
2025まもなく見頃!関東あじさいの名所・穴場18選 イベントも紹介
おでかけ先に悩みがちな梅雨。この時期、親子におすすめなのが、色とりどりの紫陽花(あじさい)が咲くスポットです。
そこで今回は、関東にある紫陽花の名所と穴場をピックアップ! 各スポットの開花時期・見頃・イベントもあわせて紹介します。雨の日のおでかけにもぴったりなので、ぜひ参考にしてくださいね。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
紫陽花とは?歴史や特徴を解説!
はじめに、紫陽花の歴史や特徴をご紹介します。
万葉集にも登場する日本古来の花

紫陽花は梅雨の時期に咲く日本原産の花。奈良時代の和歌集「万葉集」にも登場し、古くから日本人に親しまれてきました。
18世紀にはシーボルトによって日本の紫陽花がヨーロッパに伝わり、品種改良されて逆輸入されるように。現在では、世界中で2,000~3,000種もの紫陽花が花屋の店頭を飾っています。
日本で生まれ海外に広がった紫陽花は、いわば“日本の誇り”といえる花なのです。
花のように見える部分は萼(がく)が発達したもの

花に見える部分は「装飾花」と呼ばれる部分で、多くの人が花びらだと思っているのはガクが発達したもの。小さなつぼみのような部分が本当のお花(真花・両性花)です。
よーく見ると、小さいながらつぼみと開花した部分が判別できるので、子供と一緒に観察してみてくださいね。
土壌の酸性度で色が変化

紫陽花の色は、土壌の酸性度(ph度)によって変化します。土がアルカリ性ならピンク色、酸性であれば青紫~青色に。日照や気温、水分量などの影響を受けながら、色が変化していく品種もあるんですよ。
「移り気」「七変化」という花言葉は、そんな紫陽花の性質をよく表しているといえるでしょう。
紫陽花の代表的な系統は大きく分けて5タイプ
日本で流通している紫陽花を、5タイプに分類してご紹介します。
①ガクアジサイ

日本原産で、太平洋沿いの限られた暖地(伊豆半島、三浦半島、房総半島、伊豆諸島、足摺岬など)に分布するガクアジサイは、さまざまな紫陽花の原種として知られています。
中央に小さな両性花が多数あり、その周りを額縁のように装飾花が取り囲む形状をしています。
②ホンアジサイ

ホンアジサイは、ガクアジサイを原種として、国内で品種改良もしくは自然変異したと推定されている園芸種です。
こんもりと丸い手毬型をした、紫陽花の代表選手。狭い意味ではこのホンアジサイを“あじさい”と呼ぶこともあります。
③セイヨウアジサイ(ハイドランジア)

日本の紫陽花がヨーロッパで品種改良され、逆輸入されたものです。現在、園芸店に並んでいる紫陽花の多くがこのタイプ。英語では「hydrangea」といい、日本でもそのまま「ハイドランジア」と呼ばれることがあります。
④ヤマアジサイ

山地に自生するヤマアジサイは、ほかの品種よりも少し早く、例年5月下旬から開花します。光沢のないノコギリ状の葉が特徴で、装飾花は小ぶりで華奢な雰囲気です。
⑤ノリウツギ

ノリウツギは日本、中国、ロシアなどが原産。円錐形またはピラミッド形の花房が特徴で、別名ピラミッドアジサイとも呼ばれています。開花期がほかの紫陽花よりも遅く、例年7月から9月が見頃。真夏に花を楽しめる貴重な存在です。
日本で人気の園芸品種は?
最近、特に人気の品種を3種類ご紹介。その美しさや育てやすさ、ユニークな特徴から、園芸店や紫陽花の名所でもよく見かけ、多くの人に愛されています。
①アナベル

アナベルは、北米の東部と東南部に自生するアメリカノリノキの園芸品種であり、先に紹介した5タイプとは系統が異なります。
丸くこんもりとした花房が清楚でかわいらしく、咲き始めはライムグリーンで、純白へと変化していくのが特徴です。開花はほかの紫陽花よりも遅く、関東では例年6月中旬以降が見頃。ピンク色のアナベルも発表されています。
②ダンスパーティー

