2025東京のおすすめ梅まつり8選<br/>絶景に感動!文化体験&グルメ満喫
更新日2025年01月24日/公開日2025年01月24日

2025東京のおすすめ梅まつり8選
絶景に感動!文化体験&グルメ満喫

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歴史・文化を感じる
東京都江東区、東京都墨田区、ほか

今回は、東京都内で開催される「梅まつり&梅イベント」をご紹介!

東京には、江戸時代から親しまれてきた梅園や、広大な梅林など多彩な梅の名所があり、例年2月から3月にかけて観梅イベントが数多く行われています。

美しい梅のお花見だけでなく、幻想的なライトアップや期間限定グルメ、ワークショップ、大道芸など楽しみが盛りだくさん! ぜひ親子でおでかけしてみてください。

※トップ画像:木下沢梅林(提供:Masa / PIXTA)
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください

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【関東】梅の名所・梅園・梅林をチェック!

江戸の花見は「梅に始まり菊に終わる」!?

「東都名所 亀戸梅屋舗ノ図」 歌川広重/出典:国会図書館デジタルコレクション
「東都名所 亀戸梅屋舗ノ図」 歌川広重/出典:国会図書館デジタルコレクション

花見というと桜を想像しますが、江戸の人々は梅、桜、菊と季節ごとの花見を楽しんでいました。

江戸の花見は「梅に始まり菊に終わる」といわれ、1年最初の花見として愛されたのが梅の花。賑やかな観梅の様子は、錦絵にも描かれています。

「名所江戸百景 蒲田の梅園」/出典:国立国会図書館「NDLイメージバンク」
「名所江戸百景 蒲田の梅園」/出典:国立国会図書館「NDLイメージバンク」

梅見の時期に賑わったのは、江東区にある「亀戸天神社」近くの「梅屋敷」や、“新梅屋敷”と呼ばれた「百花園」(現墨田区・向島百花園)、「蒲田村」(現大田区・聖蹟蒲田梅屋敷公園)など。

今も都内には、江戸時代からの続く名所をはじめ、大自然に囲まれた梅林・梅園など多彩な梅見スポットがあります。さっそく、親子でお花見にでかけてみましょう!

【江東区】梅まつり/亀戸天神社(2025年2月2日~3月2日)

“花の天神様”として有名な「亀戸天神社」では、2025年2月2日(日)~3月2日(日)に、毎年恒例の「梅まつり」を開催します。

境内ではこの時季、300本以上の紅・白梅が見頃に。なかでも、1本の木に紅梅と白梅の花が咲く「五賢の梅」は必見です。

毎年、「梅まつり」の時期には福岡県の「太宰府天満宮」から“梅の使節”が訪れ、「亀戸天神社」の神職に紅白の梅を手渡します。

これは、両社の御祭神である菅原道真公が太宰府に左遷される際、自宅の梅を思って和歌を詠んだところ、一夜にして梅が飛んできたという「飛梅(とびうめ)伝説」にちなんだ恒例行事。

本殿の前には、梅の花を好んだという菅原道真公が、5歳のときに詠んだ和歌を刻んだ歌碑もありますよ。

「船橋屋」で期間限定の梅スイーツを堪能♪

期間限定の「天神梅あんみつ」650円
期間限定の「天神梅あんみつ」650円

「梅まつり」の帰りに、亀戸発祥の名店「船橋屋 亀戸天神前本店」に立ち寄るのもおすすめ。期間限定のあんみつやくず餅が販売されるので、ぜひ味わってみてください。

「亀戸天神梅まつり」期間限定の和スイーツはこちら!

「船橋屋 亀戸天神前本店」をチェック!

■イベント概要&開花情報
開催スポット:亀戸天神社(東京都江東区亀戸3-6-1)
開催期間:2025年2月2日(日)~3月2日(日)
梅の見頃:例年2月上旬〜3月上旬
アクセス:電車:①JR総武線「亀戸駅」北口から徒歩で約15分 ②JR総武線、地下鉄半蔵門線「錦糸町駅」北口から徒歩で約15分
駐車場:あり

【墨田区】梅まつり/向島百花園(2025年2月8日~3月2日)

江戸時代に「新梅屋敷」と呼ばれた梅の名所(画像提供:james / PIXTA)
江戸時代に「新梅屋敷」と呼ばれた梅の名所(画像提供:james / PIXTA)

江戸時代後期から続く名園「向島百花園」。開園当初は約360本の梅が植えられ、「新梅屋敷」と呼ばれ梅の名所として親しまれました。

現在では「東京スカイツリー(R)」と梅が共演する、東京ならではの景色が楽しめます。

梅の向こうに東京スカイツリー(R)が見えます(画像提供:dejiys / PIXTA)
梅の向こうに東京スカイツリー(R)が見えます(画像提供:dejiys / PIXTA)

