寺」本堂前で行われるだるま市の様子
「少林山達磨寺」本堂前で行われるだるま市の様子

群馬県高崎市にある「少林山達磨寺(だるまじ)」では、2023年1月6日(金)~7日(土)に「少林山七草大祭だるま市」が開催されます。

1月7日の深夜2時に御本尊が降臨されることから、「少林山七草大祭だるま市」は1月6日から7日まで夜通しで開催されます。

人気体験の「だるま絵付け体験」はだるま市開催期間中も開催。オリジナルだるまを作ってみましょう♪
人気体験の「だるま絵付け体験」はだるま市開催期間中も開催。オリジナルだるまを作ってみましょう♪

だるま市開催中は、「だるま絵付け体験」のほか、飲食販売車による露店や、日本の伝統芸能である能と狂言が楽しめる「少林山星祭り能」など、さまざまな催しが行われます。

「少林山達磨寺」で行われる祈祷などは、6日(金)9時から7日(土)17時まで。なかでも、1年間で1月7日深夜2時にだけ開催される仏事「星祭大祈祷」は必見です。

一方、だるま店や飲食販売車の露店販売は6日(金)10時頃から7日(土)15時頃まで予定されています。時間が異なるため注意しましょう。

詳しくはこちら!

■少林山七草大祭だるま市
開催期間:2023年1月6日(金)~1月7日(土)
開催時間:少林山達磨寺での祈祷などは6日9:00~7日17:00まで、だるま店や飲食販売車は6日10:00頃~7日15:00頃まで
会場:少林山達磨寺
料金:入場無料

【番外編:東京】七福神巡りへでかけよう!

画像はイメージです
画像はイメージです

「七福神」とは、福をもたらす神様として信仰されている恵比寿神・大黒天・毘沙門天・弁財天・布袋尊・福禄寿・寿老人のこと。

「七福神」を祀っている寺社をすべて巡拝して開運を祈る行事が「七福神巡り」で、巡ることで7つの福運を受けられるといわれています。

正月の松の内(正月事始めから神様がお帰りになるまでの期間)に巡拝することが多い行事で、年始の親子まち歩きにおすすめです♪

今回は、東京都内にある2エリアの七福神巡りを紹介します。

谷中七福神巡り(東京都北区、荒川区、荒川区、台東区)

七福神を巡るコースは都内近郊各所にありますが、そのなかでも「谷中七福神」は江戸最古の七福神巡りといわれています。

谷中銀座商店街の入口で行われる餅つきの様子
谷中銀座商店街の入口で行われる餅つきの様子

例年1月1日から7日頃まで行われる谷中七福神巡りの時期にあわせて、東京都台東区と荒川区にまたがる「谷中銀座商店街」では、新春イベント「七福神巡り&商店街巡り」が開催されています。

毎年人気の「新春大福引き大会」は総額なんと30万円相当!
毎年人気の「新春大福引き大会」は総額なんと30万円相当!

谷中銀座商店街の入口では餅つきが披露され、あんこやきなこ、からみ餅など、さまざな味付けでつきたてのお餅を食べることができます。

※新型コロナウイルス感染防止対策により2023年の開催は未定(2022年12月●日時点)。詳細は公式サイトをご確認ください

例年の「七福神巡り&商店街巡り」の様子はこちら!

■谷中七福神巡り
青雲寺(恵比寿神):東京都荒川区西日暮里3-6-4
修性院(布袋尊):東京都荒川区西日暮里3-7-12
長安寺(寿老人):東京都台東区谷中5-2-22
天王寺(毘沙門天):東京都台東区谷中7-14-8
護國院(大黒天):東京都台東区上野公園10-18
不忍池辯天堂(弁財天):東京都台東区上野公園2-1
東覚寺(福禄寿):東京都北区田端2-7-3

深川七福神巡り(東京都江東区)

東京都江東区の「深川七福神巡り」は、周囲に公園や立ち寄りグルメスポットなども多く、ひと休みしながら子供と一緒に楽しくお参りすることができます。

「深川の八幡様」として親しまれる「富岡八幡宮」
「深川の八幡様」として親しまれる「富岡八幡宮」

東京メトロ東西線・都営大江戸線の「門前仲町駅」近くの「恵比須神(富岡八幡宮)」から歩き始めて、都営新宿線・大江戸線の「森下駅」近くの「寿老神(深川神明宮)」までをお参りするコースが一般的です。

「深川神明宮」近くには老舗洋食店「銀座煉瓦亭 深川本店」があります
「深川神明宮」近くには老舗洋食店「銀座煉瓦亭 深川本店」があります

大人の足でゆっくり歩いて所要時間は約2時間ですが、コース途中には甘栗専門店、おせんべい屋さん、老舗洋食店、カフェなどが点在! 

深川の下町情緒にふれ、歴史を感じながら、楽しく福を集めてみましょう。 

深川七福神巡りで新年の福集め♪親子におすすめの下町グルメも!

■深川七福神巡り
富岡八幡宮(恵比須神):東京都江東区富岡1-20-3
冬木弁天堂(弁財天):東京都江東区冬木22−31
心行寺(福禄寿):東京都江東区深川2-16-7
円珠院(大黒天):東京都江東区平野1-13-6
龍光院(毘沙門天):東京都江東区三好2-7-5
深川稲荷神社(布袋尊):東京都江東区清澄2-12-12
深川神明宮(寿老神):東京都江東区森下1-3-17

2023年も家族みんなでたくさんの思い出を作っていきましょう♪

記事を書いた人

あいまる

いこーよとりっぷ編集部のコンテンツクリエーター/ハッピーな気持ちになれるニュースや企画をお届けするため、毎日楽しくネタ探しをしています。カメラ・美術館巡り・サッカー&スポーツ観戦・キャンプ・ハンドメイド・色鉛筆画などなど、外遊びも家でゆっくりするのも大好きなので多趣味です。

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