静岡県の「加茂荘花鳥園」が生み出したオリジナル品種。装飾花が八重咲きで、まるで星が輝くような華やかな姿が特徴です。花色がピンクや青に変化し、株全体を覆うようにたくさんの花を咲かせます。
名前の通り、踊っているかのような軽やかな印象が人気の秘密です。
③ハイドランジア マジカルシリーズ

オランダのコルスター社が育成したハイドランジア。秋まで長い期間咲き続け、色の変化が楽しめることが最大の特徴です。咲き始めの鮮やかな色から、グリーンやアンティークカラーの“秋色あじさい”へと変化し、ひと株で何段階もの表情を見せてくれます。
丈夫で育てやすく、切り花やドライフラワーにもぴったりです♪
関東での見頃はいつ?
関東では、一般的に例年6月上旬から下旬が見頃。地域や標高、品種によって見頃が異なり、早いところでは5月下旬から咲き始め、7月初旬まで楽しめる場所もあります。
ここから、関東にある紫陽花スポットの見どころや見頃を紹介します。
【東京都北区】飛鳥山公園 飛鳥の小径

JR京浜東北線「王子駅」、都電荒川線「飛鳥山」「王子駅前」から歩いてすぐの「飛鳥山公園」は、徳川吉宗が桜を植えた花見の名所。じつは、6月になると約2,000株の紫陽花が咲く穴場スポットでもあります。
紫陽花が植えられているのは、公園沿いにある「飛鳥の小径」という散歩道。JRの線路沿いなので数分おきに電車が通り、乗り物好きな子供も大喜び♪

園内には紙専門の博物館「紙の博物館」、北区について学べる「北区飛鳥山博物館」、この地に暮らした渋沢栄一の志を伝える「渋沢史料館」のほか、おしゃれなカフェもあり、雨の日のおでかけにもおすすめです。
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都北区王子1-1-3
開花時期・見頃:例年6月上旬~下旬
アクセス:【電車】①JR京浜東北線「王子駅」中央口または南口から徒歩すぐ ②東京さくらトラム(都電荒川線)「飛鳥山駅」「王子駅前駅」から徒歩すぐ ③東京メトロ南北線「王子駅」一番出口から徒歩で約3分
駐車場:あり
【東京都江東区】旧中川水辺公園

江東区と江戸川区の間を流れる旧中川。その河川敷に広がる「旧中川水辺公園」の遊歩道は、知る人ぞ知る紫陽花の穴場スポットです。
ホンアジサイやアナベルなど約5種類・2,000株の紫陽花が、例年6月上旬から下旬にかけて見頃を迎え、水辺を彩ります。
イベント情報:旧中川アジサイ祭り

例年6月初旬には「旧中川アジサイ祭り」が開催されています。カヌー(参加費無料)の体験乗車に参加すると、水上から紫陽花を観賞できるのが大きな魅力です。
キッチンカーも出店し、のんびり過ごせますよ。なお2025年の詳細は確認中ですので、続報をお楽しみに!
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都江東区亀戸9-37
開花時期・見頃:例年6月上旬~下旬
アクセス:【電車】①東武亀戸線「亀戸水神駅」から徒歩で約11分 ②JR総武線「亀戸駅」東口から徒歩で約11分
駐車場:なし
関連イベント:【旧中川アジサイ祭り】例年6月初旬 ※2025年は確認中
【東京都台東区】隅田公園

東京メトロ銀座線、東武伊勢崎線「浅草駅」から徒歩で約3分、都営地下鉄浅草線「浅草駅」から徒歩で約5分、「隅田公園」の通称“あじさいロード”では、例年6月初旬から次々と紫陽花が開花します。

「隅田公園」は、徳川吉宗が打ち上げた「両国川開きの花火」を起源とする「隅田川花火大会」の会場でもあり、園内には、打ち上げ花火に似たスミダノハナビ(隅田の花火/墨田の花火)も植えられています。
江戸の夜空に思いを馳せながら、じっくり観賞してみてはいかがでしょう。
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都台東区浅草7-1
開花時期・見頃:例年6月上旬~下旬
アクセス:【電車】①東京メトロ銀座線、東武伊勢崎線「浅草駅」から徒歩で約3分 ②都営地下鉄浅草線「浅草駅」から徒歩で約5分
駐車場:なし
【東京都文京区】白山神社・白山公園