毎年、梅の開花シーズンに開催される「梅まつり」では、梅花とともに江戸の文化を楽しめる催しが充実。

2025年は2月8日(土)~3月2日(日)の土日祝日に、「江戸大道芸」や「すずめ踊り」、「庭さんぽ~向島百花園の楽しみ方~」「野草ウォッチング」などが予定されています。

■イベント概要&開花情報
開催スポット:向島百花園(東京都墨田区東向島3-18-3)
開催期間:2025年2月8日(土)~3月2日(日)
梅の見頃:例年2月上旬〜3月上旬
アクセス:電車:①東武スカイツリーライン「東向島駅」から徒歩で約8分 ②京成電鉄押上線「京成曳舟駅」から徒歩で約13分
駐車場:なし

公式サイト

【世田谷区】せたがや梅まつり/羽根木公園(2025年2月8日〜3月2日)

「羽根木公園」に咲き誇る梅(画像提供:genki / PIXTA)
「羽根木公園」に咲き誇る梅(画像提供:genki / PIXTA)

世田谷区の「羽根木公園」で開催される「せたがや梅まつり」は、約650本もの紅・白梅が咲き誇る梅林で春の訪れを感じられる人気イベントです。

この梅林は、昭和の時代に区議会議員たちが植樹したことをきっかけに誕生し、現在では世田谷区を代表する梅の名所になりました。

「せたがや梅まつり」過去開催時の様子(画像提供:世田谷区北沢総合支所地域振興課)
「せたがや梅まつり」過去開催時の様子(画像提供:世田谷区北沢総合支所地域振興課)

梅まつりの期間中は、土日祝日を中心に、梅にちなんだイベントが多数実施されます。実行委員会による売店で梅を使ったお土産が販売され、模擬店や物産展も賑わいます。

美しい梅のお花見とグルメやショッピングを同時に楽しめる、家族連れにぴったりのイベントですよ。

■イベント概要&開花情報
開催スポット:羽根木公園(東京都世田谷区代田4-38-52)
開催期間:2025年2月8日(土)~3月2日(日)
梅の見頃:例年2月上旬〜3月上旬
アクセス:電車:①小田急線「梅ヶ丘」駅から徒歩で約5分 ②京王井の頭線「東松原」駅から徒歩で約7分
駐車場:なし

【文京区】文京梅まつり/湯島天満宮(2025年2月8日~3月8日)

「文京梅まつり」開催中の境内(画像提供:文京区/クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 4.0 国際 https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja)
「文京梅まつり」開催中の境内(画像提供:文京区/クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 4.0 国際 https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja)

「湯島天満宮」(湯島天神)は1355年(正平10年)創建の古社。“学問の神様”、菅原道真公が御祭神です。

境内には「湯島の白梅」といわれている、樹齢約70~80年の白梅を中心に約300本の梅の木があり、例年2月上旬から3月上旬にかけて受験生や梅の花見客で大いに賑わいます。

2025年2月8日(土)~3月8日(土)には「文京梅まつり」を開催。カラオケコンクール、ダンス、生花展、物産展まどの催しが、早春の華やかな雰囲気を盛り上げます。

■イベント概要&開花情報
開催スポット:湯島天満宮(東京都文京区湯島3-30-1)
開催期間:2025年2月8日(土)~3月8日(土)
梅の見頃:例年2月上旬〜3月上旬
アクセス:電車:①東京メトロ千代田線「湯島駅」から徒歩で約2分 ②東京メトロ丸ノ内線「本郷三丁目駅」から徒歩で約10分、ほか
駐車場:なし

公式サイト

【調布市】梅まつり/神代植物公園(2025年2月11日~3月2日)

「梅まつり」ではガイドツアーも実施
「梅まつり」ではガイドツアーも実施

調布市の「神代植物公園」では、例年2月上旬から4月にかけて、梅、椿、桜など、春の植物が次々に開花し、それぞれの開花時期にお花見イベントが行われます。

2025年2月11日(火・祝)~3月2日(日)の期間には「梅まつり」を開催。土日祝日を中心に、和楽器による「うめコンサート」、「梅見茶屋」(キッチンカー)、ガイドボランティアによる「うめ園ガイドツアー」などが予定されています。

一本の木に紅白の花弁がまじりあって咲「輪違い」
一本の木に紅白の花弁がまじりあって咲「輪違い」

「うめ園」には約70品種・160本の梅が植えられており、江戸時代から伝わる「輪違い」や「月影」など多彩な品種を観賞できるのが魅力。

まつりの前後に、隣接する「深大寺」を参拝したり、参道で食べ歩きしたりするのもおすすめです。梅のお花見はもちろん、周辺観光も楽しい「神代植物公園」で、早春の穏やかな一日を満喫しましょう。

【八王子市】高尾梅郷梅まつり/高尾梅郷(2025年3月8日・9日)

