
3月のおすすめ観光地・穴場17選
関東近郊の河津桜&大規模ひな飾り
3月の親子旅におすすめの観光地を、関東近郊エリアから厳選してご紹介!
「知る人ぞ知る魅力的な穴場観光地」や、「人気観光地で楽しめる冬限定の体験」など、この時期ならではの情報をまとめてお届けします。
日帰りで満喫できるスポットも多数ピックアップ。お気に入りのまちを見つけて、親子の思い出に残る特別な体験を楽しみましょう!
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
【東京都内各地】春の妖精・カタクリの群生を見に行く

カタクリは春を代表する山野草のひとつ。開花期間はわずか1〜2週間ほどしかなく、「春の妖精」や「スプリングエフェメラル(春の儚い命)」とも呼ばれています。
生育に適した自然環境だけでなく人の手入れも必要な花ですが、地域のボランティアなどが保全活動を続けてきたことにより、東京都内にもいくつか群生地が残っています。
紫色の可憐な花をじっくり観察するとともに、親子で自然保護について考えてみませんか?
【東京都板橋区】赤塚地区で親子の好奇心を刺激するスポットめぐり

約59万人が暮らす板橋区。じつは有形・無形の文化財のほか動物園や植物園、源泉かけ流しの温泉までそろった、魅力いっぱいの観光地です。
都心からのアクセスも抜群によく、東京近郊からの日帰り観光はもちろん、泊りがけでも満足できること間違いなし。

なかでも親子におすすめのエリアは赤塚地区です。
区内で出土した土器、古文書、民俗資料などを収蔵・展示「板橋区立郷土資料館」で板橋区のことを深く知り、「板橋区立美術館」では、子供と気軽にアートを満喫できます。
「江戸名所絵図」にも描かれた「松月院」や、東京大仏でおなじみの「乗蓮寺」にもぜひお参りしてみましょう。

「板橋区立赤塚植物」は23区内とは思えない自然豊かな場所。例年1月上旬から4月中旬にかけて日本水仙(ニホンスイセン)が見頃になり、3月下旬には板橋区の花であるニリンソウ(二輪草)も愛らしい花を咲かせます。
歴史とカルチャー、美しい自然を楽しみに、春の板橋区へ足を運んでみてください。
【東京都大島町】椿の花咲く火山島で地球の活動を体感!

東京・伊豆諸島でもっとも大きい伊豆大島。
港区の「竹芝客船ターミナル」から高速ジェット船で約2時間、調布市の「調布飛行場」から飛行機で約25分で到着でき、じつは日帰りでも楽しめる観光地です。
島のシンボル「三原島」や、日本で唯一の砂漠である「裏砂漠」、噴火の歴史を物語る「千波地層断面」など、火山島ならではの迫力ある景観が魅力で、日本ジオパークにも認定されています。
2025年3月16日まで「第70回伊豆大島椿まつり」を開催

伊豆大島の特産といえば、椿油が有名です。島内には、古くから島の暮らしを支えてきた椿(つばき)の木がなんと約300万本も! 花は例年11月から4月にかけて咲き、特に2月から3月が見頃です。
2025年2月2日(日)~3月16日(日)の期間には、「伊豆大島椿まつり」を開催。記念すべき70回目となる今年は、節目を祝う花火大会やイルミネーション、椿まつり限定グルメなど、特別なイベントが盛りだくさんです。
【東京都調布市】「神代植物公園」で花巡り&「深大寺」の門前町歩き

調布市は東京のほぼ中央にある京王線沿いのまち。都心からアクセスしやすく「深大寺」や「布多天神社」、「神代植物公園」など観光名所も充実しています。
「神代植物公園」では、2月中旬から4月上旬にかけて梅、椿、桜が次々と開花。2025年2月11日(火・祝)~4月6日(日)まで、「春の催し~東風吹かば 春を愉しむ~」が開催され、それぞれの花の見頃にあわせて多彩なイベントが行われます。
「深大寺」では3月に「厄除元三大師大祭・だるま市」も

花を堪能したあとは、「深大寺」や「布多天神社」にもぜひお参りを。2025年3月3日(月)と4日(火)には、「深大寺」で「厄除元三大師大祭・だるま市」も行われます。
門前町の散策もおすすめです。たくさん歩いておなかがすいたら、名物「深大寺そば」を召し上がれ♪
【埼玉県越谷市】「越ヶ谷いちごタウン」であまりんのいちご狩り