東京十社のひとつ、文京区白山にある「白山神社」と、その隣の「白山公園」は都内屈指のあじさいの名所。
毎年6月中旬~下旬にかけて、合計約3,000株のあじさいが咲き誇ります。

境内に咲くのは、セイヨウアジサイ、スミダノハナビ、ウズアジサイ(渦紫陽花)など約20品種。参道や手水舎など、さまざまな場所で紫陽花を堪能できます。
イベント情報:文京あじさいまつり(2025年6月7日〜15日)

開花シーズンにあわせ、毎年「文京あじさいまつり」が開催されています。2025年は6月7日(土)から15日(日)まで。
期間中の土・日曜には模擬店が出店され、「あじさいコンサート」やガイドツアーなど親子で楽しめるイベントもいろいろ。期間中、何度でも足を運びたくなるお祭りです。
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都文京区白山5-31-26
開花時期・見頃:例年6月中旬~下旬
アクセス:【電車】①都営地下鉄三田線「白山駅」から徒歩で約3分 ②東京メトロ南北線「本駒込駅」から徒歩で約5分
駐車場:なし
関連イベント:【文京あじさいまつり】2025年は6月7日(土)~15日(日)
【東京都あきる野市】南沢あじさい山

「南沢あじさい山」は、“現代の花咲かじいさん”と呼ばれた故・南澤忠一(みなみざわちゅういち)氏が、50年かけて一人で植え続けた、約1万株の紫陽花が咲き誇る山です。2025年現在、南澤さんの意志を受け継ぐお弟子さんたちが管理をしています。
見頃は例年6月上旬から7月上旬にかけて。可憐なヤマアジサイを中心に、青や紫、白など50種以上の紫陽花が色鮮やかに咲き乱れ、静かな山里を華やかに彩ります。
都会から日帰りで行ける自然豊かな環境で、山道の散策を楽しみながら、紫陽花の魅力にふれることができる場所。維持管理のための入山料(中学生以上600円、小学生400円)がかかりますが、その価値は十分にあります。
イベント情報:秋川渓谷あじさいまつり(2025年6月7日~7月6日)

2025年の「南沢あじさい山」は、6月7日(土)から7月6日(日)まで開山します。期間中は「秋川渓谷あじさいまつり」の会場のひとつとなり、隣接する「わんダフルネイチャーヴィレッジ」と連携した合同イベントが開催されます。
インスタグラムでのフォトコンテストが実施されるほか、あじさい茶やあじさいクラフトビールも限定販売。
また、期間中の6月15日(日)には、「南大沢あじさい山」から徒歩約10分のキャンプ場で「100万本のアジサイ音楽祭」も開催されます。
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都あきる野市深沢368
開花時期・見頃:例年6月中旬から7月初旬
アクセス:【電車】JR五日市線「武蔵五日市駅」から徒歩で約40分、またはタクシーで約8分、または期間限定シャトルバスを利用
駐車場:なし
関連イベント:【秋川渓谷あじさいまつり】2025年6月7日(土)~7月6日(日)
【東京都あきる野市】わんダフルネイチャーヴィレッジ/東京サマーランド

東京サマーランド隣接の「わんダフルネイチャーヴィレッジ」はドッグラン、カフェレストラン、ハイキングコース、 ドッグプール、バーベキュー、オートキャンプ、スポーツフィッシングなど愛犬と一緒に過ごせる複合施設。
敷地面積約3万平方メートルを誇る「あじさい園」は国内有数の紫陽花スポットで、約60品種・1万5,000株もの紫陽花の競演が見事。例年6月中旬から7月上旬にかけて楽しめます。
なかでも圧巻なのが、純白のアナベルです。山の斜面を埋め尽くし、まるで雪山を思わせるところから、名所 「アナベルの雪山」として知られています。
主にハイキングコースに沿って紫陽花が咲いているので、歩きやすい靴でおでかけくださいね。
イベント情報:秋川渓谷あじさいまつり(2025年6月7日~7月6日)