「高尾梅郷」の「遊歩道梅林」(画像提供:mono / PIXTA)
「高尾梅郷」の「遊歩道梅林」(画像提供:mono / PIXTA)

八王子市の“裏高尾”と呼ばれるエリアには、「遊歩道梅林」「関所梅林」「天神梅林」「荒井梅林」「湯の花梅林」「木下沢(こげさわ)梅林」「小仏梅林」という7つの梅林が点在しており、「高尾梅郷」と総称されています。

例年3月上旬から下旬にかけて、合計約1万本もの紅・白梅が咲き誇り、「高尾梅郷梅まつり」が開催されます。

息をのむような絶景が広がる「木下沢梅林」(画像提供:Masa / PIXTA)
息をのむような絶景が広がる「木下沢梅林」(画像提供:Masa / PIXTA)

梅まつりの時期だけ特別開放されるのが、「高尾梅郷」のなかでも特に見応えがある「木下沢梅林」。約700本もの紅・白梅が咲き渡るなかをのんびり歩く、お花見ハイキングスポットです。

歩きやすい靴でおでかけくださいね。

■イベント概要&開花情報
開催スポット:高尾梅郷(京都八王子市裏高尾町)
開催期間:2025年3月8日(土)・9日(日)
梅の見頃:例年3月上旬〜下旬
アクセス:電車:JR中央本線、京王高尾線「高尾駅」、京王高尾線「高尾山口駅」から徒歩
※各梅林へのアクセスは公式サイトのマップをご参照ください
駐車場:なし

公式サイト

【日野市】梅まつり/京王百草園(2025年2月1日~3月9日)

樹齢300年を超す「寿昌梅」 (画像提供:Masa / PIXTA)
樹齢300年を超す「寿昌梅」 (画像提供:Masa / PIXTA)

京王線「百草園駅」近くにある「京王百草園」は、約50種・500本の梅の木が植えられた都内有数の観梅の名所。1月には早咲きの紅梅の「蓮久」(れんきゅう)や白梅の「一重野梅」(ひとえやばい)が咲き、春を予感させてくれます。

2月になると、白と紅の花が咲く「思いの儘(まま)」や、ガクが緑色の華やかな「月影」(つきかげ)が開花。樹齢300年を超す銘木「寿昌梅」(じゅしょうばい)も見頃を迎えます。

梅と野点傘を背景に撮影できるフォトスポット(過去開催時の様子)
梅と野点傘を背景に撮影できるフォトスポット(過去開催時の様子)

2025年2月1日(土)から3月9日(日)には、恒例の「梅まつり」を開催。2月の土日祝日には19時30分まで梅の木や番傘、竹灯籠などのライトアップが行われ、園内は幻想的な雰囲気に包まれます。

親子で楽しめるワークショップや、「雛人形・つるし雛展」なども予定されています。

なお、梅まつり中に京王タクシーを利用して来園し、園内の「松連庵」で領収書を提示すると「京王百草園手作りの梅干し」がもらえます♪

■イベント概要&開花情報
開催スポット:京王百草園(東京都日野市百草560)
開催期間:2025年2月1日(土)~3月9日(日)
梅の見頃:例年1月~3月上旬
アクセス:電車:京王線「百草園駅」から徒歩で約15分
駐車場:あり

【府中市】郷土の森梅まつり/府中市郷土の森博物館(2025年2月1日~3月9日)

彩り豊かな散歩道(画像提供:Masa / PIXTA)
彩り豊かな散歩道(画像提供:Masa / PIXTA)

「府中市郷土の森博物館」併設の梅園には、福岡県の「太宰府天満宮」から贈られた紅白の梅をはじめとした約120種・1,300本の梅が咲き誇ります。

茶室「梅欅庵」(ばいきょあん)(画像提供:Masa / PIXTA)
茶室「梅欅庵」(ばいきょあん)(画像提供:Masa / PIXTA)

2025年2月1日(土)から3月9日(日)まで、「郷土の森梅まつり」を開催。

日中は猿回し、大道芸、古民家探検ツアー、謎解きゲーム、梅にちなんだ飾りを作る「梅まつり手作り工房」など、親子向けのコンテンツがいろいろ。

2月15日(土) 、16日(日) 、22日(土) 、23日(日) 、24日(月・振休) の17時から20時までは梅のライトアップも行われます。

「府中市郷土の森博物館」でひと足早い春の訪れを感じながら、一日のんびり過ごしてみませんか?

■イベント概要&開花情報
開催スポット:府中市郷土の森博物館(東京都府中市南町6‐32)
開催期間:2025年2月1日(土)~3月9日(日)
梅の見頃:例年2月上旬〜3月上旬
アクセス:電車:JR南武線、武蔵野線「府中本町駅」から徒歩で約15分
駐車場:あり

まだ寒さが残る時期に行われる「梅まつり」。暖かい服装でおでかけして、楽しい一日を過ごしてくださいね。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

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