埼玉県越谷市は「水郷こしがや」と呼ばれるほど多くの水源に恵まれ、古くから農業が盛んなまち。
フルーツ栽培を行う農家も多く、なかでも関東最大級の観光農園「越谷いちごタウン」は親子に人気のいちご狩りスポットです。例年1月から5月にかけて開園し、たくさんのファミリーでにぎわいます。
2025年のいちご狩りは5月31日(土)まで。小学生以上2,600円、3歳~未就学児1,400円で、45分間食べ放題です。埼玉県オリジナルの「あまりん」や、注目の「スターナイト」なども食べられますが、人気品種のため訪れた際にはお早めに!
旧日光街道の歴史ある宿場町をまち歩き

市内には、ほかにも親子で楽しめるスポットが充実しています。
かつて日光街道の宿場町として栄えた越谷市には、今も古民家や蔵が現存。おしゃれなカフェやレストラン、ギャラリーなども点在しています。ぜひ周辺観光も満喫してくださいね。
【埼玉県秩父市】「トトロの森」で春の自然や野鳥を観察

所沢市上山口にある「トトロの森」は、狭山丘陵に広がる自然豊かなエリア。
ナショナル・トラスト(寄付によって土地を取得して守ること)によって取得された雑木林であり、「トトロのふるさと基金」により保全活動が行われています。

美しい里山の風景と、豊かな動植物が息づくこの森は、子供と一緒に自然観察やバードウォッチングをするのに最適。里山の木々が芽吹く頃にはカタクリの群生にも出会えます。
2025年3月20日(木・祝)にはトトロの森とクロスケの家ガイドツアー 「早春の里山に春の妖精カタクリを求めて」を実施(要事前要約・先着20人まで)。埼玉県では準絶滅危惧種に指定されている貴重で可憐な花を、親子で探してみませんか?
【千葉県いすみ市~大多喜町】“菜の花列車”いすみ鉄道で親子旅

千葉県大多喜町(おおたきまち)といすみ市を走るいすみ鉄道は、“菜の花列車”と呼ばれるローカル鉄道です。
例年2月中旬~3月下旬には沿線で菜の花が開花。レトロな車両と菜の花が共演する景色が大人気。列車に乗車して車窓を眺めれば、まるで黄色いじゅうたんの上を走っているかのような気分を味わえます♪
さらに、3月下旬~4月上旬には沿線の桜が見頃を迎えるので、タイミングがあえば、菜の花と桜のコラボも楽しめますよ。

大多喜町は、江戸時代に本多忠勝(ほんだただかつ)が居住した「大多喜城」の城下町。土蔵造りの商家を利用した「商い資料館」や、江戸時代に旅籠(はたご)として営みを始めた「大屋旅館」など見どころがいっぱいです。
沿線にはほかにも、「養老渓谷」や「大多喜ハーブガーデン」といった、親子におすすめの観光スポットがたくさんあります。
※大多喜城天守閣の「千葉県立中央博物館大多喜城分館」は、2025年3月現在、改装工事のため休館中
【千葉県君津市】ハートの光が話題!濃溝の滝・亀岩の洞窟(清水渓流広場)

千葉県君津市は県内でもフォトジェニックな絶景スポットが多いと評判のまち。
なかでも「清水渓流広場」にある濃溝(のうみぞ)の滝は、「まるでスタジオジブリ作品の世界に迷い込んだような場所」とSNSで話題に。今では全国的に有名な観光地になりました。
滝が流れ込んでいる洞窟は、亀に似た岩があることから「亀岩の洞窟」と呼ばれています。
3月の早朝がおすすめ
特におすすめの時期と時間は、3月〜4月、9月〜10月の早朝。洞窟の右側から光が差し込み、光線が”横向きのハート”のように見えると評判です。
※洞窟正面付近は落石・崖崩れのおそれがあるため十分注意してください
【神奈川県小田原市】根府川地区でおかめ桜を愛でる

小田原市の根府川(ねぶかわ)地区は、地域住民が中心となっておかめ桜を植え、桜の里づくりに取り組んでいるまち。
例年3月中旬から下旬にかけて、“関東の駅100選”のひとつ「根府川駅」周辺をはじめ、風光明媚なまちの各所でおかめ桜が見頃に。のんびり散策しながら桜を楽しむことができます。