「秋川渓谷あじさいまつり」の会場にもなっており、「南沢あじさい山」とハシゴするのもおすすめです。
2施設共通のお得な入山・入園チケット(1,000円)も販売されるので、ぜひ2カ所を巡って合計3万株の紫陽花を満喫しましょう♪
「わんダフルネイチャーヴィレッジ」会場では、「あじさい かき氷」やドライフラワー「あじさい玉」が販売されるので、要チェック!
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都あきる野市上代継600
開花時期・見頃:例年6月中旬~7月上旬
アクセス:
【車】①中央道・八王子ICから約10km ②圏央道・あきる野ICから約3km
【電車】①JR各線「八王子駅」、京王線「京王八王子駅」からバスで30~35分 ②JR五日市線「秋川駅」からバスで約10分
駐車場:あり
関連イベント:【秋川渓谷あじさいまつり2025】2025年6月7日(土)~7月6日(日)
【東京都青梅市】霞丘陵自然公園・塩船観音寺

東京都青梅市の豊かな自然を感じられる「霞丘陵(かすみきゅうりょう)自然公園」。市街地から北部に位置しており、なだらかな丘陵を有する自然公園として知られています。
隣接する古刹「塩船観音寺」とともに、初夏には紫陽花が咲き誇る隠れた名所。特に、白いコアジサイなど可憐なヤマアジサイが自生し、野趣あふれる美しい姿を見せてくれます。
「霞丘陵ハイキングコース」の起点でもあり、都会の喧騒を離れて親子で自然を満喫できる癒しスポットです。尾根道沿いの展望休憩所からは、眼下に広がる緑の景色と遠くのまち並みを一望でき、爽やかな風が心地よく吹き抜けます
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都青梅市塩船
開花時期・見頃:例年6月中旬~7月初旬
アクセス:【車】圏央道「青梅IC」から約12分
【電車】JR青海船「河辺駅」からバスに乗車、「塩船観音入口」バス停で下車後、徒歩で約10分
駐車場:あり(塩船観音寺の駐車場を利用)
【東京都府中市】府中市郷土の森博物館

「府中市郷土の森博物館」は、広大な敷地の中に、復元された歴史的建造物と豊かな自然が広がる博物館です。
初夏は「アジサイの小径」「アナベルの小径」「アジサイの丘」が見どころ。日本の里山に自生するヤマアジサイを中心に、約30種類・1万株もの紫陽花が咲き誇り、色とりどりの可憐な美しさを堪能できます。
歴史と自然が融合した空間で、古民家と紫陽花による情緒豊かな風景は写真撮影にもぴったり。博物館本館、プラネタリウム、休憩所もあり、雨の日も家族で一日のんびり過ごせます。
イベント情報:郷土の森あじさいまつり(2025年5月31日~7月6日)

2025年5月31日(土)から7月6日(日)まで「郷土の森あじさいまつり」が開催されます。
期間中には、博物館スタッフが選ぶ「あじさいフォトコンテスト」が行われるほか、「アジサイ展」に100種類もの紫陽花の鉢植えが大集合!
週末の特定日には、迫力ある「武蔵国府太鼓演奏会」や「猿まわし」などの伝統芸能や、紫陽花をテーマにしたクラフト体験も予定されています。
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都府中市南町6-32
開花時期・見頃:例年5月下旬~6月下旬
アクセス:【車】中央自動車道「国立府中IC」から約10分
【電車】①JR南武線「府中本町駅」から徒歩約20分 ②JR南武線、京王電鉄京王線「分倍河原駅」からバスに乗車、「郷土の森正門前」バス停で下車
駐車場:あり ※公共交通機関の利用を推奨
関連イベント:【郷土の森あじさいまつり】2025年5月31日(土)~7月6日(日)
【神奈川県鎌倉市】長谷寺

「高徳院」の「鎌倉大仏」と並ぶ、鎌倉市の観光スポットのひとつ「長谷寺」。8世紀に、中臣鎌足の孫の藤原房前によって、十一面観音像を本尊として創建されたといわれるお寺です。
130段ほどの階段が続く「あじさい路」に40種類以上・約2,500株植えられていて、例年5月下旬~6月下旬にかけて見頃を迎えます。

斜面を登ると、紫陽花の向こうには由比ヶ浜が見えます。「あじさい路」以外にも、境内各所に紫陽花が植栽・展示されているので、ゆっくり散策しながら満喫しましょう♪
なお、開花のピーク時には拝観料とは別に「あじさい券」(小学生以上500円)が必要です。当日購入もできますが、公式サイトで事前予約すると、指定された時間にスムーズに案内してもらえるので便利。
2025年5月25日現在、有料期間が未確定ですので、おでかけ前に公式サイトをご確認くださいね。
■スポット概要&開花情報
所在地:神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
開花時期・見頃:例年5月下旬~6月下旬
アクセス:【電車】江ノ島電鉄「長谷駅」から徒歩で約5分
駐車場:あり
【神奈川県鎌倉市】明月院

紫陽花の名所ぞろいの鎌倉市。特に、JR横須賀線「北鎌倉駅」の周辺には人気スポットが集まっています。なかでも「明月院」は“明月院ブルー”と称される、青いヒメアジサイが有名です。
見頃の時期には、境内が約2,500株の青色の紫陽花で埋め尽くされ、日を追うごとに淡い水色から青みを増していくのも見どころ。開花時期は5月下旬から7月上旬で、例年6月中旬から下旬にかけてがピークです。
人気スポットのためとても混雑しますが、見る価値ありの美しさですよ!
■スポット概要&開花情報
所在地:神奈川県鎌倉市山ノ内189
開花時期・見頃:例年5月下旬~7月上旬
アクセス:【電車】JR横須賀線「北鎌倉駅」から徒歩で約10分
駐車場:なし
【神奈川県箱根町】阿弥陀寺

自然環境に恵まれた箱根の山合いにあり、300余年の歴史を持つ「阿弥陀寺」。四季を通じて花が咲くこのお寺は、“箱根あじさい寺”としても親しまれ、見頃の時期になると寺の境内では約3,000株の紫陽花を楽しめます。
また、5人以上のグループを対象に、住職による琵琶の演奏会も開催されています。
お抹茶付きでゆっくりと琵琶の音色を楽しめる時間は、ほかのお寺ではなかなか経験できません。紫陽花に囲まれた美しい場所で癒されてみてはいかがでしょうか?
■スポット概要&開花情報
所在地:神奈川県足柄下郡箱根町塔之澤24
開花時期・見頃:例年6月中旬~6月下旬
アクセス:【車】西湘バイパス・小田原箱根道路・箱根口ICから約8分
【電車】小田急箱根鉄道線「塔ノ沢駅」から徒歩で約23分
駐車場:あり
【神奈川県箱根町】箱根強羅公園

神奈川県箱根町にある「箱根強羅公園」は、日本で初めてのフランス式整形庭園として知られ、四季折々の花が楽しめる人気のスポットです。
特に初夏には、園内を彩る美しい紫陽花が見どころ。藍姫(あいひめ)など約20種類の山アジサイと、数種類の西洋アジサイが咲き誇る景色は一見の価値があります。

サンドイッチ料理のお店「一色堂茶廊」にもぜひ立ち寄りたいもの。美しい洋館でサンドイッチやスイーツを味わえ、優雅なひとときを満喫できますよ。
2025年5月1日(木)~6月30日(月)の期間には、「あじさいアフタヌーンティー」を提供しているので要チェック!
ほかにも、とんぼ玉作りが楽しめる「クラフトハウス」、珍しい熱対象物を観察できる「熱帯植物館」といった多彩な施設があり、親子で一日満喫できる公園です。
イベント情報:あじさい展(例年6月中旬~下旬 ※2025年は確認中)

例年、紫陽花の見頃にあわせて「あじさい展」が開催されます。
園内「あじさいロード」の両側には純白のアナベルが咲き誇り、家族の記念撮影にぴったりのフォトスポットも登場。さらに、例年は紫陽花をテーマにした限定スイーツが味わえ、紫陽花をイメージしたクラフト体験も楽しめます。
■スポット概要&開花情報
所在地:神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300
開花時期・見頃:6月中旬~7月中旬
アクセス:【車】西湘バイパス「箱根口IC」から30~40分
【電車】箱根登山ケーブルカー「公園下駅」から徒歩で約2分
駐車場:あり(有料)
関連イベント:【あじさい展】例年6月中旬~下旬
【千葉県富津市】マザー牧場