また、おかめ桜の開花シーズンには、毎年「根府川おかめ桜まつり」が開催されています。
2025年は3月2日(日)から23日(日)まで。「おかめ桜コンサート」のほか、地域のレストラン、直売所、宿泊施設でも桜イベントが実施されます。
小田原市内には、ほかにも3月におすすめの観光地がたくさんあります。ぜひひと足お先のお花見と観光を楽しんでくださいね。
【神奈川県南足柄市】早咲き桜「春めき」のふるさとでお花見

ソメイヨシノよりも2~3週間早く咲く「春めき」は神奈川県南足柄市で誕生した桜。別名「足柄桜」や「春めき桜」とも呼ばれています。
南足柄市内には、狩川沿いの遊歩道「春木径」「幸せ道」をはじめ、「一ノ堰(いちのせき)ハラネ」や「ふくざわ公園」など春めきのお花見スポットが点在。例年は3月上旬に開花し、中旬には満開になります。
足柄市や観光協会のSNSで開花状況をチェックして、少し早めのお花見にでかけてみてはいかがでしょうか。
【神奈川県松田町】松田山で河津桜✕菜の花の絶景を満喫
例年2月中旬になると河津桜と菜の花が咲き誇る松田山。観光スポットでは桜まつりや菜の花まつりも開催されていて、3月の親子旅にぴったりです。
松田山ハーブガーデン(西平畑公園)

松田山にある「西平畑公園」は、富士山と桜、菜の花を見渡せる絶景スポット。園内には「松田山ハーブガーデン」「ふるさと鉄道」「子どもの館」などがあり、親子で一日楽しく過ごせます。

2025年は2月8日(土)から3月9日(日)までの期間、「松田山ハーブガーデン」を会場に「まつだ桜まつり」が開催されています。
開催期間中には、キッチンカーが出店するほか、期間限定で「ハーブ館」にレストランがオープン。店内から相模湾沖や足柄平野、南斜面に広がるハーブガーデンを一望でき、ハーブを使った料理やハーブティーなどを堪能できます。
あぐりパーク嵯峨山苑(内藤園)

松田町の「内藤農園」は、松田山にある観光農園。敷地内には「みかん狩り園」、「みかんの木オーナ-園」、菜花狩りができる「あぐりパーク嵯峨山苑」の3エリアがあります。

標高230~285mに広がる「あぐりパーク嵯峨山苑」では、早咲きの河津桜をはじめ、寒緋桜(かんひざくら)、春めき桜、おかめ桜など6種類の桜や、紅白の梅、蝋梅(ロウバイ)、しだれ梅、水仙が次々と開花。黄色い菜の花も同じ時期に咲き渡ります。
2025年2月8日(土)〜3月23日(日)には「菜花まつり」を開催。無農薬で栽培された食用菜花の摘み取りもできるので、親子で体験してみてはいかがでしょうか(1袋500円/500g程度)。
【神奈川県厚木市】「県立七沢森林公園」は遊び・花・体験が充実

厚木市は東京都心や神奈川内から約1時間でアクセス可能。観光スポットも充実していて、日帰りでも泊りがけでも満喫できるまち。
なかでもおすすめなのが七沢地区にある県内最大級の都市公園「県立七沢森林公園」です。自然樹林の中に散策路がされており、ウォーキングやハイキングをしながら、四季折々の風景を楽しめます。
3月にはミツマタや桜が咲き、4月にはシャクナゲも見頃に。歩くたびにさまざまな野鳥や草花に出会えるのも魅力です。

また、陶芸やクラフト体験、森林セラピー、自然観察などの多彩なプログラムがあり、親子で楽しみながら学べるのも特徴。 体を動かせるアスレチック広場もあります。
さらに、3月〜11月は手ぶらでバーベキューができる施設(要予約)も完備。
遊んだあとは近くの七沢温泉郷へ! 日帰りでも宿泊でも利用でき、周辺で食事も満喫できますよ。
【群馬県安中市】“ぐんま三大梅林”のひとつ「秋間梅林」で梅のお花見

古くから梅の栽培が盛んな群馬県には、“ぐんま三大梅林”と呼ばれる3つの大規模な梅林があり、例年2月中旬から3月下旬にかけての開花シーズンには多くの観光客でにぎわいます。
三大梅林のひとつ、安中市の丘陵地にある「秋間梅林」は、近くに秋間川が流れる風光明媚なスポット。見頃の時期になると、約50ヘクタールの梅林に約3万5,000本の梅が咲き誇り、山一面を春色に染め上げます。
梅林からは妙義山や浅間山まで一望でき、ママパパもリフレッシュできること間違いなし。整備された遊歩道をゆったりと歩きながら観梅を楽しみましょう。