約250ヘクタールという広大な敷地を誇る「マザー牧場」。千葉県房総半島を代表する観光スポットのひとつです。
牧場をはじめ観光農園や遊園地、四季折々の花が咲く花畑などの見どころがあるほか、バンジージャンプなどのアクティビティも体験できます。
6月には約2,000株の紫陽花が色とりどりの花を咲かせます。牧場内フルーツ農園付近の遊歩道のほか、さまざまな種類の紫陽花のある「あじさい園」もおすすめ。ホンアジサイ、ガクアジサイ、アナベル、柏葉アジサイなどたくさんの種類が見られますよ!
■スポット概要&開花情報
所在地:千葉県富津市田倉940-3
開花時期・見頃:例年6月中旬〜7月中旬
アクセス:【車】①館山自動車道・木更津南ICから約15km ②館山自動車道・君津PAスマートICから約8km ③館山自動車道・君津ICから約14km
【電車】JR内房線「佐貫町駅」から路線バスに乗車、「マザー牧場まきばゲート前」バス停で下車(約25分)
駐車場:あり
【千葉県茂原市】服部農園あじさい屋敷

千葉県茂原市の「服部農園紫陽花屋敷」は、約1万8,000平方メートルの広大な敷地に250種・1万株以上の紫陽花が咲き渡る紫陽花の名所。1992年から植栽を始め、じょじょにその数と種類を増やしてきたそうです。
山の斜面一帯を覆い尽くすように美しく咲き誇る紫陽花を、敷地内のどこからでも一望できるのが、一番のおすすめポイント。斜面に広がる紫陽花の絶景は必見です!
■スポット概要&開花情報
所在地:千葉県茂原市三ケ谷719
開花時期・見頃:例年6月1日~7月上旬
開園期間:例年6月1日~7月上旬
アクセス:【車】圏央道・茂原長南ICから約20分
【電車】JR外房線「茂原駅」からタクシーで約10分
駐車場:あり
【埼玉県越生町】あじさい街道

埼玉県越生町麦原にある約3kmの「あじさい街道」は、約2,000株の紫陽花が咲き、家族でハイキング気分を味わいながら観賞できるスポットです。
「あじさい街道」で見られる品種は、ガクアジサイや、ホンアジサイなど。多彩な紫陽花が、色とりどりに山道を彩ります。
紫陽花が咲く幻想的な風景と、清々しい空気や鳥のさえずりにリフレッシュできること間違いなし! 自然の中で、のびのびと過ごしたい家族におすすめです。
イベント情報:あじさい街道祭り(例年6月下旬 ※2025年は確認中)
紫陽花の開花にあわせて「あじさい街道祭り」が開催されます。祭り期間中は、「麦原公会堂」前広場に、焼きそばやフランクフルト、たらし焼きもち、飲み物などの屋台が出店。
地元の人たちとの交流を楽しみ、地域の魅力を発見できる良い機会ですので、ぜひ親子で足を運んでみてください。
■スポット概要&開花情報
所在地:入間郡越生町大字小杉1027
例年の見頃:6月中旬~7月上旬
アクセス:【車】関越自動車道「鶴ヶ島IC」から約40分/関越道「坂戸西IC」(スマートインター)から約30分
【電車】JR八高線・東武越生線「越生駅」からタクシーで約10分、またはバスに乗車し「麦原入口」バス停で下車すぐ
駐車場:あり(無料、約50台)
関連イベント:【あじさい街道祭り】2025年6月下旬(2025年は確認中)
【茨城県石岡市】いばらきフラワーパーク

「いばらきフラワーパーク」は約30ヘクタールの広大な花と緑の公園です。年間を通してさまざまな花を観賞でき、梅雨の時期は「アジサイの谷エリア」に約60種・6,000株のピンクや青の紫陽花が咲き誇ります。
園内ではアロマセラピーや植物を使ったワークショップやアクティビティもいろいろ開催しています。レストランやカフェ、マーケットもあり、親子で一日満喫できるスポットです。
■スポット概要&開花情報
所在地:茨城県石岡市下青柳200番地
開花時期・見頃:例年6月中旬 〜7月上旬
アクセス:【車】①常磐自動車道・石岡小美玉スマートICから約20分 ②常磐自動車道・土浦北ICから約15分 ③北関東自動車道・笠間西ICから約25分
【電車】JR常磐線「石岡駅」から車で約25分、またはバスで約30分
駐車場:あり
【茨城県桜川市】雨引山楽法寺(雨引観音)