2025年も例年通り「秋間梅林祭」が3月下旬まで開催されています。開花祭は2025年3月1日(土)。雅楽演奏、和太鼓演奏、マジックショーなどのイベントや、夜間のライトアップも実施中。
また会期中の土日祝日を中心に、「秋間梅林マルシェ」と題して、郷土料理をふるまってくれる売店や多彩なキッチンカー、「梅ジャム作り」などのワークショップブースが並びます。
【群馬県沼田市】老神温泉で7,000体のお雛さま見物

群馬県沼田市の大自然に囲まれた「老神温泉」。
その昔、日光の戦場ヶ原で赤城山の神(ヘビ)と男体山の神(ムカデ)が戦った際、赤城山麓に逃れた赤城山の神がこの地に矢を立てたところ、熱い湯が吹き出たという伝説が残る湯の里です。

人気イベント「老神温泉びっくりひな飾り」が開催されている2月下旬~3月下旬は、親子のおでかけにおすすめの時期。2025年は2月15日(土)から3月23日(日)まで開催されています。
会場の「利根観光会館」のロビーや舞台、客席にいたるまで、全国各地から集まったおよそ7,000体のひな人形がずらりと並びます。
なかでも客席に設けられた特設ひな壇は、幅18m×高さ3.8mと、まさに“びっくり”な大きさ!
会場では沼田市の郷土芸能である「沼須人形芝居」や「沼田祇園(ぎおん)囃子」などの公演も行われます。大自然に囲まれた「老神温泉」の秘湯とともに、おひなさまの展示や郷土芸能も楽しんでくださいね♪
【静岡県河津町】2025年河津桜の見頃は3月上旬予想

早咲き桜としてももっとも有名な河津桜は、静大県の河津町(かわづちょう)生まれ。町内では原木が見られるほか、約8,000本の河津桜が植えられています。
例年2月中旬から3月中旬にかけて見頃になりますが、2025年は開花の進みが遅く、3月上旬に満開になると予想されています。
河津川沿いで「河津桜まつり」を開催(2025年2月1日〜3月9日)

河津町内でも特に知られているのが河津川の下流沿いで、4kmほどの距離に約850本の桜が並ぶ名所です。伊豆急行「河津駅」から歩いてすぐの河口から始まり、アクセスも便利。
2025年は2月1日(土)〜3月9日(日)まで「河津桜まつり」が開催されています。会期中は露店が並び、桜並木のライトアップやダンスパフォーマンス、「河津夜桜ビール列車」の運行、涅槃堂(ねはんどう)の公開など、楽しい企画が盛りだくさんです。
【静岡県東伊豆町】稲取温泉で「日本三大つるし飾り」のお雛さまを見学

河津町に隣接する東伊豆町は、6つの温泉郷を持つ伊豆屈指の湯どころです。温泉郷のひとつ「稲取温泉」は、稲取漁港で水揚げされる新鮮な海の幸も自慢です。

なかでも金目鯛は「稲取キンメ」としてブランド化されており、脂がのった10月~3月下旬と、産卵期の6月~8月中旬は特に絶品です。

雛のつるし飾りの発祥の地としても知られ、2025年3月31日(月)まで開催中の「雛のつるし飾りまつり」は、“日本三大つるし飾り”のひとつに数えられています。
複数の会場で雛のつるし飾りを楽しめますが、特に「稲取文化公園 雛の館」に飾られた約6,400個のジャンボつるし飾りと17段のジャンボ雛壇は必見!
また3月9日(日)まで開催される「素盞鳴神社雛段飾り」も見事です。春の風物詩と旬のキンメダイ、温泉を楽しみに、3月の東伊豆へおでかけしてみませんか?
おでかけしたい観光地・観光スポットは見つかりましたか?この春も親子で一緒に遊び、体験して、素敵な思い出を作ってくださいね。
記事を書いた人
雨宮あかり
「いこーよとりっぷ」エディター/食べること・飲むこと・音楽が大好きなママ編集者。世界中の音楽フェスを体験すること&ベルギービールの醸造所めぐりが夢です♪ 特技はアロマセラピートリートメントです。
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