「雨引山楽法寺」(あまびきさんらくほうじ)は「雨引観音」とも呼ばれ、中国から帰化した法輪独守居士(ほうりんどくしゅこじ)が587年(用明天皇2年)に開山したと伝わる古刹。
雨引山の大自然の中に建てられており、山全体が霊力にあふれるパワースポットとされています。
桜やつつじ、牡丹など四季折々の花が咲く名所としても知られ、紫陽花は野生種のヤマアジサイ、コアジサイ、コアジサイ、ツルアジサイ、ノリウツギが自生しているほか、ガクアジサイやヒメアジサイ、アマチャなど約100種類・5,000株が栽培されています。
新緑に彩られた境内を、紫陽花が埋め尽くすように咲き誇る光景は、圧巻のひとことです。
イベント情報:あじさい祭(2025年6月10日~7月20日)

紫陽花が見頃を迎える例年6月上旬から7月中旬にかけて、「あじさい祭」が開催されます。2025年の開催期間は6月10日(火)から7月20日(木)まで。境内の池に紫陽花を浮かべる水中花や、ライトアップによる演出も人気を集めています。
見応えたっぷりの紫陽花を満喫したあとは、400年前の面影を残す「真壁のまち並み」散策もぜひ楽しんでくださいね!
■スポット概要&開花情報
所在地:茨城県桜川市本木1
例年の見頃:6月上旬~7月中旬
アクセス:【車】北関東自動車道「桜川筑西IC」から約20分
【電車】JR水戸線「岩瀬駅」からタクシーで約15分
駐車場:あり
関連イベント:【あじさい祭】2025年6月10日(火)~7月20日(木)
【茨城県北茨城市】北茨城 あじさいの森

茨城県北茨城市にある「北茨城 あじさいの森」は、約2万5,000平方メートルもの敷地に、ヤマアジサイを中心とした約1,300品種・3万株もの紫陽花が咲き誇る、関東最大級の名所です。
豊かな自然の中に広がる「あじさいの森」は、静かで落ち着いた雰囲気。雨に濡れたヤマアジサイは、まるで色とりどりの宝石のようです。
全国からヤマアジサイの希少な品種が数多く集まっているので、その繊細な美しさをじっくり観賞するのがおすすめ。

また、外国原種のアナベルやカシワバアジサイの群生も圧巻です。
都会の喧騒を離れ、花と森に癒されるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
イベント情報:あじさいまつり(2025年6月7日~7月中旬)

紫陽花の開花シーズンには、例年「あじさいまつり」が開催されています。
2025年は6月7日(土)から7月中まで開催予定ですが、あじさいの森 園主・山縣繁一さんによると「今年は少し開花が遅れているので、6月中旬以降にお越しいただくのがおすすめです」とのこと。
期間中はキッチンカーが出店するので、ドリンクやランチで休憩しながら散策を楽しめますよ。清々しい空気に包まれながら家族で過ごすひとときは、初夏の思い出作りにもぴったりです。
なお、五分咲き以前は入園無料。五分咲き以降は大人500円、中学生以下300円が必要です。
■スポット概要&開花情報
所在地:茨城県北茨城市華川町小豆畑274
例年の見頃:【ヤマアジサイ、エゾアジサイほか】6月中旬~下旬 【手まり型紫陽花、ガク咲きア紫陽花ほか】6月中旬〜7月中旬
アクセス:【車】常磐自動車道「北茨城IC」から約10分
【電車】JR常磐線「磯原駅」からタクシーで約10分
駐車場:あり
関連イベント:【あじさいまつり】2025年6月上旬~7月上旬
関東地方にある紫陽花の名所を厳選してご紹介しました。記事を参考に、たくさんの紫陽花スポットを訪れてみてくださいね♪
※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2019年5月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2025年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。
記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部
「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。
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